2012年2月18日・・・日本の冬の寒さが昔以上にキツくなったのは、気候の変化か、波田の肉体的なサーモスタットの変化なのか・・・とにかく冬に日本を脱出する生活は理想だ。 そんな2月にLSがハワイで開催された。2011年4月のLSが、震災の影響で延期になり、今回となったのだ。 さて、かねてからチャレンジをしたいスポーツ(というか冒険、いやレジャー!?)があった。それは・・・・・スカイダイビングだ。 スカイダイビングの話をすると人は真っ二つに分かれる。是非やってみたい!もしくは死んでもやりたくない!である。 どっちでも良いなんてヤツには出会った事は無い。しかし波田は気は進まないが・・・やってみてもいいかなぁ!?という曖昧なポジション。とはいえ言い出しっぺとなり引くに引けない状況となり決心した。 オレの中ではバンジージャンプ(2009年にニュージーランドで体験!)とスカイダイビングを体験すれば“真の男”になると信じていた。(笑) いよいよその時が訪れた。・・・というかオレがスケジュールを決めたんだけど! 朝の6時50分に車が迎えに来てくれて、向かうはノースショアのスカイダイビングの専用の空港・・そりゃそうだ。何処かまわずに上から人が落ちて来たら困っちゃうもんなぁ。
行きの車内では書類三枚がはさまれたバインダーを渡されて、それを全てチェックしてサインをしろと・・・そこには、死んでもゴメンナサイ。インストラクターは技術は抜群だが、人として間違いはある。アナタの残された家族は大丈夫か!?などなど・・・万が一の対策が万全なのは、流石に訴訟の国アメリカだ。 しかしこの書類、日本で予約をした時に送られて来てサインしろと言われたら、スカイダイビングを中止する奴が続出するのは間違い無い。ちゃんと考えられている。(笑) そしてひつこく、到着してからも法律的なレクチャー映像を見させられるが、どこかの宗教団体の教祖様みたいな風情の男の話で、それこそ心底恐くなってきた。だいたい今更引き下がれない。 スカイダイビングの説明は必要最低限の三つが教えられる。まぁ、初心者の体験なので当然に一人に一人のインストラクターがついて飛ぶわけだから多少、ボケていても大丈夫そうだ。そのダイビングの解説よりずっと丁寧に、慎重にわかりやすく『我々にチップをください!!』の説明がおかしかった。 我々8人は二つのチームに分けられて、各々のインストラクターが説明。全て機材をセットしてもらい滑走路に迎えに来たセスナに乗せられた。セスナの中は長椅子が前から後ろに向かって2列。そこに後ろを見ながら、またいで座りインストラクターが我々を亀の親子のように背中から抱きかかえる形になってハーネスでしっかり止められる。セスナはすごい勢いで急上昇! 後ろ向きの離陸はかなり違和感いっぱい! 地上から4000メートルまで10分前後で上がるのだが、セスナにはドアが殆ど無い状態なので、気圧や温度の変化も激しく感じられるし、爆音もスゴい! そんな戸惑ううちに落下ポイントまで到着して、一気に緊張感が高まる。
『気分はいかが!?』『やっぱり止めておく!?』なんてイントラが聞いたら、半数は躊躇するかもしれないが、そんな愚問は聞いてはもらえず、テンションの上がったイントラは一気にドアを開けて先程、簡単なレクチャーを受けた姿勢(エビぞり)で4人(組)は間髪入れずにダイブ!! なんだか幽体離脱をしたような・・・気づけば高度4000メートルから落下してどんどん加速!! 高度2000メートルまで時速200キロのスピードで落ちる。もちろん何とも似ていない初めての体験だ。気持ち的には高揚しすぎて、冷静に景色を楽しむなんて無理な話! わずか1分の出来事だが、パラシュートが開いた瞬間にドスンという軽い衝撃がありスピードが一気に遅くなった。イントラとの会話も普通に出来る程の静寂だった。空中からコーラル(珊瑚礁)やイルカの群れ、クジラなども見る事ができて感激。地球は丸いんだなぁ~なんて感じられる程に壮大な景色を楽しめた。着陸はイントラのガイドでフワリと着地。皆で感激のハグハグ大会! 本当に素晴らしい時間になりました。~~~『やって良かった!!!』が参加者全員の感想。 男なら挑戦だ!! 女も挑戦だ!! 心底スッキリするぜ! 『またやりますか!?』と聞かれたら『イエス!』だ!