波田はクワガタには残念ながら興味がなかった。 しかしある時、知人からの紹介でMr.クワガタこと藤田宏氏とお会いして話を聞く事になった。なんといっても世界広しといえど、この方の右に出るモノはいないという世界の第一人者だ。 その藤田さんからご丁寧に出来上がったばかりの”世界のクワガタムシ図鑑”が送られて来た。まず、その重さにビックリ! そして、美しい絵にビックリ! またそして、あまりの文字数にビックリ! 最後に、何よりその値段にビックリ!(48300円!) ビックリ続きで少々の事には驚かない状況だったのに、氏からの手紙を読んで再度ビックリ仰天!!!! なんというご配慮! 藤田氏がボクに素晴らしいプレゼントをくださったのだ。 それは藤田さんが発見した新種の”グラキリスソリアシサビクワガタ”なるクワガタの亜名(学名)をGnaphaloryxgrocilis keijiroi Fujita,subsp.nov と名付けて下さったのだ!! 日本語解説書には”亜名(学名)のkeijiroiは、波田啓次郎氏にちなむ”と書かれている! スゴくない!!! 友達でクワガタの名前の由来になった人、いますか!! これは国際命名規約にのっとり命名されていて、世界がどんな事になろうと変える事なく維持されるという、モノスゴい厳格な基準に基づいていて、大英博物館にも所蔵されるとの事! ありがたいお話しです。 しかしクワガタは現在1414種類が発見されているとある。今後も発見され続けるのだろうか・・・考えてみれば、1414種類の全てを理解していなければ新種を見極める事は出来ないのだ。 従って素人さんの出る幕ではない。ボクなんか、台所のGと新種のクワガタですら区別がつかないと思う。 いずれにしろ、藤田宏さん、本当にありがとうございます。 子供さんへの自然への興味をわかせるツールとして、クワガタマニアへの入門書としていかがですか!! http://www.e-mushi.com/978-4-943955-01-6.html