ジンギスカンは間違っても繊細な料理ではないし、高級食材でもない。一言で言えば庶民の、そして日常の料理だ。北海道に行けばコンビニでも簡易・使い捨てジンギスカン鍋(アルミ製だがしっかりしている。コゲつくので二回は使用出来ない。しかしスグレもの。)を販売しているし、ジンギスカンのタレも容易に調達できるから急にジンギスカンを食べたくなってもスグに食べられるのだ。 ご存知、ラム肉は殆どが輸入モノであるが、その“健康的な焼き肉“で広まっている。ラムの脂分は人間の体温より低い溶解度で分解されるので、人間の体内に入っても残らない。逆に牛肉や豚肉は残るのだ。要するにダイエット的な見地から考えるとラム肉(ジンギスカン)は身体にヨロシイとするのが定説・・・・しかし世に中に“食べて痩せる”などという便利な料理などはないし、だいたい、ジンギスカンなんて気取って食うものではないからダイエットなんてありえない。 北海道には沢山のジンギスカン屋がある。 今回は大変に評判のヨロしきお店を紹介! スキーリゾートのあるルスツの近所、喜茂別町にある“三幸食堂”である。店名の“三つの幸せ”とは、お客さんの幸せ、店主とその家族の幸せ、そしてラム肉の幸せである。・・・それはウソである。 お気に入りのジンギスカン屋さんだが、その店名の由来まで聞いた事はない。だいたい、その店に入る瞬間は興奮状態で入り、退出する時は満腹で気もそぞろ・・・みたいな状態だから、気のいい女将さんとゆっくりなんて話そうと歩み寄った経験もないからなぁ!
“三幸“がアナタを幸せにする三つのポイント その① 入店すると山積みになっている白いエプロンを着る。(これは決してノルマではない。)ジンギスカンのタレが吹き飛んでも洋服に付着するのをガードしてくれるし、ニオイも着きにくくなる。その上、全員がエプロンを付けると”コスプレお母さん状態“になり自然と和むので、この格好でマジな話なんか出来るヤツはいない。 その② 全てが勝手にしてチョーだい! 冷蔵庫にあるビール他の飲み物は勝手に飲んで最後に飲んだビンの数を計算して精算! その③ やたらに安い!何かの間違いかと思う程にだよ! 死ぬほど飲んで食っても2000円チョイ! 先日も60人でジンギスカンを250人前、ビールを220本飲んでもそんなもんだった。(これ計算しづらいなぁ!笑) とにかく安くて、美味くて、楽しくて・・と健康的な夕食に必要な要素は全て完璧に満たされた素晴らしい店です。問題は遠い事くらいかなぁ・・・ オバちゃん、来年の冬もまた皆で行きますからヨロシクね。その時には三幸食堂の名前の由来でも聞かせて下さいね。 ルスツリゾートからクルマで10分程度。タクシーも安い!
- ジンギスカン 三幸食堂
- 北海道虻田郡喜茂別町字喜茂別300-2
- TEL 0136-33-2323