新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

横浜ラーメン博物館に行った。基礎知識なく、ここに行ったら衝撃を受けるであろう。ここはラーメンを究極のエンターテイメントにまで持ち上げたスーパーアミューズメントだ。間違ってもただのラーメン横丁とは違う。”全国各地のラーメンを飛行機に乗らずに食べにいける”をコンセプトに作られた通称”ラー博” 別名”ラミュースメント”とも呼ぶ。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

この博物館を真似してカレー博物館、餃子博物館、ドンブリ博物館が全国で後に続いたのは承知の事実だ。一階にはラーメンの歴史を学べるミュージアム。歴史はそんなに長くないからあっという間に見終わる。ただどうやって集めたか、日本中の有名店のラーメンドンブリがディスプレイ。また展示品から日清のカップヌードルは人類の食生活に大きく影響している事を知った。創業者の安藤百福氏がカップヌードルを作るまでのドキュメンタリーフィルムなんて泣けてくるぜ!様々な展示も実にお勉強になる。1971年にデビューしたカップヌードルはJAZZボーカリスト笠井紀美子が歌う”常識”がCMソングに起用されていた。”♪常識ってやつとオサラバした時に自由と言う名のキップが手に入る♪”感動じゃないかぁ。カップヌードルは日本のみならずアメリカ、メキシコ、ブラジル、ドイツ、中国、香港、インド、インドネシア、フィリピン、タイの拠点から近隣諸国へ流通し、世界販売累計数は230億食と記録更新中。その数を並べると地球56周になる。安藤百福氏のお言葉”発明、開発、そして事業は時代を読む作業である。どんなに優れた思い付きでも時代が求めていなければ、人に役には立てないのである。”と深いメッセージも書かれていた。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

さて、館内の階段から地下に降りると吹き抜けの巨大空間は完全に昭和30年代を作り上げた映画のセットの様なつくりになっている。当時の郵便局やたばこ屋、駄菓子屋、映画館などが精巧に再現されている。そしてその細々した仕掛けが本当に気が利いているのだ。当時の姿をした警官が巡回していたり、昭和三十年代に生まれた波田としては懐かしさを隠しきれない・・・・なんかいい時代だったんだなぁ。さて、どのラーメン屋に入るかは本当に悩むところだ。札幌の人気店から、旭川、喜多方、和歌山、鹿児島、熊本、久留米ラーメン、そして東京ラーメン、一時は沖縄ラーメンもあったなぁ・・・・・そんな日本中のご当地ラーメンの有名店がひしめき合い、この場で全ての名店が味わえるのが、ここ新横浜ラーメン博物館なのだ。殆んどの店で半ラーメンが存在して、ラーメン屋のハシゴが出来るのだ。

新横浜ラーメン博物館でエンジョイ・ラーメン!

ラーメンのサイドメニューも各地おもしろく、バッテラ(鯖寿司)いなり寿司と楽しめる。ただ”ラーメンを食う”という事をこれだけ楽しめるアミューズメントにしたのはアッパレだ。行くと決まるとメチャメチャにワクワクする!

  • 新横浜ラーメン博物館 http://www.raumen.co.jp/home/
  • 横浜市港北区新横浜2-14-21 TEL 045-471-0503