2016年7月30日
沖縄は年に12回は来ているけれど、
おそらく世の中の人々が思う沖縄旅行とは違っていると思う。
従ってその手の緊張もワクワクもない。
逆に“住人気分”の安定した楽しみ方がある。
今日は日中が全く空白となった。
外は快晴!
ホテルのプールで日向ボッコ、
近所のカフェでお茶など楽しみ方もあるが、
またまた桜坂映画劇場に来ている。
ここは1952年に開業した芝居小屋の“珊瑚座”で
1953年に映画館に転身し
シネコンとして松竹や東宝系の映画を上映していたが
2005年に閉館。
大手のシヨッピングモールなどに併設するシネコンにやられちゃったんでしょう。
ここまでは良くある話。
ところが、文化的発展の為にも潰してはいけないと、
映画監督の真喜屋力氏と中江裕司氏(株式会社クランク)
が運営を再開。
世界中の面白い映画を常時15本程度を一日中、
上映するというスバらしい映画館として生まれ変わったのだ。
映画はハリウッドだけではないのです。
(ここは3つのスクリーンがある。)
きっと経営はそんなにラクチンとも思えず、
会員制度になっていて協賛金的に募っている。
沖縄の文化レベルを知るには素晴らしい場所で、
映画館だけでなく、桜坂市民大学と言って、
寄席、コンサート、講演会、民謡教室、語学学校、
様々なクラフト、ダンス、様々なアクセサリー教室、楽器教室
・・・多岐に渡るプログラムが用意されているのだ。
そしてここのカフェも好きだし、また雑貨を売っているシヨップもかなり良い。
会員には毎月、月刊誌が送られて来るのだが、これまた充実。
“沖縄で暮らす“という事がワクワク出来る素晴らしい施設なんです。
ここが成功例として全国で真似られたら素晴らしいと思うし
(ここが何処かを真似したのか定かではないけれど・・・)
少なくとも住民にとって最高の文化施設である事は間違いない。
今日は結局、11:00に行ってヨガを世界に広めたインド人
“永遠のヨギー/ヨガを巡る奇跡の旅”
二本目が韓国歴史映画で李朝の史実を題材にした
“王の運命/歴史を変えた八日間”
そしてテキスタイルで世界を制した
フィンランドのマリメッコの創業者の人間模様を綴った
“ファブリックの女王”
と三本立て続けに鑑賞。
途中でカフェで一人ランチを楽しんで、本当に良い時間を過ごせた。
これからお仕事です!!!!
なんだかリフレッシュできて気分爽快。
間違い無く沖縄の、そして日本のボクのお気に入りスポットの一つです。
桜坂映画劇場&桜坂市民大学