ロンドンのニューアークの業者向けのアンティークマーケットに訪れた。大きいモノとかは本当に引かれる物があれば考えるつもりだったが、あいにく、いや、幸いになかった。(個人的には家具は猫足的アンティークより北欧系な小ぶり系アンティークの方が自分には合うみたい。なので小物のグラフィックがキレイな缶類ばかりを買い集めた。)
そんな缶を捜しているさなかに、一つの“無用なモノ”との出会いがあった。あっても殆ど用は成さない。しかし間違いなくあるだけでカッコ良く、なにぶんオーラが出ているモノ・・・だいたい、波田の好きな素材はアルミニウム(無垢)とマホガニー(木材の素材)・・・なのだ。
この望遠鏡は業者の話だと1940年代がオリジナル。ドイツ製、当時は戦争などの目的で作られていたら、当然にこんなにピカピカはしていないと察するが、職人により分解されて地肌であるアルミニウムの素材を磨き出したのだ。その光沢たるやピッカピカ・・・迷った。値段はまぁまぁだがどうやって運ぶ。そんな事を考えて店主には“I will be back!”と伝えて一時間後に帰って来たら、すでにその場で数点が売れていた。(なんと翌日取りに行ったときには殆どが売れていた。) 気持ち的に迷ったが、購入! ”こんな望遠鏡が似合うビューがいい場所に住みましょ!”という決断。・・・数日後にロンドン市内のセビルローの高級インテリアショップで同じモノを発見!!なんと値段は約2、5倍であった!この事実はかなり嬉しかったよ!
結局、本体は布団に包んで機内持ち込みをした。(三脚は梱包して飛行機の荷物室へ)送料もかからず嬉しいお買い物です。