3年前の、あるハワイでの休日の昼下がり、アラモアナ・ショッピング・センターの高級デパートのニーマン・マーカスのチョコレート売り場で出会ったフラダンス人形(マリーサと命名)に完全な一目ぼれをした! ディスプレイ品で売り物ではなかった彼女を持ち帰るには、結構な根性を必要としたので達成感はものすごかった。しかし実は、その時に気がかりがあったのだ。マリーサには相方(たぶん彼氏)がいたのだが、持ち帰りの都合上、引き離してマリーサだけを譲ってもらったのだ。 正直、三つの理由から引き裂く結果となった。①二人の持ち帰りは物理的に無理!帰国前日で配送も無理。 ②圧倒的にマリーサが魅力的だった。 ③彼氏が・・・・・ハンサムだった。(これってスゴくて普通、こんな事を言ったら語弊があるがハワイアンな人形はサモア系が多いせいかチャーミングさに欠けた岩窟王的顔立ちが多い。・・・・ジェラシー!!) 持ち帰り下田の家のリビングに飾ったが、しかしマリッサを見るたびにだんだんと可哀相になってしまった。オレはなんて事をしてしまったのだ・・・次回、ハワイに行ったら絶対に彼氏を買って帰ろうと決断していた。しかし友人がニーマン・マーカスに行くと、もうなかったとか、売ってくれと頼んだら拒まれたとか・・・・結構、心配していたんだよ~~そして先日、三年ぶりのハワイで初日にニーマンマーカスを訪れて早々にチョコレート売り場へ!!! 『ウワァァァァ~~彼氏が何処にもいない!!!』 そして二人の店員のうちの”いい人”そうな男に下田でボクとマリーサが写っている写真を見せて三年前に購入した旨を説明。是非、”ボーイ”を譲って欲しいと嘆願!!するとその男はニヤリと笑い、裏に入っていった。待つ事、5分でマネージャーと部下らしき男が向こうからやって来た!! なんと腕にはマリーサのボーイフレンドが抱えられている。そして、そのマネージャーは、一言 ”お待ちしてました! アナタが必ず戻って来ると思っておりました。是非、連れて帰って下さい!”と言ったのだ!!!!! 感激したよ!! そして彼氏も厳重に梱包されて旅支度をしてもらい、一緒にボクと下田に帰ったのだ。 晴れて下田でのご対面が行われた。二人置いて帰るとき、なんだか二人とも照れくさそうにしていたように感じた。・・・・・・・・彼氏の名前はニーマンマーカスをリスペクトして”マーカス”に任命! (重ねて帰ってベイビーを期待するかなぁ・・・)