パリに恋したかも!

2014年6月5日  久しぶりのパリだった。今回は天気にも恵まれたので、観光気分丸出しでパリの街を歩き回ってみた。
オレは好きかキライかと言われたら決して好きではない都市がパリだったのだ。たぶん、初めて行った貧乏バックパッカー時代の印象が悪かったのか? 事実、フランス人、特にパリ人は観光客(フランス語を話さない人々)に冷たいと言われているが、それを裏付ける様な出来事が何度もあったのだ。大声で怒鳴りあい(日本語VSフランス語という落としどころの無い論争だったけど・・・)そんな些細な事が重なり合ってオレの”パリ意識”を形成したのだろうか?  そして回りがパリが好きではないという人間もいるし、そんな人々とパリの話になると、その辛いパリ印象を披露し合うという最低な環境だった。どうしてそんな環境の中でパリを好きになれるのであろうか!?
どうしてなんだろう!? 冷静に見たら素晴らしい観光資源(世界一の美術館のルーブル、オルセイ、エッフェル塔にセーヌ川、凱旋門に蚤の市クリニャンクール・・・山盛りのブランドシヨップの本店・・・切りが無い!)そして今回は幸運なのか、パリ人達が心を入れ替えたのか、はたまたオレがそんな環境を受け入れられる様に成長したのかはわからないけれど、とにかく印象がガラリと変わったのが今回の旅だった。人に何を聞いても優しいし、親切なのだ。 あれっ! パリは中々、好きかもしれない。
人を第一印象で決めてはイケナイ。回りの意見に左右されてはイケナイ・・などと日頃から言っているクセにだ。
そう、所詮はオレ達は観光客。人様の街にアシを踏み入れる時には、好まれる客にならなくてはダメなのだ。人に会ったらボンジュール(こんにちは!)何かをしてもらったらメルシーボクッ(ありがとう!)とか簡単な言葉を使うだけでもグっと相手との距離が近づくでしょ。そんな客人としての気配りが大切なのになぁ、相手に何を求めるのではなく、そして重ね重ね思うのは既成概念で決めつけないという事が大切なのかと・・・2020年にオリンピックが東京に来るワケなので、海外の方を”おもてなし”の心をもって迎えたいし、日本を一人にでも良く知ってもらえる環境を作りたいもんだよねぇ。
と言う事で、これからはパリがいかに素敵かを人々に話したいと思います。人間って勝手なもんだね。(笑)