居心地良く酒を飲める所が”居酒屋”である。ヒトには居心地が良い場所というものが必ずある。ボクの自宅ならば書斎のデスク。キッチンのスツールも何故か相当に居心地が良い。デッキの木の長椅子も快適だ。あなたにとっては何処であろう!?。今回、紹介の”居酒屋パバゲーノ”は何故かモーツアルトのオペラから名前を引用している崇高な店である。そしてボクにとってのお気に入りの近所の居酒屋だ。なのに居心地はあまり良くは無い。まず、バカ明るいのだ。蛍光灯がガンガンについていて昼間みたいだ。それはハッキリ言って落着かない。だからその店ではなるべく薄目で酒を飲む。(他人から見ると怒っているかガン飛ばしてるか、はたまたド近眼かと勘違いされる程度。)そして音響的にはシーズン中は野球中継ガンガンなのだ。そんなに気に食わないなら行かなければ良いと考えるのがシロウトさんなんだなあ!!。
ここの店の食物がとにかく美味いのである。波田は焼酎に開眼したのもこの店である。(なんと品揃えは1種類しかない!)基本は大皿料理といえば分かりやすいが最初に注文する際に必ず最後のゴハンモノを考慮して発注計画をたてなくてはならないのだ。この店の仕上げを飾る”フィナーレ炭水化物・その1”・・・・鯖寿司(バッテラ)。ここのバッテラが素晴らしいシメ具合なのに酢を使わずに柑橘類で〆ている(らしい)。サイズも形も素晴らしいのだ。通常、鯖寿司は棒状になっているがこの店では大き目のお握り状となっている。酒飲んで最後にこれを食うと完全に仕上がり、昇天の域に入るのだ。(我が家の3軒トナリに俳優・仲代達也氏が住んでいるが完全にこの鯖寿司のトリコとなっている。あのシブイ姿でよく鯖寿司を嬉しそうに食っているのだ。・・・当然に薄目を開けて・・。最後を飾る”フィナーレ炭水化物・その2”はなんと”カレーライス”。カレーライス・・・勿論、どこにでもあるカレーライスとはワケが違う。見た目には学生食堂で提供されるカレーライスと大差ないが・・・コレ以上は説明が出来ないが、とにかく美味い。たぶんインド人も納得だろう。このカレーはきまぐれで作っていて定番アイテムではないので、メニューにあった時には食うのが正しい。とにかく、毎日違うホワイトボードに書かれた品目も健康指向で野菜をふんだんに使ったヘルシーな品々。夏でもある”おでん”も美味い。トマトのおでんも最高に美味かった。何ツーですかねぇ。”今夜は気楽に美味いモンでも食って飲むかぃなぁ・・!。”という日ならば最高の居酒屋です。ただしくれぐれも薄目でね!。
- 居酒屋”ぱぱげーの” 世田谷区玉川3-13-5 第5明友ビル1階
- 電話03-3709-4040
- ニコタマ(二子玉川駅)前の高島屋南館と本館の間を入り商店街の手前、上を国道246の高架が走る角を左折。左側にラーメン屋を見ながら58㍍先の左側。黄色い看板です。駅から238㍍、2分45秒。(パパゲーノはモーツアルトのオペラ”魔笛”に出てくる正体不明の鳥人間)