しかし驚いた。世に専門店化は潮流としてある。パソコン専門店、餃子専門店、スポーツカー専門店、色々なオタク系趣味の専門店・・・・しかし、ここ”百珍”という店はコンニャク(蒟蒻)専門店なのだ。どうしてこんな店を開店するにいたったのかが不思議だ。いまだかつて主人公になったことなどないであろう地味な食材だ。おそらくオーナーは群馬県出身に違いないしコンニャク関係者(どんな関係ダァ)に違いない。群馬はコンニャクの出荷量日本一と物の本で読んだ事がある。そのプライドが人に小馬鹿にされがちな食材(おっと失礼)の格の向上の為に開店!!。そんな単純な理由ではなかろう。

店に入って驚いた。だって、いままで正直、小馬鹿にしていた食材にイキナリ空手チヨップをクラッタ!!でも、コンニャクのチヨップだからボヨヨ~ンとして痛くない・・ザマミロ!。僕が初めて店に来店したことを悟られると(どうして悟られたかはわからない。オドオドしたつもりもない。)いきなり、店主は約20種類あるコンニャク関連食材の説明、食し方、効能を機関銃のごとく話し話しはじめた。応戦の余地などまったくない。いいわけ無用、僕の都合なんて知ったこっちゃないグニョニョーン。そして試食につぐ試食。しかし聞くほどにコンニャクとは尊敬に値する食材ではないかという気がしてきた。完全にマインドコントロールを受けている。恐ろしいことに数点のコンニャクを買って帰り、家族にコンニャクの効能から由来、正しい食し方を熱弁!!。洗脳されていた・・・・・。おれは気がつかないうちにコンニャクの手先となり、コンニャクの世界普及につとめているではないか。恐ろしいことだ。そうか、こんな手法で世の中に潜入してきたのだな。フニャフニャで柔らかいと思って気を許していたらなんてザマだぁ。

本題です。販売している品目は刺身用コンニャク、煮物用コンニャク、豆腐コンニャク(まるでハンペンのような新たな触感)、根性系のコンニャク、明太子コンニャク(これヒット!)、田楽用コンニャクと続く。まあ、一度覗いて見る価値は”大”でしょう。オバチャンのボヨヨ~ン・チヨップにご用心。素材的には下仁田産三年イモを使用。一切のつなぎを使わず芋100%、ホカホカとしたコンニャク芋と香りが美味しい。冷やしても生でも煮ても良し。食うほどに胃腸に優しさを感じます。
- 百珍(ひゃくちん)こんにゃく専門店
- 東京都世田谷区上用賀3-6-23
- 営業時間 11時~7時 お休み不定期なので問い合わせしましょう。
- TEL03-3709-0705 FAX03-3708-1300
- 用賀中町通りを国道246から入って駒沢通りを越して100m右側(駒沢通りと用賀中町通り交差点より直ぐです。)
アー驚いた。だってイキナリうちの近所の商店街にロシア料理店が出現した。なんの兆候もなくだ。近所をロシア人らしきが歩いていたのも発見したことはなし、この界隈にロシア料理店の需要もあまりありそうもない。一昔まえの東西冷戦時代では考えられない事だ。しかし、チョイト前のアメリカ映画の敵国といえばロシアを筆頭とする東側諸国と決まっていた。今はその相手がテロリスト集団を抱えこむ中東の怪しい国に変わったが相変わらず不思議な空気を持っている国がロシアだ。映画の見過ぎだろうか、今だに何処か連れて行かれちまいそうで怖い・・・・・。ついロッキーの対戦相手だったロシア人ボクサーの笑わないイカツイ顔を思い出す。
その店に意を決して出掛けてみた。ランチタイムを過ぎた1時過ぎの入店だったが客は我々だけであった。店の作りに驚いた。席数は15程度の小さい店だが、奥の小部屋に通された。出来れば人通りから見える表側に席を取ってもらいたかったのは防衛本能からだろうか。そして、店に入ったら物凄い寒い。そうだ!!。北の国はこんなもんじゃきっとヒーターなんて入れないのだろう。モスクワは氷点下20度とかいうもんな。こんな5度なんて日はハワイみたいなんだろう。そうしてブルブルしていたら、やっと暖房を入れてくれた。そして音楽・・・なんか聞いたこと無いぞ!!怖い。国際問題に発展するのはイカンとおもい楽しもうとした。そうだ、注文しなきゃ・・。日本語通じない、全然・・・。指差し確認で注文。本日のランチ定食(と多分書いてあった。)食事が出るまでの間、数本の電話が店にかかってきていた。決して忙しくないこの店には相応しくない。そうだ、ここは旧東側諸国との秘密情報部員が経営しているのかと疑惑が舞う。そしてランチが出てきた。何か怪しい薬が入っていたらどうしよう。・・・しかし、そんな疑惑はフッとんだ。美味いじゃないの。定番ピロシキ(中に野菜、肉などが入った焼いた皮の厚いパン)、真っ赤っかなボルシチ・ハバロフスク風、そしてカツレツと言う名の柔らかめハンバーグ。なんだか全てが新しい触感で面白い。ボルシチなんてこんな赤い食べ物見た事ないというほどに赤いのだ。異文化体験は楽しい。気楽にニコタマ商店街で東西冷戦明けの恩恵をうけた。寒空にロシア料理が良く合うじゃないの。平和は素晴らしい。ソ連の外交官の方、何か気に触る表現がありましたらゴメンナサイね。陳謝します。(2001年冬の取材)
- ロスカヤトロイカ ロシア料理レストラン。
- 東京都世田谷区玉川4-12-15
- TEL 03-3708-0099
- モスクワ店 00617-095-3011091(マジ!)
- 東急・新玉川線、大井町線、二子玉川下車、高島屋ショッピングセンター裏の商店街を用賀方面に。ローソンを過ぎて52メートル行った左側。
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada