旅先での様々な旅を楽しくするための秘訣がある。それは”食”の充実だ。ということでまずレストラン探しのテクニックだ。誰に聞けば正しく美味しい店に出会えるか・・・聞く奴を間違えたら大変な事になる。日本語ガイドも正しい確率は決して高くはないし日本語メニューなんか出てきたら興ざめするんだよね。(本当は日本語メニューの方が便利なんだけど・・・カブレてるんだなぁ。)
誰に聞けば正しいか・・・まずは美女である。これは間違いなく美味しい店を知っている。彼女達は常日頃から様々な男から様々なアプローチを受けてヨロシイ店に連れて行ってもらっている。イタリア男もカワイイ女の子に気に入られようと必死だ。そして次に正解率が高いのが洒落モンの男である。大体服装のセンスが良くて楽しそうにしている奴はそんな美味しい店に出入りしているし常日頃から情報収集して、来るべく”美女剥奪戦”に備えているのだ。ゲイの男(洋服屋店員)も相当に美味い店を知っている。しかし勘違いというリスクを背負うのでなるべく避けているがぁ。ということで初めて訪れたカプリ島(イタリアはナポリ沖20分のそれはそれはオシャレな島。)で美女数人にレストランを紹介してもらおうと聞いて返って来た答えは”ダ・ジェンマァ”であった。別々の二人に聞いて同じ答え・・・・間違いない。ということでランチタイムに乱入。
大体12時半位にレストランに入るとまだガラガラなのがイタリア人は1時過ぎからダラダラと食い始めるのが常。この店は評判通りの料理だった。店員のサービスというか愛想も素晴らしい。しかし注文に際してもう一つ注意点がある。人を肉体的に批評、非難する気は全然ないけどお腹の出っ張り具合をみて注文の量を考えよう。それは満腹の基準値にデブとヤセでの違いがあり、それが生死を分けるのだ。美味いものも注文しすぎはアウト。足りなければ追加をすればよい。そう、周りの客のポーションを見るのも大事だねぇ。ということで我々の担当給仕は腹が出ていたので少なめ注文で結果は大正解。さて、この店の名物は店名を付けているアッラ・ジェンマ(トマトのスパゲッティー)は美味の一言。麺の茹で具合も素晴らしい。また豊かな地中海の魚介類を使った料理は驚異的に美味かった。地中海を煮込んだらこんな味かも・・・そして、やはりピッザはお約束の美味しさだった。スプマンテ(いわゆるシャンパン)を昼から飲んで幸せの極地でした。
そうそうこの店からの地中海越しにナポリ、ソレントを見下ろす景色は絶景中の絶景です。(そんな絶景を見るのを忘れさせてしまうような美味で楽しい世界でした。)
- Da Gemma Via Madre Serafina 6,
- ウンベルト1世広場からサントステファノ教会脇の奥の階段を抜けた右側。
- (081)8370461 12:30~15:00 19:00~24:00 月曜日と1月上旬から2月上旬は休業。
- ハイシーズンのカプリはイタリアンの憧れのリゾート。本当にオシャレでヨーロッパ中のセレクトショップオーナーがファッションチエックに来ると言われています。そんなカプリが似合いたい。