花を愛でる心とは日本人特有のモノだという事を本で読んだことがある。
3月の末になると桜前線の上昇を心待ちにする様になり、日々、どこどこの桜が芽吹いていたとか、何分咲きだとかいう会話が出てくる。
満開も素晴らしいが七分あたり、そして満開を通過して葉桜が目立つ頃、蕋(しべ/おしべ、めしべの蕋)も濃いピンクが素晴らしい。そして桜の花吹雪・・・
とにかくこの桜が大好きだ。大大大大大好きだ。
シーズン中には特に好きな”千鳥ヶ淵”と”砧公園”には5~6回は行く!多くは一人で・・・ブルーシートをひいて酒を飲むでも無く、バカ騒ぎをするわけでもない。ただ散歩する! これってジジイかね!?
砧公園の近くの岡本町に約10年間住んでいて、時期にかかわらず、週に3日はジョギングに出かけていた。それは30代から40代にかけての事。でも正直、その頃も同じ桜の下を歩いていたんだけど・・・ここまで愛おしい気持ちにはなっていなかった気がする。
年齢と共に見えない物が見えてくるのかなぁ・・・・
ならば年を重ねるって素晴らしく楽しい事じゃないか!
夏というシーズンは飛行機に乗ればどこでも常夏の場所に行く事が出来るけど、
日本での桜だけは人生で限られるからなぁ。一生、この時期は日本を離れないと思う。
東北の方々が今年も桜を見て心和む事を祈る!