ラスベガスの印象はギャンブル!これに尽きるでしょう。しかしそれは相当に昔の事、今やラスベガスは老若男女、金持ちも貧乏も楽しめる地球上類を見ない”砂漠の中の巨大一大エンターテイメント・シティー”と化したのだ。映画”バグジーで発祥の歴史を御存知の方も多いと思うが、それは一人のマフィアのバグジー(虫けら)と呼ばれる男のロマンと夢、遊び心から始まった壮大な夢のドラマなのだ。(そのホテルはフラミンゴ)しかし何故こんな乾燥した砂漠のど真ん中に作ろうと思ったのか驚く。もしクルマで行くならばロサンジェルスからフリーウェイ15を東に向かい4時間。なるべくならば夕暮れ時以降の到着が感動倍増する。良くアメリカ映画に出てくる砂漠の中の永遠に続く一本道のその向こうの山の向こうに、闇夜の中に空にまで光こうと光る巨大な光の塊が飛び込んでくる。それだけ何も無い場所にものすごいエネルギーの街を見ることが出来る。しかしここの消費電力をみていると節電なんてクソクラエ!そんな概念は何も無く消費こそ命、京都議定書にも賛同できない事情があるのかなぁ・・・・。
ということでこの街で何を食うか。さすがに世界の有名レストランは沢山、出店している。しかし今回特筆すべきは、それは”バッフェー”である。(日本語的発音ならば食べ放題ビュッフェまたはバイキングであろう。) とにかく巨大ホテルは集客の為に相当な知恵を絞る。その一つがバッフェーで品数と美味しさ、値段(通常ランチで18ドル、約2200円程度)ということで、これで呼び込んでギャンブルして帰ってね!!というのがホテル的策略なのだろうが、俺達はそんなホテル側の期待虚しく、ひたすらに食って帰る”直行直帰型”でホテルへ経済効果は期待できない。(バフェーは朝、昼、晩にも利用可能。一日中やっているからホテル側も便利なんでしょう。) さて評判は高級ホテル・ベラージオのバフェーだ。入り口でその日は18ドルを支払い席に案内され、そして各自散らばり自分の好きな料理を好きなだけ食う・・以上。
物凄い種類の料理が並ぶコーナーを見ているだけで満腹になりそうだ。サラダだけでもシーザーサラダからイタリアンハーブ系、少し重めのサラダ・・肉は牛、ターキー、チキン、ポーク、中華にイタリアン、和食(ロール寿司他)デザートなんて目まいがする量だ。さて充実したバッフェー生活をする為の心得を”全日本元取り協会会長”のモトトリケージロー先生にご指導、ご鞭撻いただこう。 ①まずは全体像を見回して、その日に食指が動くモノを考える。(肉はローストビーフとか炭水化物はピザだなぁ、チャーハンだなぁとか・・・)人生も仕事もバフェーも大切なのは計画である。 ②絶対に取り過ぎない。一度に山盛り盛り付けるほど下品な事は無いし味が混ざって不味い。見た目にも貧しい。従って面倒がらないで何度でも良いから好きなものを取る。
③人の目を気にしない。何故か”食べ放題”というと”デブにお似合いなお食事”というイメージなのだろうか。大体、二度目、三度目と料理を取りに行く人は・・・・あぁ~こんなに食うからデブなのねぇ・・・みたいな目で見る奴がいる。(見られてる気がする。)そしてそれを自覚しているかのごとく”えっへっへ、間違えて、またこんなに取っちゃった!エヘェ!”みたいな顔して帰ってくる。他人に”良く食うねぇ!”なんて軽蔑の眼差しをされても気にしてはいけない。自分のペースと好みを貫こう!! でも先日は何故か、とてもセレブな女性とバッフェーを御一緒して幸か不幸か、彼女はボクの正面に座った。スレンダーな彼女が何を食うかが興味津々だったがやはり、そのセオリー通りな取り方で品位を感じた。しかしボクは彼女の目が気になって(間違いなくボクの食う物、まして量なんて興味なかったと思うがぁ。)食べたいものを全て食いきれず少し切ない午後だったなぁ。
大事なのは自分で払って食うんだから満足する事だね。みんなで行ったら楽しめますよ。(国内でも上等なバイキングは沢山あります。石垣島のクラブメッド・地中海クラブはゴキゲンですょ。)
- ホテル・ベラージオ(HOTEL Bellagio) バッフェー 3600 Las Vegas Blvd .S NEVADA. 693-7111
- ブレックファースト 8:00~10:30 $13,95
- ランチ 11:00~15:30 $17,95
- ディナー 16:00~22:00 $25,95
- サンデーブランチ シャンペン付$27,95 シャンペン無$21,95