スイスでムール貝の百変化!(ひゃくへんげ!) レマン湖畔のレストラン

スイスでムール貝の百変化!(ひゃくへんげ!) レマン湖畔のレストラン

スイスの料理に失望していた。いや正確には失望は失礼なので取り消すが、あえてわざわざ、食べたくは無かった。それは”チーズフォデュ”の事である。今から15年前に初めてスイスを訪れたときに、一生でこれが最後だと思い二日連続で食べて、満喫。その時、あと数十年は食べなくても良いと思える位に単調な食べ物に感じた。2006年、再びスイスを訪れた。数えてみたら6回目のスイス。初めて来た時にマッターホルンを見ながら、もう人生でコレが最後だろう・…位の思いがあった。しかし考えたら6回。決して少なくはない。そして今回スイスでの数日間に何を食おうか当然に考えた。そして、ある友人からチーズフォンデュの発祥の歴史話を聞きた。”その昔、スイス人が貧しかった頃、硬くなってしまったチーズとパンを使って何か食べ物は出来ないかということで白ワインを入いれて煮て柔らかくしてパンを付けて食べるという手法が編み出されたとの事。ウゥ~泣けてくる開拓者時代に話だ。それではオレは次回か数年後に来て、余程食うものが無かったら食べる事にしよう。・・・・・今回の注目は”ムール貝”だ。

スイスでムール貝の百変化!(ひゃくへんげ!) レマン湖畔のレストラン

“黒いダイヤモンド”とまで称されるムール貝だが、決して珍しくも無い。間違ってもスイスのレマン湖などでは収穫は不可能であろうムール貝を様々な味で食べられるという。少しリスクを感じたが、山崎ヨッちゃんは数日前に食べて美味しかったとの事。そこまで聞けば臆病になることは無い。しかし僕の好きなハマグリやアサリだって、それだけ食べようと思ったら”酒またはワイン蒸し””トマト煮混み”程度しか思いつかないしパスタや鍋物に入れたら”ダシ”としては威力を発揮するが、あまり主人公には成りえないよなぁ。それをその店は10種類位の味付けで食べるという。①ノーマルなニンニク・オリーブ ②クリームニンニク ③バジル・セロリ ④カレー風味 ⑤トマトパセリ ⑦他は順列組み合わせ・・・・・ということで色々と準備されているが基本は理解できる範囲であろう。しいていえばカレー味がチャレンジだなぁ。ということで、友人10人でローザンヌの湖畔のムール貝専門店に直撃をした。

スイスでムール貝の百変化!(ひゃくへんげ!) レマン湖畔のレストラン

そして基本5種類を二個イーチで注文。約5リットル程度の鍋に8文目まで入った味つきムール貝がドンドンと運ばれる。参加者各々様々な意見はあれど、どれも好評だ。長い一列の席順だったので波田がリーダーシップを発揮してリズムとともに”♪タイムトゥ~チェンジ♪”と呼びかけて数分ごとに目の前にあるムール貝に入った鍋は右回りに回ったのだ。常に自分の前には新しい味付けの貝が回ってくる。”♪タイムトゥ~チェンジ♪”どんどんと回る。心なしか波田の気に入ったものは、波田の前に長めに止まっていると他の参加者からクレームが入ったが、そんな感情論を持ち出されて文句を言われても・・・・事実だと思う。クリーム系、そして意外にカレー系、やはりノーマルなニンニク&オリーブオイル、いやいやトマト系も相当な相性だなぁ。ここのムール貝は以前フランスの地中海沿岸(ニース、カンヌ~)で食べたモノより貝の身が小さめだ。だから余計に食べられたと思う。そして試合開始から43分程度で全てのムール貝が食い尽くされた。戦いは終わった。 ムール貝に始まりムール貝に終わったレマン湖の夕べはチーズフォンデュには無い、色々な満足を得れたのだ。いつか美味しいフォンディユをご存知のアナタ、ご馳走してくださいな。

  • ローザンヌのレマン湖ほとりのムール貝専門店 店名(ショップカード)紛失で名前がわからなくなった!
  • 本当に行きたい人は調べますから連絡下さい。  BEAU-RIVAGE PALACE(ビューリバージュパレス)から徒歩4分