特集・イタリアかぶれになろう・その3。 《衝撃のイタリア、役立たず情報》真のイタリアカブレを目指すあなた。イタリアの一杯立ち飲みや事情。

特集・イタリアかぶれになろう・その3。 《衝撃のイタリア、役立たず情報》真のイタリアカブレを目指すあなた。イタリアの一杯立ち飲みや事情。

男は誰しもがイタリア人に憧れる。マンジャーレカンジャーレ・・飲んで食って楽しんじゃう人・・・・イタリア人。そんな陽気なイタリアンが最もイタリアンらしい飲食店が立ち飲み屋(バール、またはトラットリア)ではないだろうか。

波田はイタリアに行くと必ずこの手の店には立ち寄ってナルシスト化をしている。誰も見ちゃあいなにのに、バーカウンターで波田ナル次郎と化すのだ。おれはサルバトーレケイジローネだと信じている。(成り切れないのが悲しい・・・いつも、その姿を写真撮って焼いて見ると、オレはこんなじゃないと言い写真を破り捨てる。・・)。こんな店で日本人観光客、まして”地球の歩き方”なんて片手に持っている奴はいない。この店はベニスにあった。小さいバーカウンターに美味しそうなオツマミが並ぶ。爪楊枝に刺されたオリーブ、生ベーコン、ソーセージ、ピクルスが美味そう。店によってパルメジアーノ(チーズの塊)やワインは10種類位あって赤(ロッソ)白(ビアンコ)位の好みを言えばお勧めが出てくる。

特集・イタリアかぶれになろう・その3。 《衝撃のイタリア、役立たず情報》真のイタリアカブレを目指すあなた。イタリアの一杯立ち飲みや事情。

店内は何処の地域に行ってもオペラを鑑賞する前のカップル、デートの約束時間までの男や女、仕事帰りに一杯、これから女の子口説くのにケイキ付け一杯、只、金が無くても飲みたいので一杯、という客であふれている。その晩はロッソ(赤)ビアンコ(白)を一杯ずつ、つまみを一点でワインを楽しんだ。そしてお会計・・・・・・・・エッエッエ~~、二人分でたったの560円だけ。いったいどんな料金体系なのだろうか。最初は合計を間違えているのかと思い、気が付かないうちに逃走しようかと思ったが冷静に、ここはイタリアだということに気づいて落ち着いて支払い。満足、満足、大満足。東京のワインバーならこれで4800円と消費税、チャージまで取られるかもしれないなあ。 今回のこのお店はベネチア(ベニス)です。この類の店はイタリア各地にいくらでもあり、その全てがそれぞれに個性を出した良心的安心価格な店です。