フォルクスワーゲン・シング(タイプ181)

フォルクスワーゲン・シング(タイプ181)

このクルマを初めて見たのはカリフォルニア。もちろんオープンで疾走していたが、ヤシの樹と青い空が実に良く似合っていた。 いつかこのシングを手に入れて沖縄か下田で乗りたいと言うのが夢だった。
このクルマ(VW Type181)は1969年から1983年まで製造された。シャーシー&足回り、エンジン(要するにボディー以外)はワーゲンビートルで上に乗っているボディーが違う。元は小型軍用車輛で第二次世界大戦で使われたキューベルワーゲンの延長線上にある。民間仕様は1980年まで製作され、英国ではトレッカー、アメリカはシング、メキシコではサファリと呼ばれた。
内装も殆ど無し、ドアは鉄板一枚の上に工具も無しに外せる仕組み。ホロは一応は付いているけれど一応・・・簡素極まりないクルマはカリフォルニアなどのビーチカルチャーにどっぷり溶け込むスタイルだ。これに水着だけの大人5人がキャーキャー言いながらビーチで遊んだらドーヨ!なんて20代で考えそうな妄想を56才のオレは描いていたのだ。だから見つかった時の嬉しさはハンパなかった。(笑)
このクルマをやっと見つけてくれた探し物のプロのN氏。元来、クルマ好きなN氏は、このシングを見ているうちに自分が欲しくなって、結局はボクから買い戻す事に。もちろんそれ以上に魅力的なクルマをお陰で手に入れられたので嬉しい限りなんだけど。
短い期間だったけれどシングに乗って夢は確実に広がった!
http://ja.wikipedia.org/wiki/フォルクスワーゲン・タイプ181

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