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突然のウナギですかぁ!!・・・ウナギの心の準備。“自由が丘ほさか”

ウナギは好きか?と聞かれれば、日本人の殆どの人が愛する食べ物の一つであろう。ちなみに、オレは死ぬ程に好きだ。 ただどうしても敷居が高いというか、気楽な食べ物とは思えない。幼少の頃になにかトラウマになるような事柄があったのかもしれない。

突然のウナギですかぁ!!・・・ウナギの心の準備。“自由が丘ほさか”

では、友達と昼メシ時に『何を食う!?ソバ屋、定食屋、中華かぁ・・・・じゃっ、ウナギでも行くかっ!』なんて突然に行く事は決してない。ウナギを食う日は、いついつウナギを食いましょう! そうだ、そうしましょう! ならば体調を整え、その日に挑みましょう!朝からお風呂に入ってキレイキレイして挑みましょう! お墓参りにでも行っておきますかぁ! くらいの心構えが必要な食べ物なのだ。(本当です!ボクにとっては神聖な崇高な食べ物なんです。寿司と同レベルなんですかねぇ!)  そのウナギを“焼き鳥”のように串でつまみながら飲む店がある。・・・えぇ~~そんな店、大丈夫なの!? なんて大きなお世話っ!! 東京は自由が丘の地で、もう60年も立派に営業している。

突然のウナギですかぁ!!・・・ウナギの心の準備。“自由が丘ほさか”

この店、決してオシャレではないし、老舗にありがちな入りにくい雰囲気ではないけど、この近所に暮らしながら実は初めて入ったのだ。というのもなんだか店内が異様な一体感というか皆で盛り上がっているわけではないのに、何か違うんです!(笑)お客さん一人一人に“雰囲気”があるんですよ。 入り口の脇では、別に老舗を気負うわけでもないオジさんがひたすらに注文のあった串類を焼いている。 さてメニューを見てみると、ちょっと想像の域を超える品々・・・ “カラクリ”って何?“エリ焼き”は!?“かぶと焼き”もわからん・・・結局、隣の常連さんぽい一見、大学教授風(風ってどういう事!?インテリなオジさん)の人から伝授を受けた。 “カシラ” は鰻の頭を割ったモノが5個程、串にされている。

突然のウナギですかぁ!!・・・ウナギの心の準備。“自由が丘ほさか”

完璧に蒸されていて骨っぽさもない。“ひれ焼き” は背びれ、尾びれを串に巻き付けたモノで、脂が意外に多くてコッテリした味わい。同じく、串に肝を巻き付けて焼いた“きも焼き” は、クニュクニュ+こりこりっとした食感が楽しめる。 鰻の身を細切りにして8の字に串に刺した“からくり焼き” は蒸してない鰻の脂のうまさと、蒲焼とはまた違った締まった身の食感がウリ。鰻屋ならではの山椒をたっぷりとまぶして食う。こんな大衆的な店のお決まりはテレビがつきっぱなしで流れていて、なんとなく店員もお客もそっちを見ながら、店の営業は進んでいくが、改めて驚くはお客さん達の高齢状態! そして一体感! かなり常連さんに愛されるている店です。60年間も同じスピードで時間が流れているんだろうなぁ・・・

突然のウナギですかぁ!!・・・ウナギの心の準備。“自由が丘ほさか”

  • うなぎ、蒲焼き ほさかや
  • 東京都目黒区自由が丘1-11-5   03-3717-6538
  • からくり、かしら、ひれ、えり焼き、キモ焼き 280円 かぶと焼き220円、蒲焼きは大1200円、小1000円  お新香は全員注文!