エチオピアはアフリカ大陸の右側、エジプトの下、
かなり高地な国で大都会アジスアベバは標高2000mの場所。
だからいきなり到着して町を歩いていると息が切れる事がある。
オレにとっては東京オリンピックのマラソンの
ゴールドメダリストのアベベの出身地(古い?)
美味しいコーヒーの産地と言う程度の知識しかなかった。
先日、中国の西側のチベットに行った際に、
一人だけ飛び込み参加をしたI君
(彼は有名な辺鄙専門の旅行代理店の元ツアコン)は、
若いのに既に60カ国を制覇。
そして彼がイチオシしてくれたのが、エチオピアだったのだ。
色々と調べて行くうちにわかった事
・・・エチオピアのメシは非常に不味いと言う事。
それはガイドブックを見ても、どんな旅のエージェントに聞いても、
また渡航経験者に聞いても、共通の意見は
・・・期待は間違ってもするなとの事、
(笑)
旅においてその地の食べ物を食うのは基本だけど、
それが楽しめないのは、かなり魅力が半減。
仕方がないので加工用調味料
(その料理をナンチャって和食に改造するセット、
醤油、ワサビ、からし他)
は持参した。
初日のランチで出たのは当然の“インジェラ”。
テフと言う発酵した穀物をすりつぶして、それを水で溶いて一面だけ焼いたモノ。
エチオピア人の米だ。
酸味が効いた、少し厚みがある柔らかいクレープみたいなパンだな。
薄茶色でじつに食欲がわく色をしている。
それを手で切って、それでオカズをツマんでまとめて口に運ぶという、
とても原始的な食べ方は気に入った。
基本的な料理はスパイス、タマネギ、
Berebereという辛い調味料、牛肉やヤギ、
鶏肉、野菜を煮込んだワットと呼ばれるシチュー。
そんなモノをインジェラで巻いて食うのだ。
最初はとても美味しく楽しめた。
ガイドにそれをリップサービスで誉めたのが災いしたのか
・・・その夜も、次の日の昼も、
次の日の夜もインジェラが出てきた。
コレしかないの!?(笑)
それは本当に驚いたよ。
今、思い出せば美味しい思いでだ。
なんだって連続に同じモノを食ってたらイヤになるのは当然だ。
人生最後の日にインジェラは食わないけれど、
人生に一度位は食べてもいいモノだ。
・・・これ誉めてる?
けなしてる?(笑)
エチオピアのレストラン
各地のレストランで食べたけれど少々、
味付けが違うけれど基本は同じ。
醤油、ワサビ、マヨネーズも効果無し。