3月の下旬にバリ島に行った。本当に何年ぶりであろう。雨期のバリ島は何故かより一層のバリ島を感じるのだ。 ツイッターとかフェイスブックとは便利なモノで、バリでくつろいでいる時に、ユージンの剛ちゃんがメールをくれた。『ウブドのイブオカのバディガラン・・・これボクの一押しの大好物です。是非食べて下さい!』・・・全く理解が出来ないメールであった。 生まれてから一度もバディガランを食べてみたいと思った事は無かった。というかそれ以上にバディガランってナンなの!?!?
調べると” 丸焼きにした、ブタの内蔵、肉など全てをゴハンの載せるもの。”とある。とにかく食にウルサい、そしてバリ島を知り尽くした剛ちゃんが言う事だ。試してみよう!! 店は捜す手間もなく、タクシーを降りた目の前がその店だった。ほとんど英語も通じないが店の前で様子を見ているうちに勝手がわかって来た。ランチタイム前なのに店内は大混雑! 見ればバスケットの様な器にバナナの葉っぱが敷かれて、そこにバビガランなるゴハンと肉が盛りつけられている。白人系外人はフォークで食し、地元系の人々は手で食べている。 しかし店内はごった返しているし、店の前にも入り切れないお客が山の様に待っている。いつになったらメシにありつけるのであろうか。 ブタの丸焼きは、どんどん運ばれて来きているし、それがどんどんとバラされて、メシの上に盛りつけられていくのだが順番がくるまで相当に時間がかかりそうだ。
という事でテイクアウト・プリーズ!! ここも良く見るとローカルと観光客(外人)に異なるスタイルで提供されている。ローカルはバナナの皮をクルリと三角に撒いてそこにゴハン、バナナの葉(仕切りとして)肉&モツ類、また葉が入り薬味がのるのだ。 これが外人向けになるといきなり大きな白い発砲口ロールのプレート型の弁当箱に入る。正直、衛生面は良さそうな気がするが情著も何も無い! という事で地元民スタイルでお願いした。それをホテルに持って帰りプールサイドで手づかみで食べてみた。 『ムムっ!!美味いっ!!』それがまた手で食べてるから余計に美味しい気もする。ブタの様々な部位を薬味の緑のモノと少し辛いソースを絡めながらカレーを食べる様に口に放り込むのだ。ちなみにスプーンも付いていたので食べてみたら、何故か違うんです。 やはり手でしょ!親からいただいた素晴らしい道具は”手”ですよ! そしてバナナの葉っぱでしょ!
なんだかワイルドな食べ物をワイルドに食うって楽しい。 シンガポールチキンライスがブタになった様な印象の食べ物だったなぁ! たぶん、誰か友達がバリ島に行っている事を発見したら『ウブドのイブオカのバディガラン』食べた事あるかっ!? とツブやいて自慢しちゃうと思います。
- IBU OKA (イブオカ) JL Sweta Tegal No2 Ubud 0361-976345
- 11時より売り切れ次第で終了。 不定休
- サレンアグン宮殿から1分 この店の為に渋滞が出来る程の名店。 食べるべき物はBabi guling Special(バディガラン)