なぜキミはそこにいるのだ・・・・炒飯がスープの中だ。チャーハンインザスープだ。 いいかい!? ラーメンがスープの中ではなくて、炒飯がだよ。まず、その経緯が知りたいところだが、それは事実と受け止めよう。きっと何かの事情があっての出来事なのだろう。ヒトにはヒトのワケがある。でもそのルーツを研究してみる価値はある。
まずは安易な”偶然説”だ。炒飯なんて間違っても珍しい料理ではない。ただ不味い炒飯はいただけない。スープだってどこの店にも基本としてある。新メニューの開発になった時に何となくぶっかけてみたら、それはそれでイケたので採用したらウケたから出すに至ったという説。”いたずら説”やんちゃな発想だ。ただここにいたるまでには随分とムダもして店主には叱られただろう。美味いものを出そうなんて発想ではなく、子供の様にコレとコレを合わせたらどうなるかと好奇心のおもむくままに出来上がった。 では”無精説”メニューの開発担当者が知恵を絞るが、なかなか新しいアイデアが思いつかない。麻婆豆腐&ライスをただ一緒にして麻婆丼があるように、苦肉の策で一体化してみた。 そして”時間節約説”ここはサラリーマンの聖地である新橋だ。昼時間をももったいながるサラリーマンをみてツーインワンの発想! ラーメンのようにツルツルっと食べやすくしてやろうという時間軸から考えられた発想。 あとは”料理がヘタ説” 店の料理人が単に下手クソだった。 炒飯は蕎麦で言うなら”せいろ”、寿司でいうなら”こはだ”要はその実力が一番わかる料理だと言われる。それが上手に作れない料理人がゴマ化す為に失敗した炒飯にそこにあった中華スープをかけて完成。
となんであれ、ニュース性があって、新たな設備投資や食材仕入れも無く新メニューが開発されて脚光を浴びられてるなんて素晴らしい事ではないか!! 食べて最初の感想は”おぉ、美味い!”そして想像通りの味であったという事だ。 そりゃそうだ!炒飯とスープ以外の味がするわけないぞ! だけど新しい食感が楽しいのだ。それ以上でもなく、以下でもない! 想定内を楽しもう。
- 慶楽飯店 中華料理 東京都千代田区有楽町1-2-8 慶楽ビル
- http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13002730/