名古屋といえば・・・・・・!!。 名古屋の名物といえば、てんむす、コーチン(高級な鶏肉)、きしめん、味噌かつ・・・何故か、あまり知られてないのに、食ったら病みつき系の食い物。そしてその存在は中京地域の人にしか殆ど知られていない。たぶん教えたくないと思っているのではないかと思う。それほどに美味い。早く教えろと言うカンジだが・・・おれも何故か教えたくなくなってきたぞぉ!!。 それは・・・“ひつまぶし”。
簡単にいえば “うなぎ茶ずけ” でもその奥深さはアムウェイのごと し。そこにはマーケがあり理念がある。なんじゃそりゃ・・。まず、一般的なものは御重にごはん、少し中京方面系の甘たるいタレ、刻み海苔、そして乱切りに された鰻がごろごろ載せてある。決して綺麗に整列はしていない。たこ部屋状態 というのが正しい。その過酷な労働条件のなかで鰻は精一杯頑張っている。なぜか美味しいのに東京では食った事がない。これには理由がある。鰻は東日本では蒸して焼くのに対して西日本では蒸さないで焼く。したがって、東はトロリと寿司屋の穴子の食感、西はわりとパリッと仕上がっている。従って東日本の作り方では鰻茶には不向きと考えられるのですねぇ。(波田の推測ですが。)その、食し方、第一段階。一緒についてくるお茶碗に好きなだけ混ぜて移して食う。その際、ワサビを入れても山椒を投入も可。第二段階、残りの御重にある鰻メシを茶碗に入れワサビ、そして出し汁(店によってはお茶)をかけて食う。ウゴウゴサラサラという音を立てて喉を抜けて行く。鰻独特の重い感じがサッパリとなり、タレも薄まりイイカンジ。絶対、名古屋中京地区にお出かけの際は御忘れな く。
・・・・・そういえば、以前山崎タクミFCAの生誕の地(要は生まれ故郷)の伊勢を表敬訪問した際、母上が食わせてくれた家庭の味 “ひつまぶし”が絶品だった。でも皆食べに行けないもんね。名古屋で扱う店は沢山あります。栄の“いばしょう”は上品、熱田神宮の“ほうらい”は庶民的、そしてお勧めは中区納屋橋の “宮鍵” 、ここはダシとお茶が楽しめてイイ。値段は1500円から2500円程度。食べなきゃ人生大損です。