時代を変える“里山十畳“なる選択!

話題の“里山十畳”なる旅館を新潟の魚沼に訪ねた。
その情報は30年来のお友達K氏のホームページでの紹介。
そしてその旅館が出来るまでの紆余曲折が書かれた御主人の著書「里山を創世するデザイン的思考」(岩佐十良)をKindleでダウンロードして読み始め、読む程に興味が出てきて、偶然にもその翌日からの一泊のスケジュールがドタキャンになったので、そのまま里山十畳を予約をして(偶然にも一部屋予約が取れた!)という事で“生”を体験してきたのです。

 

 

東京から関越高速で2時間、新幹線ならば1時間という好立地。
魚沼の山に少し入って行った山間部に旅館“里山十畳”がある。
実はここを運営する会社は雑誌社の“自遊人”が経営。
この本は食とその安全について様々な題材をフィューチャーして書かれた、とても崇高な志の雑誌なんだけれど、その道を突き詰めていく為には、自分達が取材ばかりしているのではなく、実際に農業をやることで実体験をしてみる必要があると、会社ごと新潟県の魚沼に移転!
そこで田舎生活も会社中で体験して、その一つの体現として旅館業を視野に。
安全、安心なおもてなしなんて素晴らしい。
そして出会ったのが移築されてた数寄屋造りの素晴らしい建物と古びた旅館。

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そこでの涙の物語、悪戦苦闘の日々、とにかくものすごいドラマがあって、オレなんかだったら神経とてもじゃないけど参っちゃうだろう紆余曲折を乗り切って開業までこぎ着けたというお話。
ただのお金持ちが道楽で始めたとはワケが違う。

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資金的にも相当にキツかっただろうに、素晴らしいのは細部に手を抜いていないところ。
本当に古民家&旅館のリノベーションと言ってしまえばそれまでだけれど、そのコンセプトと業界のシステムに一石を投じたスタイルには感動です。

なにがスゴいかって・・・・

◎ 全てにシンプル、そしてミニマル、潔い空間。

◎ サービスは本当に気持ちよい、開業時はホテル経験者は一人だけ。
お客様目線で考えられたサービスはお見事。

◎ 独創的な料理は真心万点、すべてオーガニックで安全、安心。
こんな料理を食べてたら100才まで生きられます。

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◎ 天井高10mの古民家は迫力万点。

◎ 露天風呂からの絶景はもう圧巻!
早朝の雲海を見下ろしながらのひと風呂は至福の時間、間違い無し。

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◎ 部屋はわずか12室
これが良いんです!

◎ 館内の名作の家具達は全てにホンモノ。
これは意外ですけれど世の中は平気でニセモノを使う場所はいくらでもある。
(コルビジェのLC2など60社もニセモノを作っているそうだ。
使い続けるとホンモノとニセモノは一目瞭然。
ホンモノ使用は作者へのリスペクトでもある。
そしてニセモノを使えばニセモノの人間になる。)

 

◎ 新潟は食材の宝庫、ナスなど30種類もあって劇的に美味しい。
なんと美味すぎて新潟から県外には出ないらしい。
そんな食材ばかり!

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◎ 従来の日本の旅館のボクが嫌いな部分、料金体系、料理の方法、押しつけのサービス、余計なインテリアなど一切なし。

 

これはオーナー=デザイナー兼プロデューサーだから出来た事なんでしょうね。
ウラヤマしい限りのお仕事を見せて頂きました。

こんなに新しい“志“ の旅館が日本中に増える事を祈ってます。

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