正しきタイ料理を食おうじゃないの。 バンコックのバーンカニーサ

正しきタイ料理を食おうじゃないの。 バンコックのバーンカニーサ

タイは暑い国だ。そんなの今に始まった話しではないが暑い国には暑さに対応型の食事が発展している。暑い気分をより暑い料理で制すのである。メチャクチャな定義だがそれは正しい。暑い日に辛く香草を十分に使用したタイ料理を体内に投入すると明かに涼しく思えるのだ。(冷静に考えたら冷やし中華とか素麺とかのほうが身体にも優しいように思えるナァ・・)

正しきタイ料理を食おうじゃないの。 バンコックのバーンカニーサ

トムヤンクンに代表されるような辛味、酸味、甘味とハーブの香りが複雑に絡み合って深い味わいとなっている。基本のブリック(唐辛子)、ナンプラー(魚醤)、マナオ(スダチに似た柑橘類)、パクチー(コリアンダー)の他、大豆やココナッツミルクを加工した調味料が多くある。タイ料理の店では味付は薄目でテーブルに置かれた酢、唐辛子、ナンプラーなどの調味料で好みの味付けをする。なんて観光ガイドを丸写しの説明でした。わかりやすく言うならば”メチャ美味い”のだ。毎日毎日タイ料理では参るであろうが、必ず数週間に一度は食いたくなる”やみつき系な味”である。なんだか、それらの薬草とかが解毒作用に感じるのだ。大都会バンコックには沢山の美味しい店がある。そのなかで聞き込み調査をした結果、ナンバーワンに上げられたのがバーンカニーサ(BaanKhanitha)だ。決して庶民的ではないが、とにかくカッコイイ雰囲気でコロニアル調の建物が南国チック度数を引き上げている。

正しきタイ料理を食おうじゃないの。 バンコックのバーンカニーサ

創作的なのかトラディッショナルなのかはタイ料理初心者なのでわからないが、前菜のミエン・カムという料理でハーブ(多分バイマックルー)を丸めてそこに小さく刻んだ生姜、干し海老、ライム、玉ねぎ、ピーナツなどを乗せて甘酸っぱいソースで食う。香草などが美しく盛られていて食前酒と一緒にパクリ!。これが美味い。そしてグレープフルーツと海老を甘辛いソースで絡めた前菜、これも美味い。いちいち美味いのだよ。会話が止まってしまう位に美味しいのだ。お決まりのトムヤンクンはもちろん外せない。評判のカニのカレー炒め、鶏肉とナスのグリーンカレー(ゲーンキォウワーン)も完璧だ。ドンドン出てくる物、全てがシビれる美味さだった。亜熱帯な風、空気を感じながら食うタイフードで今夜もコップンカップ(ありがとう!)。

  • バーンカニータ BaanKhanitha  49 Phloen Chit Rd,SoiRuan Rudi 2 0‐2253-4639
  • 営業時間 11:00~14:00 18:00~23:00
  • 実際にハーブのパクチー(コリアンダー)は抗菌、解毒作用。バイ・マックルー(コブみかんの葉)食欲増進効果。バイサラネー(ミント)は肉の臭み消しや殺菌作用、リラックス効果。バイホラパー(スイートバジル)は殺菌、強壮作用。生姜のカー(ガランガル)は強い抗菌作用で健胃薬、腹痛薬となる。