冬の食卓といえば鍋物というのは”お約束”である。ただ鍋と一言で言ってもあまりにも幅広く、そして好みも様々である。人間の好みでヤセ型、ポッチャリ型、ペチャパイ、巨乳、曝乳、美人好み、ブス好み(間違いなく世には存在する。)聡明な女がスキもいれば少々足りないっぽい子が好みという人も存在するのだ。だから鍋物にも、そんな様々な好みあって当然なのである。(まったくワケのわからない理屈で読みなおした自分が恥ずかしくなったゾ・・・。)鍋物も多種多様で昔からあるトラディッショナルな水炊き、トリ鍋、鴨鍋、シャブシャブ、すき焼・・・最近だとイタリアン鍋(トマトソースのスープでイタリアンな素材を鍋物として食する。)とかミゾレ鍋(大根オロシに鶏つくね・・・)、また創作的なモノも色々と登場している。波田にとってのキング・オブ・ナベは”牡蠣の味噌鍋”であろうか。いやいや、鶏の水炊きかなぁ~!?。大体に好みの鍋を一つ上げよなんて究極の選択というか”パパとママのどっちが好きだい??”と子供に質問するくらい酷なことだろう。しかし、鍋物界の王道を行く鍋、名前的にもっとも壮大にして興味深いのがご存知”石狩鍋”であろうか。
石狩鍋の定義・・・北海道は石狩地方方面で捕獲および採取された素材をぶち込んで煮る・・・・だけであろう。しかし鍋の素材、名称は数有れど、こんなに壮大な名称で”漠然”とした鍋を越える物は鍋モノ界には存在しない。そう,石狩鍋は壮大なる”漠然鍋”なのである。 ここは北海道の札幌から2時間にある留寿都(ルスツ)高原である。スキー・スノーボードプレイヤーにはすこぶる人気のルスツ高原にとても快適なルスツ・リゾートホテルがある。その近所(ホテル正面玄関から127㍍)にあるのが”居酒屋マルミツ”である。しかし高級リゾートに隣接しているとは思えないホッタテ建築様式を取り入れた外観にも、ベニヤ板バリの店内にもナンの魅力もオーラも感じられない。しかし肝心の”お味”は満足度200%越えだ。約75人(無理やり)が座れるお座敷のみの店で店内の壁にお品書きが沢山張ってあるが、その殆どは解読不可能。ただ、謙虚で笑えるのが”店主は年だし素人出なので仕事が遅いからいっぺんに注文はしないでね。待っててね”と書かれている。この店の任務は”安く楽しく北海道の珍味を提供”(波田が勝手に決めた店の役割)。当然、石狩鍋はお約束で毎回、うならせてくれる食材がぶち込まれて幸せになります。タラに鮭、蟹、ホタテ、アサリ、海老、つくね、ハマグリ。そうだ!、前回はウニまで入っていたぞ!!。そして様々な野菜が入っている。従って毎回中身が違うので何時行っても味が違う!!。いつも美味い!!。そんな豪勢な材料から出たダシはお見事で最後のオジヤなんて究極です。値段は交渉アリですからどうぞ相談してください。
前回のスノボーツアーの際にこの店を貸しきって大宴会!!。刺身、蟹、煮魚、焼き魚、そして石狩鍋で酒持ち込みオッケー(隣りがコンビニなので各自、飲む酒を持参。)で4000円という破格でした。参加者全員大満足の夜になったのは当然でした。ホテルの気取ったメシもいいけど、やっぱり北海道はコレでしょ!!。
- 刺身居酒屋マルミツ 北海道虻田郡留寿都村字泉川143-1 0136-46-2168
- 入店後に”オヤジ”(名刺の肩書きにオヤジとある。大沼光春氏)に相談しましょ。親切に相談のってくれます。絶対の満足を提供してくれます。