フランス語堪能な愛のオニギリ屋"松風軒"

フランス語堪能な愛のオニギリ屋”松風軒”

国道沿いにある”松屋”は”愛”である。いったい誰をめがけて狙いこんでこの店を開店させたのであろうか。その勇気を評価したら、いきつくは愛なのだ。まず近所の住民から重宝されているのだ。一般人からも、釣り人からも、観光客からも、運動会、ピクニックに行く家族からも愛されているのです。そう! 通り掛かりの人を引き込む力もある。なぜか店の前で出入り客の数をみているとオレもオニギリ屋でも経営しようかなあと思ってしまう程に人々は吸い寄せられて入っていくのだ。そして、その理由は”愛”に行きつくのだ。なにせ感覚がフランスなのだよ。

フランス語堪能な愛のオニギリ屋"松風軒"

何故か、ここのオヤジは”謎”であった。なにか様々な経験をしてきた独特の空気がある。そんな只者ではない余裕、空気を持ち合わせていた。 実はここのオヤジさんは、なんと世界の流通を牛耳る日本のショウシャマン(商社マン)伊藤忠商事にいて長い海外赴任を経験して、定年を迎え、なぜかこの地に”立ち食いソバ&オニギリ屋”を開いたのだ。 海外は海産物などの食品を扱っていたらしく、フランス領であったタヒチ、ニューカレドニア、そしてオーストラリアに合計8年滞在!様々な経験も積んだであろうがフランス語、英語、そして沼津弁と標準語を操るのだ。(時々、市役所で通訳が必要になると助っ人で出向くと言っていた。)そんな海外経験豊富なオヤジさんが考案した、オニギリはさぞや!!そう、期待に答えた品々なのだ。立ち食いソバも何だか暖かい。

フランス語堪能な愛のオニギリ屋"松風軒"

店主がタヒチで何を学んだかを知るよしも無いが・・立ち食いソバひとつを取っても、駅前にある無味乾燥な店とは完全に一線を画す! 例えば”ネギを沢山入れてね!”とかリクエストは快諾! 普通ならば20円~50円は高くなるであろう”たぬきウドン”も無料!よく考えてみれば、たぬきの具材の”てんかす”なんて天ぷら作ったときのカス意外なに物でもないし、そんなのタダでくれてやれっ!というのが当然で、ここでは器に山ほど入っていて、いくらでも入れて良いのだ。(別に”てんかす”沢山いれた、たぬきウドンなんて食べたくは無いのだが、その心意気を評価したいものだ。)写真の”かけそば”は315円(トッピングはタダ!!) さて主人公のオニギリは、それぞれに工夫がある。梅わかめ、鳥ごま、鮭、しらす、おかか、ゆかり(126円) だし子、醤油焼き、たらこ、焼きシラス、焼き飯、ドライカレー(137円) 明太子、五目いなり、五目すし、紀州梅、嫁たかな漬け、田舎味噌(158円)と並び、セットメニューも充実! おむすび三個と唐揚げ、コロッケで505円だ。

フランス語堪能な愛のオニギリ屋"松風軒"

これが愛でなくてナンなのだ。フランス圏で生きたオヤジはオニギリにも愛で接しているのだ。今日も松風軒は”ジューテーム”(英語のアイラブユー)なのだよ!!

  • 松風軒(しょうふうけん) 静岡県沼津市上香貫1377-5
  • 電話055-932-2493  すごいフリーダイヤルもある!0120-15-2493
  • 営業時間 午前5:00~午前14:30まで! 殆んど永遠に開いている!
  • 息子が経営する長泉店もある。 055-989-1693
  • 沼津市内から伊豆・修善寺方面に向かう国道414号を右に沼津市役所を見てから約1589メートル(波田に気分測)のセブンイレブンの交差点(右折すると沼津漁港)、向かえ側。角から二軒目で角には淡島ホテルのフロントがある。