まいまい亭で四国精進料理 巨匠イサムノグチ氏がハマった!!

まいまい亭で四国精進料理 巨匠イサムノグチ氏がハマった!!

イサムノグチ氏の名前を知る方は多いとおもう。間違いなくアメリカ人にして日本を代表する彫刻家というかインダストリアルデザイナーの一人である。その作品は世界的にも評価され、そして最近のミッドセンチュリーブームで再度、脚光を浴びている。(和紙で出来た球体の照明器具は氏の代表的作品の一つ。家具、公園も名作、多数)イサムノグチ氏は60年代から70年代のニューヨークで活躍したが晩年は四国は香川県高松にてアトリエを構え過した。そしてその美意識の塊のようなイサムノグチ氏が毎晩のように通って過ごしたのが、なんとこの”まいまい亭”なのである。

まいまい亭で四国精進料理 巨匠イサムノグチ氏がハマった!!

イサムノグチ・センセイが愛したお店・・・・もうそれだけで凄すぎる。その美意識を持った天才芸術家が愛してるということは、芸術の世界の料理が食えると考えるのが順当だろう。毎晩通った・・・・という表現には奥深いメッセージがある。そうだ!!。毎晩食っても飽きない内容、ということでシンプルで洗練された郷土料理をイメージしたが大正解であった。四国の田舎精進料理という事らしいが、質素だがその持ち味が生かされたスバラシイ料理のオンパレードなのだ。まず、この店に乱入するに当っては高松市郊外にあるイサムノグチ氏の当時のアトリエ(晩年に生活していた家)やその上にある公園のような巨大なお墓を訪ねてみるのが、なんとなくオレみたいなエセ・ゲェージュツカとしては正しい。時々こうやってニワカ・ゲェージュツカすると・・・・ハラが減ってくる。(なんでだろうかぁ。)とにかく本題の”まいまい亭”に乱入だぁ。

まいまい亭で四国精進料理 巨匠イサムノグチ氏がハマった!!

店内はとても、すごしし易い空気。店構えがまた素晴らしく田舎料理などという空気は無し。洗練されているのにトンがっていないのだ。照明は当然にイサムノグチ氏の作品だが落着く照度となっている。洗練された誰もが落着く静かな空間・・・こんな空間は時間が経つのを忘れるのだ。食事は本当に繊細で美味かった。なんとこの地方には276品の魚介類と622種類の野菜(山菜も含む)があるらしい。その素材から選び抜かれたモノが毎日出される。毎日通ってないからワカランが、数回通ったが毎回、腹の底からウナリが出た。・・・・・・・・・四国、高松でウドンもいいが、こんな素晴らしい料理で素晴らしい店で時間を過ごすのはエセ・ゲェージュツカには嬉しいのだ。

イサムノグチ  (1904~1988) 20世紀を代表する石の芸術家。モニュメント、庭、公園などの環境設計、家具や照明のインテリア、舞台美術まで幅広く活動。きわめてユニークな芸術家。1956年、初めて庵治石の産地である香川県の牟礼町を訪れたイサムノグチは1969年からこの地に住居とアトリエを構えた。そのアトリエは今でも残り作品など多くが展示されている。

  • まいまい亭 高松市東田町18-5  087-833-3360
  • 営業時間 11:30~14:00  17:00~22:00 年中無休。
  • 東横イン高松東へ150メートル、JR高松駅からタクシー8分。
  • 昼コース、1500円、2500円、3000円、夜コース 4000円、5000円、6000円。単品は300円から。十二分に納得の価格!。お値打ちな時間です。