岡山に立ち寄った。ここは日本一降水量が少ないらしい・・・・・それは、全く関係のないことだ。岡山県民は日本一非情で利己的で計算高く合理的で目先の事ばかりを考える人々らしい。(県民性の謎という本に書いてある。ゴメンナサイ!ケンカ売ってません!) 岡山人は日本一、”楽”をしたい国民らしい。だからここで自動耕運機を導入して農村の機械化を進めたのも岡山県人。なんとカラオケボックスを発明したのも岡山県人・・・・あまり関係ない。
さて、ランチをすることになり、当然、ご当地”庶民の安くて美味い”店に連れて行ってもらった。 それは”デミグラ・かつ丼”だ。 岡山の常識は世間の非常識。 岡山ではカツ丼は昔からデミグラソースと決まっているらしい。 デミグラソースが昔からあったのかなぁ・・・とにかく正直、半信半疑で注文して見た瞬間にデザイン的には世間の”卵とじ”スタイルに全然、勝っていると思えた。
白いゴハンに細かく繊細に刻まれたキャベツが乗ってその上にトンカツ、そして赤茶色のデミグラソースがトロリとかかっている。あの卵に閉じ込められた、全体をベールで囲われた正体不明なカツとはカツの素性が違う。そして味と言えばサックリ感が素敵。 濃厚なソースがキャベツ、かつ、ゴハンとベストマッチだった。しかし何故に岡山はこんな”かつ丼”となったのだ。 それは、ある洋食屋が考案したとある。 デミかつ丼の名店のサイドメニューを見て驚いた。”カツ丼、卵とじ始めました”・・・・・・どーいう事!? あのねぇ・・・そして知る程に衝撃! ダレかちゃんと説明して欲しい。
例えば、長崎県で有名な食べ物は”ちゃんぽん”で、それは長崎のだいたいの中華料理屋に入ればメニューにはあるし、当然に専門店もある。しかし他の食べ物屋には無い。 しかし岡山のデミグラスかつ丼の場合、ラーメン屋、中華料理屋から讃岐うどんの店、そして会席料理屋にまでメニューに加えられているのだ。 いくら人が食べたがるからって、懐石料理屋や讃岐うどん屋はないでしょ!(でもそれが、それぞれ個性あって美味しいの!) 何度か現地調査をする為に、岡山を訪れ、ある人は岡山のデミグラかつ丼の”三大巨人”を紹介してくれた。(たぶん相当にこの選ばれた三店は賛否両論あるかとおもう。)
その三店舗を、いかに紹介していいかはまだわからない。(巨人の一軒といわれる一店を、いまだにまだ訪れてはいない。先日も定休日だった。それが当面の宿題だ。) このままでは人生に悔いが残る。近々訪れて結論を出したい。 いずれにしろ岡山は”謎”だらけだ。
- 粉名屋(備前岡山藩うどん処) 岡山市表町2-6-59 電話086-223-3023 http://www.omotecho.or.jp/sakae/bukkake/
- やまと(ラーメン&洋食屋) 岡山市表町1-9-7 電話 0862-32-3944
- 味司 野村(会席料理) 岡山市平和町1-10 電話 086-222-2234