ハワイの焼き肉屋の恐ろしきボーダレス。ここに国境はない。ハワイのリピーターなら必ず、通っている焼き肉屋”兄弟”(ヒジョン)の御紹介。この演歌っぽい名前の店に私は十数年通っている。この店の伝説は、やはりクチコミで聞いていた。その昔(とはいってもカメハメハの時代まではいかない。)十数年前に始めて行ったときは”アラモアナの裏のケンタッキーの隣りの焼き肉屋”といえば、完全楽勝に誰でもわかったが、いつの日にか突然の引越し。その姿を消す事、数年。(実は火事で全焼してしまい引越ししていた。)そして、数年前に引っ越した先がわかり”涙の御対面 ”なんて、タイソウなもんじゃないが、とにかくハワイ的な美味しさがここにある。
例えば前回、乱入した時の注文は・・・・・カルビ1人前、ミノ1人前、ロース1人前、タン1人前・・・・と、平均的焼き肉のオーダー方法、唯一注意点は店員(推測するに完全同族経営、お父さん、お母さん、親戚のオバさん、娘さん・・)だが、ハワイにアリガチな日本語の韓国イントネーション英語風味。カルビ一人前をチャンといわないと、目の前はカルビの山盛となる。韓国オバさんは”カァルビーヒィチニンマエネェーー”とよく聞けば言っているではないか。7人前のカルビは恐ろしい。そして、ここのスゴイ”超アメリカ的”なのは、注文した肉類(カルビもミノもタンもロースも骨付きカルビも何もかも・・・)がナント、ヒト盛りでくるのだ。”ションナァバァッカナァァ”と韓国風に驚き、そして、客の都合も構わずイッキにそれをつまんで焼き始めてしまう。焼いてるうちに、”どうも、これはミノだぁ、タンじゃないか・・・”とわかる始末。自分たちの食いたいスピードなんてかまっちゃいない。しかも量は曝量!!!。推測するに、同じカルビでも一人前は西麻布の某有名店の3.25倍(当社調査部データ)。”楽しく安く美味きゃいいじゃねっか”という店です。また、韓国お好み焼きのチジミは抜群です。肉は注文されてから切り始め、ごま油、塩、胡椒のシンプルなタレで味付け。値段はメニューに一応書いてありますが、適当に計算しているとしか思えません。大体、飲んで食って一人、25~30ドル程度の良心価格です。(時々ボルから気をつけてね・・・・。)オマケに付いてくるキムチ類は相当に美味しい。水キムチは絶品だゾ。
- 636 Sheridan St,Honolulu,Hawaii 96814
- TEL 591-1827 / 591-1025
- 営業時間 11:00~1:00 無休
- アラモアナショッピングセンター、裏側を背にしてまっすぐ、タワーレコードを右にみて左折、突き当たりを左折した右側に数件、お店がならんでいる一軒。焼き肉屋が他にもあるのでご注意。始めての人はタクシーが賢明、タクシー運転手は知っています。