2005年の夏、数年前からの悲願を達成することが出来た。そしてあえてこのページを借りて自慢したい。これでオレもジンギスカナー4級達成である。以前、お気に入りのジンギスカン店の倶知安(ニセコの麓、クッチャン)の名店”寛松”にて地元スノボー仲間のみんなで食っていた時に、とても平和な気分で”ここのジンギスカンは最高だなぁ!!”と発言したらユージン・ヒロムが一言”うっふっふ、最高は帯広の名店・有楽町でここはその次。うっふふ”と飲んで酔っぱらって弱っているオレにもの申したのだ。それは挑戦であり希望となった。その日から、いつか立派なジンギスカナー(ジンギスニスト。どちらが正しいかなぁ)に成長してオレも名店・有楽町を訪ねようと決断したのだ。
それから東京・中目黒界隈の最近、流行りの店を食い倒した。それなりにジンギスカンを語っても問題ない程度(5級程度)には成長を遂げたと自負している。そしてこの夏、そう2005年の暑い夏に帯広の名店”有楽町”に表敬訪問することができた。時間はなんとまっ昼間。13時に乱入。(予定通り)正面玄関(ただのアルミのドアだけどねぇ。)では緊張と、ついに、ここまでやってきた!という満足感、充実感で感無量であった。記念撮影までしてしまった。そして乱入! え~~~!!、意外にも来ている常連客はテレビの高校野球に釘付け状態になっている。オーぃ!失礼ではないか!ジンギスカン様にたいしてレスペクト(尊敬)は無いのカァ!!テレビ見ながら食うとは何事であるかぁ。 ここがジンギスカンの聖地、AMなら聖地のエイダなのだ!! 金融ならニューヨーク、ファッションならミラノ、高校野球なら甲子園、電化製品なら秋葉原、サーフィンならハワイ・・・・ジンギスカンなら有楽町と信じていたのに・・・。ここは想像を反してあまりに緊張感ゼロな普通の食堂である。ガタガタ騒いでいないでとにかく発注だぁ。やたらに多い店員さん(物凄い数で全員女性・・・北海道の道産子女性は良く働くんだぁ)に注文。しかし一品ずつが安い。(一人前346円)そして早々に鉄板を温め投下! 肉汁ジュバァーー! コゲたタレの香りがフワァァン~~!たまらない、実にたまらない美味さだ。これだったのかぁ!!
実はこの肉の美味さを元・有楽町店員から直接インタビューできた。なんと店主が厳重管理する肉の倉庫には味付けした日付入りのイット缶(18リットルの石油缶)が並んでいて、店主はギリギリ(肉は腐敗寸前が美味さの頂点となる。)を出してくるのだそうだ。そして長らく心に残っていた謎も解けた。何故にして有楽町という名称なのか。想像は様々に駆け巡ったが・・・・・その答えは意外だった。当社の帯広地区・諜報部員デヴ・ヒデ(フランス的繊細なデブ)に取材させたところ店主ご長女(推定40代前半)”有楽町の名前の由来”の証言がとれたとの報告。”私も気になって父に聞いた事があるのですが、お恥ずかしい話、思いつきなんですよ・・・由緒正しい店でもないのにそれを聞かれると恥ずかしくなるんです・・・”との事。散々想像を巡らせたネーミングはただの思いつきであったという結末。とにかく有楽町に行くべし!!!!そう飛行機に乗って飛ぶんだぁ!! それからゆっくり話しを聞きましょう!!
(食った残骸の写真ですみません。料理が出てくるとつい食うことに精力が入ってしまい写真を撮り損ねます。)
未公認・ジンギスカーナー国家検定の合格基準
1級 ”めかくし”をしてどこの店の”タレ&肉”だか言い当てられる。店主の名前、所在地、価格、営業時間は当然頭の中。
2級 目の前に置かれた三軒の有名店の肉を食い、店名を当てられる。
3級 週1回ないし2回はジンギスカン、そして食わないと発作が出る。
4級 ”有楽町”に行ったことがある。北海道人とジンギスカン話に対等に渡り合える。
5級 だるま。めんようてい、札幌ジンギスカンなど札幌界隈名店は制覇。
6級 札幌ビール園を制覇。”正しきジンギスカンの食い方講座”は受講。
7級 中目黒界隈でジンギスカンを食って満足。道産子ローカルには非常に馬鹿にされる。
8級 ジンギスカンの名前の由来は知っている。
初段は羊の殺傷から解体、上級段位となると羊との格闘試合などを要求されるので素人は1級あたりで満足しよう。
- ジンギスカン 有楽町 北海道帯広市西23条南1丁目39番地
- TEL 0155-37-2805 ファックス 0155-37-2035
- 営業時間 AM11:00~PM9:00(LО) 定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌水曜日)
- 国道38号線から西帯広駅へ。ほぼ駅前。