かなり”志(こころざし)”の高いバッグだ。チューリッヒのフライターグ兄弟は自転車をこよなく愛するデザイナーだ。ある日、キッチンの窓から見える100,000マイルを駆け巡った排気まみれの薄汚れたホロからカスタムバッグが作れたらどんなにいいだろうと考えた。しかもリサイクル素材だったら、どんなにユニークになるだろう。トラックのホロは強度も耐水性も抜群!従ってバッグの素材的にはベスト! そして大切なのはデザインだけど、さすがにフライターグ兄弟はセンス抜群な上に自転車マニアだけあって、メッセンジャーバッグ(自転車乗りが好んで使うサイクルバッグ)から初まって、すべてのバッグが実に機能的に使いやすくなっている。そして同じデザインに出会うことは限りなく少ない。 いつかは、このバッグを使いたいと思っていた。色々と見ているうちに欲しいデザインも決まった。(トートからショルダー、メッセンジャー・・・とにかく様々なスタイルがある。)ところが、ものすごい数の生地の色(ヨーロッパのトラックのホロはハデ!その上、様々なロゴなどが書かれているので切り取る部分で全然違うモノが出来上がっているのだ。 だから出会いこそ命。扱う店にあるディスプレイ台とパッケージも素晴らしく箱の側面に現物の写真が貼られている丁寧な造り。大量生産ながら細かい配慮が素敵なんですよ。 ボクの最初に出会ったPEGGY(ペギー)という型。多くはミュージアムシヨップ(美術館などのお土産物屋さん)で販売。ボクは新国立近代美術館で出会えました。本当に使い勝手が抜群なバッグですよ! (唯一の難点・・・少しゴム臭いかな!まぁ、それもご愛嬌。) FREITAG http://www.freitag.ch/FreitagShibuya