ハワイでの数日目の朝、皆でダイヤモンドヘッドを登頂した。結構、気分壮快で満足。ダイヤモンドヘットは磁場もよろしくオーラがある。そして太平洋を旅してきた美味しい空気をイッパイに吸いこんでリフレッシュしたのだ。昼近くになって小腹が空いて思い出したのが昨晩、マサーキィーが話していたお薦めのお店だった。マサーキィーはヒトを多少見下した様に『ゾゴンドン知ってるぅ!???、えっ!知らない!!ズンドウブよ!』。まったくサモア語だかハワイ現地語だかわからない言葉だった。マサーキィーの新規店舗捜索能力は尋常ではない。そして情報収集のネットワークは世界規模である。マサーキィーのお薦めは今まで全問正解している。
その店はアラモアナの裏通りにある韓国料理店であった。そしてその店の名前が”ソゴンドン”でオススメが”ズンドブゥー”です。それは韓国語だったのです。さて、ネオンにもあるけれどズンドゥブーは和訳名が”水豆腐”。しかし名前と食べ物がこれほどまでにかけ離れている食べ物はそうはない。皆さん、想像して下さい・・・”水豆腐”から何をイメージするか。ボクが考えたのは”湯豆腐お水バージョン””水に浮いた冷奴”または百歩譲って韓国料理と言うことで妥協して”水の中に豆腐が浮いていてキムチが入っているモノ”位しかイメージが湧かない。しかしこれは決してそんな甘いモンではなかった。コニシキの容姿で虚弱体質な奴、チョコレートのルックスで味は梅干。松嶋菜々子のルックスで性悪な女・・・・以上の驚きであった。オレの三流エイゴで聞いても素材的には”トーフチゲ”としてしか想像が出来ないのに店主はチゲとは断じて違うと言い切るのだ。言い切りだよ!。アブゥソルーテェリーだよ!。そして注文!。
見て驚いたのはドコからどう見たってチゲ。(バァーロウ!)鉄小鍋のグツグツはまさに地獄絵図であった。持ってこられて数分はグツグツが続いているのだ。”おークワバラクワバラ”(久しぶりに使った使った死語でした。とても恐ろしい時にする表現です。)しかし味と食感はチゲとは明らかに違っていた。そう”韓国風アメリカン・マーボードーフ”(名称というか訳が美味しそうでは無いね!。アメリカンは味ウスの表現です。)しかし確かにメシにやんわりとかけて食すと美味い。じつに辛さと微妙な甘さ、そしてコクがキムチのチゲとは違うのだ。そして驚いたのがこの小さな店内にボク達がいた間にもどんどん女性が一人、二人でやってきてサラリと頼んでサラリと食べて帰っていくのである。例外無しに涼しげに汗もかかないでフーフーもしないで食うのである。イチオシのお薦めが”水豆腐”なのは、わかったが、どうせならば様々な、いや全品制覇してみるのも楽しいし多人数の成せる技で、片っ端から注文しまくった。メニューを見てみましょう。
大別して赤と白、時々茶系、緑系があるがほぼ赤白系の2色だ。そして結論として実証出来た事は”赤の勝ち”であった。なんの意味も無い勝敗であるが韓国料理は赤に決まり!。白はイタリアンや和食に任せましょう。(本当に白系は特徴の無いメシだった。)ホノルルでショッピングに気合を入れたいあなた、是非、爽やかな辛さで充実の午後を!。(夜もやってます。)
- ソゴンドン 韓国レストラン 1518 Makaloa St, B Honolulu Hawaii 96814 (808) 946-8206 www.sogonghawaii.com
- アラモアナショッピンセンター裏側の中央を出て正面に見えるタワーレコードの裏側。
- マサーキィーのプロフィールは秘密です。東洋人にも見えるしアラブ系にも、中国奥地の仙人ジーサンにも見えるし、ナポリのたばこ屋の主人にも見える。千葉人であり常に長袖ティーシャツ(ロンティー)を着ていることは確認されている。今後もシブイ情報提供に期待します。