神奈川県の佐島である。
ここは湘南とはギリギリ呼ばれないエリア。
そこがツゥーな感じがするエリア。
れっきとした湘南の葉山から国道134号線を南下。
長者が崎を超えて秋谷を超えた頃から
湘南な空気が変わってくる気がする。
そして芦名あたりからは別世界、
佐島はどっぷり横須賀サイド。
ここから新崎、小網代、油壺・・・
ちゃらちゃらしていない海好きが集うエリアに感じる。
N氏とは、オレが高校の最後の試験の日の夜に
偶然に出会った人生の師匠であった
K氏のところで紹介されて出会う事が出来た。
当時の年齢は18才・・・
と言う事は39年も前の話だ。
K氏の存在も強烈だったけれど、
N氏も輪をかけてすごかった。
偶然にも大学が一緒だったけれど、
そんなイキな先輩は他には一人と見る事は無かった。
その時のN氏のコスチューム。
フランスのバイク、
ソレックスの輸入モノ(ブラック)に乗って、
英国はプリングルの
上質にして品のあるガラのセーターに
白のブロードのボタンダウン、
定番のリーバイス501。
そして肩からナナメ掛けにした
ルイヴィトンの正方形のバッグ、
フランスの両切りタバコのジタンを吸いながら・・・
そんな24才は現代には存在しないでしょ。
とにかく持ち物の全てがこだわっていて可愛くて、
衝撃的な出会いだった記憶は今でも鮮明に残っている。
そんなN氏のモノを見分ける感覚は
オレの憧れとなった。
その頃に“どうでも良いもの“など一切、
持ちたくないと決めたのだと思う。
それから時が経つ事40年近く、
N氏のモノへのこだわりは仕事にも反映、
それはモノに支配されているのではなく、
まさに物欲をバネにして生きているとしか思えない。
そんなN氏がこだわって作った、
第二の家が横須賀の佐島にある。
その家は佐島の港に面してある。
サイズこそ大きな家はそこらにも沢山ある。
有名人に実業家、
ベンチャーの社長、芸能人の別荘・・・
しかし趣味だけはどの家もかなわないし、
もっと大切な事は
“家を使いこなしているか、否か?!”である。
大きな別荘に時々来て時間を過ごすのではなく、
N氏は相当な時間を家と海とで過ごすのだ。
まさにタイムリッチ!!
海も家も使いこなしているという感じ。
N氏の別荘には海に向いてクレーンが付いていて、
普段はクルマのガレージの様に
小型漁船(さかな丸)は陸置き。
そして出動する時は、
サンダーバードの基地みたいに、
船を降ろして漁場に向かうのだ。
家の中の小物は全てコダワリ〜〜
もうスゴすぎるんですよ。
もうスキが無さ過ぎてムカつくんです。(笑)
そんなN氏の別宅で過ごす時間は
至福に決まってるでしょ!
料理する人のキッチンはやはり道具として素晴らしい。
ここで海を見ながら調理しながら、
つまみ食いをしながら
シャンパンなんて飲んだら
幸せに決まってるでしょ。
何年経っても刺激をくれるN氏に感謝です。
これからも
もっとオレをウラヤマしがらせてください。
写真は肖像権とは言わないけれど、
プライベートなモノなので控え気味に。
こんな先輩を見ちゃったら人生、
変わっちゃいますよ!!