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大型店なんか怖くない!尾山台の八百屋、魚屋、肉屋のコングロマリット。

レストランでも料亭でも、料理人の腕も大切だが同等に素材の美味さも大切だ。ということは世の中の小売店の魚屋、肉屋、八百屋も当然に美味い、不味いがある。扱う同じ食品でも等級があって当たり前。同じ魚でも銀座の寿司屋にまわる品物と回転寿司に行くものは当然に品質も値段も、そして味も異なる。ただ高ければ良いという簡単な問題ではない。コストパフォーマンスは本当に大切で値段に見合った、または値段以上の価値がある品物を扱っている店は当然に口コミで広がる。波田は動物占いがコアラであるが故に、人様以上にコストパフォーマンスを気にするのだ。

大型店なんか怖くない!尾山台の八百屋、魚屋、肉屋のコングロマリット。

東京は尾山台(高級住宅街・大井町線)の駅前に昔からあるようなマーケットがあり、そこは数軒の店でひとつの昔ながらのコミュニティーを運営しているのだ。社会的弱者(大手スーパーがデカイ顔して人の町に乱入してきて、まわりの小さな商店街の店は閉店を余儀なくされるシャッター商店街化・・・なんて当たり前になってしまった世の中の潮流ではあるが、ここ、尾山台商店街マーケットを見ると、そんな大手の商売を完全に逆手にとっているとしか思えない。”一致団結”という言葉に相応しい店同士が営業しあっている。さてそれぞれの店を覗いてみよう。

大型店なんか怖くない!尾山台の八百屋、魚屋、肉屋のコングロマリット。

《魚屋/魚辰》扱い品種が本当に広い。近所やスーパーではお目にかからない珍しい品物も入っている。そして切り身から一本売りまで充実。魚系のお惣菜(煮魚、焼き魚)も充実です。なんと奥ではご主人が、買った魚をネタに、その場で寿司を握ってくれている。店員さんは、魚屋さんらしく、ちゃんとダミ声だして販売しています。なんと近所の寿司屋までネタの仕入れに来てますよ! 《八百屋/八百米》売りは新鮮さと安さ。ここを中心に有名高級スーパーの紀伊国屋、明治屋、グルメ田園、シェルガーデンのど真ん中に位置するが値段は明らかに安い。半額近くのモノもある。そして新鮮さは抜群だ。

大型店なんか怖くない!尾山台の八百屋、魚屋、肉屋のコングロマリット。

冬場はキノコセットみたいなのが破格で売られていたり(シメジ、舞茸、エノキダケ、椎茸の一盛りで250円とか!) 漬物もヌカを用意して自店で製作。これまた美味しい!アボカドには”押すな!買ってから好きなだけ押せ!”と書いてある。微笑ましい”笑い”も忘れない。そして金庫は昔懐かしい吊りカゴ型。これ頭いい! 《肉屋》決して上等な肉の扱いは多くは無いが新鮮で美味しい部位を扱う。ヤル気は充分にある! 《惣菜屋/武田惣菜店》オリジナルで作る薩摩揚げは美味い!! 野菜を沢山練りこんだ薩摩揚げが特に好き(野菜ちぎり)。後ろのデカい釜で魚を練り練りして作ってます! 魚屋と八百屋との業務提携なのかなぁ・・・なにが入っているかわからない練り物が多い昨今、信頼できる薩摩揚げって本当に貴重です。

大型店なんか怖くない!尾山台の八百屋、魚屋、肉屋のコングロマリット。

《花屋》ここはセンスで売る店で無く新鮮さと安さだ。自由が丘界隈のパリに出店も出来そうなお洒落な店の半額。 ただアレンジなどはどうかと思う。(スミマセン!) とにかく単一の花を自家使用目的で買うならばベスト! 激安と呼んでも過言ではない。・・・・・・・・・このページを書いていて思ったが、オレって”奥さん”みたいな視点で生きている。これが近所にあると知って、この地に住んで本当に良かったと思えたのは”奥様思考”の表れかなぁ・・・

  • 尾山台マーケット 東京都世田谷区等々力5-5-13
  • 東急・大井町線 尾山台駅 改札を出て右前まん前。 電話は各店別々になってます。
  • 《魚屋・魚辰》 03-3701-1702 http://www17.ocn.ne.jp/~t-uoshou/uotatu.html
  • 《肉屋・肉のまさよし》 03-5707-9468
  • 《八百屋・八百米商店》 03-3701-3223

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。”米久ラーメン”

世は不況である。どんどんひどくなって先行き不透明感も日を追うごとにひどくなる激しい状況なのに、それに加えテロだぁ、狂牛病だぁとロクなニュースが無い昨今、用賀の裏通りに斬新な経営をする店を発見した。その店は”昼は精肉店、夜はラーメン屋”という”二足のワラジ商法”で世の商店街の売上が上がらない事を不況のせいにしている経営者を一括する素晴しい発想の店だ。用賀にも有名ラーメン屋が何件かあるが、そんな店を差し置いて人気を博している。普通そんな店はあまり味は期待出来ないと思うのがシロウトさんなんでしょうなぁ・・。実は波田もそうだった。『フン!!、所詮、肉屋のサイドビジネスだろうがぁぁ、本業しっかりせにゃあかんでぇぇ・・・』といつか誰かに言われたような事を思い出しながら乱入。しかしその既成概念は間違いだった。その店は、素晴らしい美味さだった。こんな店があるなら世間の店も、もっと色々と考えて不況を脱出しようではないか!。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

以前、ベトナムのホーチミンで昼は自動車修理工場で6時過ぎると全てが片付けられて、貝料理専門店になり、相当に美味いハイレベルな貝料理を出すという店があって感動したけど・・・(勿論、インテリアは工場そのまま・・・でもそれが良かった。)そして翌日行ってみたら、朝一番にはチャンと自動車工場になっていたなあ。例えば、昼は魚屋で夜は立ち食い寿司屋とか、昼は病院で夜は店員が看護婦のコスチュームのコスプレ飲み屋とか(それアブナイかぁ!)、昼はガソリンスタンドで夜は野外シアター、昼は保育園で夜はカフェ、昼はプールで夜は釣り堀。(臭そう・・)。昼は家具屋で夜はレストラン、昼は体育館で夜はディスコ(クラブ)なんてのもいいねえ・・・。考えていたらキリがない。とにかく、店の軒先で兼業しているのだから特別な投資も要らなかったし結構な事だ。(余計なお世話だ。)きっと、本業の精肉店での余分な(決して余ったではないョ。)肉、骨が美味しいスープになっているのだろう。ラーメンの味の好みはヒトそれぞれだと思うけど店主の意気込みというかヤル気を感じちゃう素晴らしい店です。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

ラーメンは6種類。開店時間は午後8時(冬場は7時)から10時にたったの2時間だけ。そして一日、限定100食のみ。本業をあくまでも大切にしています。是非、この”2足のワラジ”商法を見学してみてくださいな。まだまだ考えれば生きる道はあるゾ!!。世の中捨てたんもんじゃない。 訂正:不況脱出とか余分な材料でスープとかは波田啓次郎の憶測以外のなにものでもありません。でもラーメンマニアが喜ぶ美味しい店です。

  • ラーメン米久(よねきゅう)というか肉屋・米久
  • 世田谷区用賀4-16-6 03-3709-7148
  • 営業時間 PM7:00(夏場は8:00)から10:00頃。日曜日休業。
  • 新玉川線、用賀駅から3分、フジスーパーを右に見て成城薬局を左に見て直進、セブンイレブン前を過ぎて43メートル行った右側。なぜかその界隈、肉屋が多い・・。

そこで肉屋は考えた・・・今、肉屋の店先が熱い。 世田谷区用賀に出現した不況脱出の糸口。"米久ラーメン"

最初は2種類だけのメニューだったが、現在は新化して6種類。米久ラーメン(500円)、トリソバ(塩味)(800円)、鴨ネギソバ(800円)、牛肉角煮ラーメン(800円)、軟骨ラーメン(800円)、チャーシュー麺(800円) 塩は3種類の天然塩をブレンド、極細たまご麺が美味い。チャーシュー麺のチャーシューはトンカツ一枚分位のボリュームの肉で驚いた。冬場は寒いよ。なにせ”外”なので。