アミューズメント要素の強い店は多々ある。が・・・ここは別格に楽しめる。笑える。笑いまくれる。笑って食えば少々、普通気味な味付けも全くオッケーだ。アカデミー賞受賞映画の”フォレストガンプ”を思い出して欲しい。あのストーリーは知的障害をもつ無欲なガンプ少年が様々な才能を発揮させ、純粋なまでに人なつっこく人々に接して、様々なものから影響を受けて行く。そして戦友で残念だが戦死してしまった通称”ババ”。彼はいつも主人公のフォレストに夢を語っていた。
その夢は”海老の養殖”だった。いつも養殖ビジネスが、いかに将来性豊かかをガンプに語りつづけていた。戦争が終わって、ガンプは戦死した親友ババとの約束の”海老の養殖ビジネス”を初めて大成功。全てはババの言ったとおりだった。映画のストーリーはそこまでだが、その先を想定して創った店が今回、紹介するアメリカ西海岸で大ブレイクの”ババガンプ”だ。ここは当然の海老料理を主体とするカジュアルレストランだ。そしてそのメニューは凝りに凝っているというか笑えるのだ。(これ以上読む方はやはり映画を見た人でないと理解不可能かもしれないなあ。)
先ずはスムーシー(シェーク)&飲物、”走れフォレスト”$3,95(果物と無脂肪のフローズンヨーグルト)。前菜は”アメリカ横断サンプラー”$12,99(ババガンプお薦めのメニューを少しずつ試せる親切メニュー)、”網打ちのシュリンプ”$10,99(ビール蒸しシュリンプ)。”ダン中尉の酔っ払いシュリンプ”$16,99(バーボンソースに漬け込んだシュリンプ).”ババ特製、嵐の後の「ボート残骸バケツ」”$17,99(柔らかいシュリンプとハワイ特産のスリッパーロブスター).”ガンプ家の懐かしいサラダ”$6,99(ママの家に遊びに来るお客さんが大好きなサラダ。)。そしてシステムが可愛くてウエイトレスを呼ぶ際に大声を上げる必要はない。各テーブルにセットしてある車のナンバープレートに書いてある” RUN FORREST RUN”(走れフォレスト!) というプレートをひっくり返すと店員がすっ飛んでくる。盛りつけもバケツとか網の使い方がカワイイ。(味には何の関係も無いのだけど・・・)。
店内の雰囲気も海辺の漁師の倉庫をモチーフにしているしアミューズメント性の高さは感心するばかり。ハワイにも数件出来ていて仲間と騒いでメシ食うなら相当に楽しめます。隣りのフォレストガンプ・グッズコーナーも欲しいモノでイッパイでした。
- “ババ・ガンプ” 予約は一切出来ないので並びましょう。ソレがアメリカ・・・・。
- オアフ島はアラモアナショッピングセンター3階, マウイ店など全米に5~6ヶ所展開している。最近では大阪のユニバーサルシティー、後楽園などにも進出中。(日本店はチエックしてませんが。)
- お値段は一人、30ドル程度で、お腹いっぱいになります。ビックリするほどには美味しくはないよ。楽しもう・・・・!。エンジョイ!!。