“大戸屋”はニューヨーク以上の人種のルツボ。
初めて大戸屋ののれんをくぐったのは渋谷であった。汚い(これは大家さん失礼、あまり綺麗でない、いっしょか・・・)雑居ビルの2階、決して場所は良くない所だ。最近、都内主要部には必ず出来ている”大戸屋”はまさに”人生のガソリンスタンド”。(ウンウン我ながらこの表現、臭くていいなあ。)業界人は絶対に知っている。(この場合の業界とは定食屋探索業というとても狭い業界だが・・・オレしかいないかもしれない)。店に入った瞬間、おもいっきりカルチャーショックを受ける。要はこの店、気の相当気のきいた定食屋なのだが、渋谷という土地柄かもしれないが、来ている客層が面白い。
始めて行った時の客層は約70席の店内にサラリーマン15人(文系8人、理系7人)家族連れ4人、ヤマンバ系コギャル6人、不良系高校生6人、東大進学系まじめ学生7人、日雇い労働者風7人、OLの一人メシが5人、体育会系巨漢男3人、パンク系ミュージシャン3人、配達途中でふけている宅急便屋オニイチャン1人、会社社長1人、定年退職者2人、寝たきり老人0人、どう見ても公務員2人、主婦1人、同業スパイ2人、デパートのハデハデ美容部員2人、今時、何処から湧いてきたかヤンキー系兄ちゃん2人、そしてどう見ても実業家にしてファッションモデルか、きりりとした顔立ちから大学教授か、はたまた・・・オヤジプー太郎の私・・・・とい人種構成。(当社調査部調べ。)それが、みんな嬉しそうに定食食っているわけ。イタリアン、インド、エスニック、アメリカン、フレンチなんでも食える東京だが、結局帰るところはオフクロの味ということ。
そして、そのメニュー構成が泣けてくる。そこには相当の”愛”があります。テーブルに置いてある塩も沖縄産の天日干しの天然塩、醤油もこだわりモン、肉は抗生物質、成長ホルモンなど一切使用しない安全物、米も無科学肥料減農薬栽培米という中国語かとおもうようなこだわりのコシヒカリ(メシが美味い)、そして、食後のコーヒーはエスプレッソが50円、食べない友達のために150円、これが良心以外のなんであろうか。現在この大戸屋、都内にナント48店舗ある。店は物凄く清潔です。あなたの近所をまずチエック。”かあさーーん。メシ!!”
大戸屋ごはん処 お店のお問い合わせは0120-72-0108
定番メニューも充実だが、毎月のお薦めメニューが素晴らしい。たとえば6,7月は 玄米コロッケ、湯葉張り椀と冷汁うどん(640円)、美味くて4回も食ったよ。鳥から揚げ野畑ご飯(640円)昆布ポン酢の鰯ハンバーグ定食(660円)など。どうだ、まいったかぁぁぁ!!!!!!