下田≪ オキラクハウス≫ のダイニングにふさわしい12人から15人が一同に食事を出来るアンティークなテーブルを探していた。新しいモノだと色々あったが、我が家はなにせ古めかしく新しいモノとの調和は難しい。そしてなかなか12人が一同に座れるテーブルは無い。散々探してやっと見つかった。おそらく数十年前の作業台として使われていた品物だったのだろう。店はアメリカ物の専門店”ギャロップ”だったのでアメリカ製と安易に憶測。色(ペンキ)が多層になっていて、それが感じよく剥がれてブルーの部分と薄いイエローの部分がいい感じで残っている。とにかく作業台であったせいか傷とか熱い物とか何も気にしないでオッケー。古傷が多数あり、それが”味”になっているが素敵だ。天板が乾燥して出来た自然の反りやスジの間に朝食時に食べこぼした”釜揚げシラス”などが落ちて乾燥して風化しているのだ。不思議と熱いものをそのまま載せてもなんの傷害も無く、一切の気遣いが必要ない素材なのだ。時々、雨の日はネットをはって変形した卓球台として皆で遊んでいる。このテーブルを中心に毎晩、”宴”が繰り広げられて常に笑いの中心にいるので、とても素敵なオーラが植え付いている。実はこのテーブル、欲しかったがあまりにも高くて一瞬考え込んだ。(35万円)しかしまたと無い出会いと思い、決断して店に行ったら、なんとセールになっていて半額になっていた。大声で笑えるほどに嬉しかったなぁ。