肉まん天国…目黒・五十番。 驚異の肉まん専門店である。専門である。これしかないということ。ここは最近、オシャレな家具屋がならぶ東京の目黒通り。おもいっきり緊張してこの店にむかおうと決断しないと見逃してしまう。きょうは、肉まん買うぞという強力な意思表示が必要だ。買えちゃったらイイナアなんて甘い事言ってたら駄目なのだ。まわりにはこれと言った目印的な店は何もない。今までにドーシヨウカナァァと思っているうちに通りすぎた事は百万回。そう、今日は取材ということで通り過ぎちゃイカンということで相当に慎重に頑張った。(あなたもこの店に通い出したらこの感覚が必ずわかる。)
さて、本題に移りましょう。ここのショウケースに完全に圧倒される。入っているものは肉まんのみ。はじからはじまで上から下まで、入っているものは肉まん。想像していただきたいが、相当にカワイイのだ。なんだか、プリプリで真っ白い秋田県の基本的少女の”おっぱい”が一方向を向いて整列しているのだ。その中身のバラエティー豊富さにも感心する。創作意欲満万、おもしろ半分何でも入れてみて、客に食わせて見て試して見ようといった感じ。肉まん、カレー肉まん、野菜まん、アンまん、ヤキソバまん、椎茸まん、海老肉まん、貝柱肉まん、ザーサイ肉まん、チーズ肉まん、五目肉まん、ピザ肉まん、チャ-シュゥ肉まん、トンポーロ肉まん、・・・その種類はなんと驚異の24種類、肉まん界の定番的存在のいわゆる”肉まん”は、レギュラー、プチ、純正、特製と何種類かが御用意。その差はわからない。だってそれを一度に食う機会がないのですよ。おばさんに聞いても非常に曖昧な返事。
そしてお笑いは、その肉まんの見分け方。そりゃそうだ。肉まんの命は中身。そう、人間と一緒で中身が大切なんだねぇ。決して外見じゃないぞぉぉ。(波田啓次郎は妙にこの説が好きだぁ。)見分け方はメニューに記されている。純正にくまんにはギンナン、牛肉まんにはピーナッツ、ザーサイまんには赤点・・・わぁぁ、覚えなきゃいけない事がイッパイだぁ。とにかく人生のなかでこんなにいっぺんに肉まんに遭遇できるチャンスは肉まん工場にでも勤めない限りありません。お楽しみを。そこは売店だけなので通信販売してくれます。
- 手作り肉まんの店、目黒五十番 目黒区目黒4-13-5
- 電話03-3794-0050 FAX03-3794-2950
- カタログというか肉まん断面図のようなメニューがあります。食欲をそそります。
- 目黒通りを目黒駅(環状6号線・大鳥神社より)から来て、元競馬場前をすぎて、少しして右側、油面信号の手前100m。