キリマンジャロは、ただのコーヒーの産地ではない。世界7大陸(アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、南極、)の一つ、アフリカ大陸の最高峰(一番高い山)である。そこは尋常ではない場所である。まず、酸素が地上の半分、ということは何をするにも苦しいのである。ビニール袋かぶって50㍍走るくらい(波田的比喩です。良い子の皆さんは試してはいけませんよ!。)酸素が薄い。そして交通機関がないから食材が手に入らない。通販も届けてはくれない。レストランもなければ食堂もコンビニもないのだ。
波田は1月の中旬から13日間、アフリカはキリマンジャロ登山に挑んだ。イドンダのだよ。イドンダ・・・。挑戦だょ。チョウセン、チャレンジだョ!!。(ひつこいねぇ)。オーリャ~~そう観光旅行とか物見遊山(ものみゆさん)とはワケが違う厳しい世界なのだということを認識しろよぉ!!。そう!!。ケージローさんは冒険家だったのだ。登山家でアルピニストで野口健と同類の世界で生きる人だったのだ。カッコイーねぇーー。(ほんとうにひつこいゾォ!)。しかしキリマンジャロは登山といえども、ヒマラヤとかエベレストではないから大丈夫。そして我ら6人を頂上に登らせる為に15人もの現地人のシェルパー、ポーター、ガイドそしてコックが雇われているのだ。だから、楽勝とか簡単ということは間違っても無いが登山を集中してできるのだ。6人と15人のスタッフ、それが登山に要する日程は7日というと相当な水とか食材になることは想像つくことでしょう。そしてコックがいたってアフリカンと我々の味覚の違いは実際に激しいはずです。ヨーロッパと日本でも違うのにアフリカときたらもう、全然違うのです。だからアフリカ人のコックに期待をする方がオカシイ!!。ところが、その旅行中、昼飯は軽いサンドイッチ程度なので特筆に価はしないが、夕飯は相当に驚かされた。そんなハンディーがあるから決してどこかのレストランと同等・・・なんて間違っても言わないが、充分過ぎる味だった。
この紹介する晩飯は標高3700㍍のホロンボハット(ハットは山小屋)での食事。頂上まではまだ2000㍍以上あるが、酸素は地上の3分の2程度、富士山の頂上でのディナーをイメージしてください。そんな高度だからお湯の沸点が違う。従って調理は大変に困難な状況なのに、その日のメニューで出てきたのはスープ(チキン系オニオン風味、ただしこれは缶詰かも。)パン、そしてライス(炊いたとも炒めたとも違うモノ、結構イケル。)にインゲン炒めと野菜数種のトマト煮込み(メシにかけて食う。)そしてメインが鶏唐揚げ。デザートはフルーツ(これも当然、貴重品)だった。もう点数つけたら95点。この環境で考えたら凄すぎる食事だったのだ。酒は正常な血液循環状態ではなさそうなので止めていた。なにより、外の清みきった空気と雲の上がゆえに美しい夕焼け、朝焼け、そして輝く満天の星空はどんなオカズも最高にしてしまうのでした。
MT、キリマンジャロ アフリカ中東部のタンザニアにあるアフリカ大陸最高の標高の火山。興味のある人は”世界旅行社”という変態旅行ばかり取扱う会社に尋ねてみよう!!。詳しくは pv-bv.com の旅のページ(今月更新分を御覧下さい。)