下田市民の社交の場は"旬の里"

下田市民の社交の場は”旬の里”

旬という言葉は過去の言葉なのであろうか。 “旬のモノを食べる”というのは美食の常識! 逆に美食の最低限な話だ。 旬がなくなったのは、とても残念なことなのだが地球の食料事情を考えれば仕方が無いとも考えられる。

下田市民の社交の場は"旬の里"

わかりやすく言えば、1年中扱われている野菜などというモノが実は不自然極まりないものなのだ。 下田での生活のなかで毎日する事と言えば、サーフィン、庭の手入れ、そして”旬の里”での野菜のお買い物と料理だ。 あくまで旬なモノしかないので、夏場などいくら通っても、毎日同じモノが永遠と続く。しかし”地産地省”な生活はこれが基本。そして、どうしてもここには無いけれど、必要な物は大きなスーパーに買いに行くのだ。

下田市民の社交の場は"旬の里"

あくまで足りない物だけを・・・とにかく余計な事をしないで、ただ無水で茹でる(蒸す) グリルで焼く、当然に生でいただく・・・これ以上、安全で美味しい食べ方は介在しない。なのでイタリア料理店で”グリル野菜・・・1500円”とか言うと、正直、値段を考えると躊躇してしまう一品だ。あとは旬のモノを漬け物にしたり乾燥させたりという保存食を作るのが生活の知恵。 そんな自然に近い生活が出来るって幸せな事だと思いませんか。

下田市民の社交の場は"旬の里"

タケノコ(1月) ふきのとう(1月~2月)わらび(3月)ぎんなん(11月、12月)あたりは季節の物として理解ができるだろうけど、レタス(3月~4月)そして大根(10月~2月)なんて言われると困っちゃうでしょ! レタスなんて一年中、食べてませんか。(これ以上はツッ込みませんが、あくまでも無農薬、低農薬で作れる”旬”のお話。まぁ日本列島、北から南まで、かなりの温度差もありそれぞれ産地で創意工夫をしながら、真面目に作られていらっしゃる農家もいるので一概には言えませんが、全ての食材には”旬”がある・・・これは間違い無い真実です。

下田市民の社交の場は"旬の里"

伊豆・下田の野菜の年間スケジュール。
1月 :カリフラワー、 竹の子 、ブロッコリー、 ふきのとう、 ポンカン、 はんば海苔、 キャベツ、 大根、 水菜、 かき菜、 菜ぱな、 ふきのとう、 いちご、 白菜、 ほうれん草
2月 :わさびの花、 ふきのとう、 つくね、 ほうれん草、 かき菜、 ごぼう、 ポンカン、 カリフラワー、 デコポン、 レタス、 竹の子、 自然薯、 ネーブル、 絹さや、 明日葉、 ブロッコリー、 伊予柑、 白菜、 はんば海苔、 大根、 生わかめ、 菜ばな
3月 :わらび、 自然薯、 レタス、 竹の子、 苺、 ヤーコン、スナックえんどう、 青島みかん、 デコポン、 清見、 のびる、 天草、 たらの芽、 明日葉、 グリーンピース、 新玉ねぎ
4月: わらび、 自然薯、 レタス、 竹の子、 苺、 ヤーコン、 スナックえんどう、 青島みかん、 デコポン、 清美、 のびる、 天草、 たらの芽、 明日葉、 グリーンピース、 新玉ねぎ
5月: らっきょう、 甘夏、 竹の子、 エシャレット、 そら豆、 じゃが芋、 ニューサマー、 絹さや、 酢漬け、 びわ、 ふき、 ゴマ、 グリーンピース、 胡蝶蘭、 苺、 いんげん、 破竹、 真竹、 かぼちゃ、 梅
6月: キャベツ、 キュウリ、 いんげん、 苺、 トマト、 しそ、 じゃがいも、 真竹、 破竹、 ふき、 甘夏、 かぼちゃ、 枝豆、 ふき、 玉ねぎ、 びわ、 とうもろこし、 甘夏、 かぼちゃ、 枝豆、 ふき、 タラの芽、 梅、 ニンニク、 小菊、 ししとう、 ピーマン、 ニューサマー
7月: トマト、 キュウリ、 とうもろこし、 なす、 マクワ瓜、 ゴーヤ、すいか、 いも茎、 葉生姜、 かぼちゃ、 茗荷、 ゴマ、 空芯菜、 ニンニク、 玉ねぎ
8月: トモト、 すいか、 なす、 オクラ、 キュウリ、 かぼちゃ、 玉ねぎ、 ピーマン、 ししとう、 モロヘイヤ、 栗
9月: キュウリ、 さつま芋、 栗、 里芋、 なす、 いんげん、 カーネーション、 空芯菜、 無花果、 モロヘイヤ、 新米、 新しょうが、 ブルーベリー
10月: いんげん、 里芋、 さつまいも、 落花生、 新米、 生姜、 空芯菜、 みかん、 茗荷、 四方竹、 大根、 銀杏、 抜き柿、 柿
11月: クレソン、 レモン、 四方竹、 ヤーコン、 大根、 自然薯、 銀杏、 里芋、 柿、 椎茸
12月: ブロッコリー、 レタス、 白菜、 ポンカン、 大根、 苺、 つくね芋、 銀杏、 水菜、 干し柿、 絹さや、 さつま芋、 いちご、 かき菜