「ジンギスカン」タグアーカイブ

《スノボーツアーそして三幸のジンギスカンナイト》

2011年1月のPVBVスノボーツアーも本当に激しかった!(笑)三日間はバッチリと素晴らしいパウダースノーを楽しめたのは当然! アフターも充実で、今年も三幸食堂のジンギスカンで大宴会! 定員30に対して消防法も真っ青な65人が乱入! 札幌のローカルピープルも数多く参加して濃厚な夜になりました。 この写真はビフォーでまだまだお行儀良くしてますが、後半はメチャクチャ!  来年のパーティーが今から楽しみです。

《スノボーツアーそして三幸のジンギスカンナイト》  《スノボーツアーそして三幸のジンギスカンナイト》

《スノボーツアーそして三幸のジンギスカンナイト》

片岡肉店 75年の歴史は物語る~ジンジンジンギスカン!

洋服屋さんにも様々な店がある。グッチやプラダの様な高級ブランドから、安さを売り物にしたショップ、一年中バーゲンしている店もあれば、中国製オンパレードの上から下までで1580円みたいな常識ハズレ的な店もある。最近はセレクトショップ(オーナーやバイヤーのテイストでその店の方針にあった様々なブランドの製品を日本だけでなく海外からも仕入れる。)が台頭してきたし、国産ブランドも相当に日本だけでなく海外でも評判になっている。・・・・・ということで何が言いたいかとえいば、肉屋さんにも同じ事が言えるのだ。(魚屋にも言える!)

片岡肉店 75年の歴史は物語る~ジンジンジンギスカン!

ここは肉屋のユナイテッドアローズ、いやいやもっと小さな、コダワリオヤジが経営する、セレクトショップに相当するのだ。今回紹介する札幌の知る人ぞ知る”片岡肉店”は、なんと歴代三代目になる由緒はないが歴史はありそうな肉屋なのだ。札幌の”食友のダイちゃん”紹介のこのオヤジさんとは電話を通じて何度も会話をしていた。そして(正直、公表したくはないが)生ラム肉を何回か送ってもらって、豪華なジンギスカンナイトを開催していたのだが、その会話のやり取りとか送られる肉の愛情ある梱包(決して過剰包装では無い。)そして、味たるや”崇高”の粋であった。

片岡肉店 75年の歴史は物語る~ジンジンジンギスカン!

ある冬の一日に、悲願の”片岡肉店表敬訪問ツアー”が行われた。店では我々御一行を迎え入れる歓迎式典などの準備は全くなかったが、遠くからこの店が見えた時には何故かデジャブー的な感覚を覚えるほどに懐かしさを感じてしまった。そんな気取りも見栄も無い謙虚な(要はどちらかと言えばアバラ屋建築という至ってシンプルかつ地震対策などしていない簡素な建築・・・どうも遠回り(^ム^) なボロ屋だ。そこが大切なのだ。ボロけりゃいいと言うわけではないが、どうも”実直”とか”誠実”という言葉にはこんな店構えがピッタリだ。

片岡肉店 75年の歴史は物語る~ジンジンジンギスカン!

店内は視覚に入る殆んどが”ガラスショーケース”と”張り紙”が占めている。そして扱う肉がマニアックすぎるのだ。オヤジさんは名前を告げると、嬉しそうに様々な肉をナンと”生”で塩コショウで試食せてくれた。当然に新鮮だから出来る”技”だが、それは、それは美味しかったなぁ。どうせだったら白ワイン、いや軽い赤なんかも用意してもらえたら幸せ度数は最高潮に達しただろうなぁ・・・・とにかく肉屋のオヤジの肉への愛情がバッチリ感じられる素晴らしい店でした。

片岡肉店 75年の歴史は物語る~ジンジンジンギスカン!

ここは加工肉や世間では当たり前の他の肉を混ぜたジンギスカン肉などは先代の遺言で絶対に扱わないらしい。オヤジさんの肉の説明を聞きながら”自分が大好きだから売ってます!”というのが充分に感じられた。好きなものだから、こんなに自慢げに美味しいモノを薦められるのだ。・・・・・・・深い時間でした。

  • 片岡精肉店  札幌市中央区南二条東2丁目  電話 011-231-8612

ジンギスカンの名店”有楽町” 長い旅だったよ! この道のりは・・・。

2005年の夏、数年前からの悲願を達成することが出来た。そしてあえてこのページを借りて自慢したい。これでオレもジンギスカナー4級達成である。以前、お気に入りのジンギスカン店の倶知安(ニセコの麓、クッチャン)の名店”寛松”にて地元スノボー仲間のみんなで食っていた時に、とても平和な気分で”ここのジンギスカンは最高だなぁ!!”と発言したらユージン・ヒロムが一言”うっふっふ、最高は帯広の名店・有楽町でここはその次。うっふふ”と飲んで酔っぱらって弱っているオレにもの申したのだ。それは挑戦であり希望となった。その日から、いつか立派なジンギスカナー(ジンギスニスト。どちらが正しいかなぁ)に成長してオレも名店・有楽町を訪ねようと決断したのだ。

ジンギスカンの名店"有楽町" 長い旅だったよ! この道のりは・・・。

それから東京・中目黒界隈の最近、流行りの店を食い倒した。それなりにジンギスカンを語っても問題ない程度(5級程度)には成長を遂げたと自負している。そしてこの夏、そう2005年の暑い夏に帯広の名店”有楽町”に表敬訪問することができた。時間はなんとまっ昼間。13時に乱入。(予定通り)正面玄関(ただのアルミのドアだけどねぇ。)では緊張と、ついに、ここまでやってきた!という満足感、充実感で感無量であった。記念撮影までしてしまった。そして乱入! え~~~!!、意外にも来ている常連客はテレビの高校野球に釘付け状態になっている。オーぃ!失礼ではないか!ジンギスカン様にたいしてレスペクト(尊敬)は無いのカァ!!テレビ見ながら食うとは何事であるかぁ。 ここがジンギスカンの聖地、AMなら聖地のエイダなのだ!! 金融ならニューヨーク、ファッションならミラノ、高校野球なら甲子園、電化製品なら秋葉原、サーフィンならハワイ・・・・ジンギスカンなら有楽町と信じていたのに・・・。ここは想像を反してあまりに緊張感ゼロな普通の食堂である。ガタガタ騒いでいないでとにかく発注だぁ。やたらに多い店員さん(物凄い数で全員女性・・・北海道の道産子女性は良く働くんだぁ)に注文。しかし一品ずつが安い。(一人前346円)そして早々に鉄板を温め投下! 肉汁ジュバァーー! コゲたタレの香りがフワァァン~~!たまらない、実にたまらない美味さだ。これだったのかぁ!!

ジンギスカンの名店"有楽町" 長い旅だったよ! この道のりは・・・。

実はこの肉の美味さを元・有楽町店員から直接インタビューできた。なんと店主が厳重管理する肉の倉庫には味付けした日付入りのイット缶(18リットルの石油缶)が並んでいて、店主はギリギリ(肉は腐敗寸前が美味さの頂点となる。)を出してくるのだそうだ。そして長らく心に残っていた謎も解けた。何故にして有楽町という名称なのか。想像は様々に駆け巡ったが・・・・・その答えは意外だった。当社の帯広地区・諜報部員デヴ・ヒデ(フランス的繊細なデブ)に取材させたところ店主ご長女(推定40代前半)”有楽町の名前の由来”の証言がとれたとの報告。”私も気になって父に聞いた事があるのですが、お恥ずかしい話、思いつきなんですよ・・・由緒正しい店でもないのにそれを聞かれると恥ずかしくなるんです・・・”との事。散々想像を巡らせたネーミングはただの思いつきであったという結末。とにかく有楽町に行くべし!!!!そう飛行機に乗って飛ぶんだぁ!! それからゆっくり話しを聞きましょう!!

ジンギスカンの名店"有楽町" 長い旅だったよ! この道のりは・・・。

(食った残骸の写真ですみません。料理が出てくるとつい食うことに精力が入ってしまい写真を撮り損ねます。)

未公認・ジンギスカーナー国家検定の合格基準
1級 ”めかくし”をしてどこの店の”タレ&肉”だか言い当てられる。店主の名前、所在地、価格、営業時間は当然頭の中。
2級 目の前に置かれた三軒の有名店の肉を食い、店名を当てられる。
3級 週1回ないし2回はジンギスカン、そして食わないと発作が出る。
4級 ”有楽町”に行ったことがある。北海道人とジンギスカン話に対等に渡り合える。
5級 だるま。めんようてい、札幌ジンギスカンなど札幌界隈名店は制覇。
6級 札幌ビール園を制覇。”正しきジンギスカンの食い方講座”は受講。
7級 中目黒界隈でジンギスカンを食って満足。道産子ローカルには非常に馬鹿にされる。
8級 ジンギスカンの名前の由来は知っている。
初段は羊の殺傷から解体、上級段位となると羊との格闘試合などを要求されるので素人は1級あたりで満足しよう。

  • ジンギスカン 有楽町 北海道帯広市西23条南1丁目39番地
  • TEL 0155-37-2805  ファックス 0155-37-2035
  • 営業時間 AM11:00~PM9:00(LО)  定休日:毎週火曜日(祝日の場合は翌水曜日)
  • 国道38号線から西帯広駅へ。ほぼ駅前。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

場所は北海道のニセコ近くの倶知安町(クッチャン町)である。クッチャンとはアイヌ語で”地のはて”を意味するかどうかは定かではないが街並みは淋しい。その街の何処が中心だかわからない中心地に今回紹介の”寛松”がある。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

ここのホルモン鍋が、素晴らしく美味い。夏場でも夢に登場するほどに強烈な美味さなのだ。初めてこの店に行くと店主のオバちゃんから伝授される方法は至って簡単。この熱した鍋に、ごま油をダラァァ~とたらして、そこに新鮮なモツを投下!。上には野菜をテンコ盛り、豆腐も乗せる。煮立つまでひたすら待つ!。火が通ったら少し辛めの味噌を豆腐にのせて混ぜて食う!!。ひたすらに食う!。その後はモツを追加すればヨロシイ。水も入れないしスープも無いので濃厚そのものの味なのがたまらないし、作る上でのコツなんて何も無いのに本当に美味い。そしてこの調理器具としての”鍋”の美しさに魅了されたのだ。これはこの店のオリジナルなのだが、どう見たって”鍋”には見えない。ピニンファリーナかジュージアローがフェラーリのデザインをする傍らデザインしたかと思う程に鍋界では珍しいスポーティーかつエレガントなフォームである。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

この鍋が道端に落ちていたら、それは車のホイルキャップ?、イタリア製の照明器具のカサ(シェード)?、フリスビーに変る新たな金属製の飛び遊び道具?、中華鍋の取っ手の取れたフタにも見えるなあ?。とにかく薄さがシンプルで美しいのだ。薄いということは良い事で携帯に便利なので旅行カバンに忍ばせてホノルルの海岸で《モツ鍋》を簡単に楽しめる。またアタッシュケースに入れて会社に持っていってお昼休みに《モツ鍋》なんてのもイキなこともできてしまう。持って歩いていたら防災上も大変に便利ではないか!。そうだ、暴漢に出会って逃走する悪人をフリスビーみたいに飛ばして一撃して武器として活躍!、実はそいつは重罪を重ねた凶悪犯で逮捕に繋がり警視総監賞獲得なんてことも夢ではない!。テロリストに襲われるガイジン女性をナベブーメランで弾頭から守り、その勇敢な行動からガイジン女性と恋におち、実はその女性はアラブの小さい石油産出国の王女さまで、見事結婚してアナタは王位継承者となり大富豪の仲間入り・・・。横断歩道を渡る老人に襲いかかる猛獣、いや、そんなことは無いから、こうしよう。老人が転びそうになって丁度そこに運悪く穴が開いていてその鍋のおかげで怪我に至らずに済み、たいそうその老人は喜び”そちに褒美を遣わせよう”と水戸黄門っぽくなってきたが、お礼に紀州の山を三つ頂き、あなたは100年後に山林王として名を馳せる・・・・・とにかくヒトに夢を与える素晴らしき便利この上ない鍋です。そうだ!、キーホルダーにしたら絶対に無くさないし落としても物凄い音で知らせてくれるゾ!。とにかく美味しい鍋なんだ!。

鍋で地球平和!。 フェラーリ的な美しき鍋とジンギスカンの夢のコラボ。

そしてジンギスカンも素晴らしく大規模なナンとかビール園のとは、ベンツとベンキの違いだ。北海道をジジジッッンと感じる素晴らしい店です。その鍋が欲しい~~!。(業務連絡です。ノサカケヒロム君ヨロシク!。)

  • 寛松(ひろまつ) ホルモン焼と成吉思汗(ジンギスカン)専門店
  • 店主は松井寛氏で少年時代の通称がヒロマツであったと想像するが誰にもわからない。
  • 北海道倶知安町北ニ西一   電話 22-0464
  • 死ぬ程に飲んで食っても4000円はしない。というか記憶が無いがそんなモンの安心価格。

北海道型の愛らしいジンギスカン鍋

北海道の代表的な料理の”ジンギスカン”はとても美味しい。そして、ついに東京ではジンギスカンがブームの兆しである。その理由は美味しい事とダイエット効果に尽きるのだ。ラム肉の脂は肉の中で唯一、人間の体内に入って人間の体温で溶けて流れ出るのである。ボクの自慢のジンギスカン専用鍋であるが形が見ての通り北海道なのだ。(通常は円形ヘルメット型ですから誤解の無いように!!)これは誰でもわかる北海道でないと成り立たない鍋で山形県、埼玉県、山口県の形では何が何だかわからない鍋となるのだ。この鍋の存在は話に聞いていたのだが、とにかくこの鍋がいつかは欲しかった!。この冗談みたいな鍋で、あーここは国後だぁ、襟裳岬だぁ、函館あたりだぁ、室蘭だぁ言いながら食ったら楽しいじゃないの。こんな素敵な鍋はマブダチ・イリモト氏からの贈答品なのです。(飲んだ席での約束を覚えていてくれて数日後に届いて感動倍増。しかし東京の肉屋にはラム肉売ってない・・・・探してます。)そしてこの鍋は南部鉄器製なのだ。南部鉄鍋で調理された食物は多くの鉄分が含まれていることが科学的に立証。水分が多い程、鉄溶出量が多く大部分は身体に吸収されやすい二価の鉄なのだ。なんだかわからんが幸せを感じるぞ。

北海道型の愛らしいジンギスカン鍋

コスプレなジンギスカンで“三つの幸せ!”

ジンギスカンは間違っても繊細な料理ではないし、高級食材でもない。一言で言えば庶民の、そして日常の料理だ。北海道に行けばコンビニでも簡易・使い捨てジンギスカン鍋(アルミ製だがしっかりしている。コゲつくので二回は使用出来ない。しかしスグレもの。)を販売しているし、ジンギスカンのタレも容易に調達できるから急にジンギスカンを食べたくなってもスグに食べられるのだ。 ご存知、ラム肉は殆どが輸入モノであるが、その“健康的な焼き肉“で広まっている。ラムの脂分は人間の体温より低い溶解度で分解されるので、人間の体内に入っても残らない。逆に牛肉や豚肉は残るのだ。要するにダイエット的な見地から考えるとラム肉(ジンギスカン)は身体にヨロシイとするのが定説・・・・しかし世に中に“食べて痩せる”などという便利な料理などはないし、だいたい、ジンギスカンなんて気取って食うものではないからダイエットなんてありえない。 北海道には沢山のジンギスカン屋がある。 今回は大変に評判のヨロしきお店を紹介! スキーリゾートのあるルスツの近所、喜茂別町にある“三幸食堂”である。店名の“三つの幸せ”とは、お客さんの幸せ、店主とその家族の幸せ、そしてラム肉の幸せである。・・・それはウソである。 お気に入りのジンギスカン屋さんだが、その店名の由来まで聞いた事はない。だいたい、その店に入る瞬間は興奮状態で入り、退出する時は満腹で気もそぞろ・・・みたいな状態だから、気のいい女将さんとゆっくりなんて話そうと歩み寄った経験もないからなぁ!

コスプレなジンギスカンで“三つの幸せ!”

“三幸“がアナタを幸せにする三つのポイント その① 入店すると山積みになっている白いエプロンを着る。(これは決してノルマではない。)ジンギスカンのタレが吹き飛んでも洋服に付着するのをガードしてくれるし、ニオイも着きにくくなる。その上、全員がエプロンを付けると”コスプレお母さん状態“になり自然と和むので、この格好でマジな話なんか出来るヤツはいない。  その② 全てが勝手にしてチョーだい! 冷蔵庫にあるビール他の飲み物は勝手に飲んで最後に飲んだビンの数を計算して精算!  その③ やたらに安い!何かの間違いかと思う程にだよ! 死ぬほど飲んで食っても2000円チョイ! 先日も60人でジンギスカンを250人前、ビールを220本飲んでもそんなもんだった。(これ計算しづらいなぁ!笑) とにかく安くて、美味くて、楽しくて・・と健康的な夕食に必要な要素は全て完璧に満たされた素晴らしい店です。問題は遠い事くらいかなぁ・・・ オバちゃん、来年の冬もまた皆で行きますからヨロシクね。その時には三幸食堂の名前の由来でも聞かせて下さいね。 ルスツリゾートからクルマで10分程度。タクシーも安い!

  • ジンギスカン 三幸食堂
  • 北海道虻田郡喜茂別町字喜茂別300-2
  • TEL 0136-33-2323

大ちゃんの大手柄!インド人イン山の中!・・・

3月末の小春日和のある日、朝イチからニセコで、それはそれはスバばらしいパウダースノーを楽しんだ。 昼になりスポーツの後でだんだんと小腹も空いてくる。これから札幌に向かう道中・・・何を食うかを相談していた。冗談みたいだが、食べたいモノは蕎麦かカレー、そしてやりたい事は温泉に入る! するとユージン大ちゃんが、その全てをイッパツで満たす場所があると・・・口数が少ない友はボソリと『山の奥にインド人がいて、美味いカレー出すんスョ!蕎麦も美味いし!そしてトナリは温泉で・・・』と言われたが意味がまるでわからなかった。

大ちゃんの大手柄!インド人イン山の中!・・・

国道から少し入ったところに古い、まるで木造の校舎のような、いや昭和初期のドライブインが朽ちたような・・・お世辞にも立派とか豪勢、そして繁盛なんて言葉とはかけ離れた建物・・・悪いがオーラ値はゼロな建物。こんな時に案内人がいるというのは有り難い。オレひとりだったら何かの間違いと思い帰っちゃう程に老朽化しているのに、玄関をガラガラと開けた瞬間に暖かいものを感じた。下駄箱に靴をいれるが、もう浮き足立つというか、震え上がる期待感が襲ってくる! だってニオイをクンクンと嗅げばインドカレーのキツい胃腸をつかむ様なスパイスの香りと、奥からは蕎麦のダシの香り、そして右の方からは温泉の硫黄の香りがムムーンとくる! そして、なんと良く見れば食堂は超満員! 建物の外観からは想像もつかない内部の盛り上がり・・・  空腹感のまま温泉にはいり綺麗になった身体にカレーを流し込むか、カレーを食べて満足感とスパイスに酔いながら温泉に入るかは迷うところだが、今日は食欲を優先させた。

大ちゃんの大手柄!インド人イン山の中!・・・

まずカレーを選択!(ラムカレーとトマトナスカレー) そして蕎麦(桶そば)も選択! これを食券を購入して待つ! 厨房にはインド人のお兄さんが5~6人、みんな楽しそうに働いている。そして数分後にインド人コックは『ナナァジューヨンバンサァーン』(74番さん、これは今回この店から与えられたオレ達の番号)を呼ばれてカレーを受け取り、見れば実に美味しそう! しかし小さな失敗に気づく。モノには順序があるだろ。カレー→蕎麦は無い!必ず蕎麦→カレーでしかない! カレーの後に回された蕎麦はその存在価値がなくなる。惨めな気分にさせてしまう。 しかし蕎麦が来ない。仕方が無く空腹に耐えられない状況回避をするために味覚障害を起こさない、弊害の無いナンをつまんでみるが、実に美味い。メニューには”世界一美味しいナン”とJARO(日本広告機構)もビックリな誇大広告があるが、当たりかもしれない。でも”アンタ世界中のナンを全部食ったのか?”・・・とか蕎麦が遅れをとる腹いせをぶつけようとしている間に、隣のカウンターからオレ達の番号が呼ばれてピックアップ!

大ちゃんの大手柄!インド人イン山の中!・・・

そして蕎麦をツルツルっ!『美味っ!!』看板に偽り無しな蕎麦だ。そしていよいよカレーを食う。これが本当に美味しいのだよ! こんな山の中でカレーを食うなんて・・・感無量です。 今回は食べ損ねたが、蕎麦コーナーに”ガンジス”というカレー蕎麦があってコレも人気らしい・・・まさに蕎麦屋とカレー屋の日印合作の作品だょ!(笑) この店、聞けば十数年前まで札幌の繁華街・ススキノでインド料理を経営していた息子さんが、稼業を継ぐ事になりカレー屋を閉店すると決めたら従業員のインド人の一人は残りたいと要望。ならば温泉のハジっこでインド・カレー屋をやるかって事になって温泉&カレー、そして前からあった蕎麦屋という組み合わせになったそうだ。偶然でも、わざとでもないからステキだよ。

大ちゃんの大手柄!インド人イン山の中!・・・

そしてここの温泉が”かけながし”(混ざり物無し、追い炊き無し!)のまさに一級品なお風呂。お風呂に入ると鍾乳洞(しょうにゅうどう)みたいな湯の華で地層みたいになっていて天然ぶりがうかがえる。 あぁ?・・・露天風呂で青空を見上げながら口に残るカレーの香りを楽しんだ。世界中にこんないい場所があるんだろうかぁ??昼寝すっかぁ!三つの夢と希望を同時に叶えて大ちゃんの功績に感謝する昼下がりでした。

  • ONSEN食堂・豊平峡温泉 インド料理、十割蕎麦、そしてジンギスカン
  • 札幌市南区定山渓608 電話011-598-2410
  • 営業時間 平日 10:00~24:00  日曜祭日 9:00~24:00  (インド料理は11:00~10:00、蕎麦は11:00~21:00)
  • URL http://www.hoheikyo.co.jp/

世界一の味と標高のジンギスカン!

ニセコは、今や日本ではない。すでにオージー(オーストラリア人)や中国人に完全に乗っ取られている。居酒屋に行っても露天風呂に行っても居るのは外人ばかりだ。だから気分は海外リゾート。   最近はホテルではなく、いつもニセコのロッジ(貸し別荘)に宿泊をしているのだが、そこからは素晴らしい羊蹄山の景色を見上げることができる。関東地方、いや日本人が富士山を見ると異様に興奮するのと同じで北海道人は羊蹄山を見るとやたらに興奮する。

世界一の味と標高のジンギスカン!

時々、聞く話だったが、その雪がどっさり積もる羊蹄山をスノーシューズを履いて5~6時間もかかって登って気持ちが良い一本をナダレの危険を背負いながら数十分の幸せライドでスノーボードで滑るというのだ。 いつもその話が出ると『オレは誘わないでね!くれぐれも!』と念を押していた。おれは辛い事が嫌いなのだ。  昨年のボクの誕生日に札幌のイリモトが、本人がまるで望んでいないビーコン(雪のナダレに巻き込まれた時に発信をして居場所を教えてくれる便利な人には便利な機械。要らない人には全く不要な機械)をプレゼントしてくれた。

世界一の味と標高のジンギスカン!

正直、当惑した・・・なんの意味だろう。しかし今年は覚悟をした。夏の間に吉木大輔からも電話があり、スノーシューズ(雪上を歩く為の靴。昔の名前だとカンジキ)とゾンデ(遭難した人を捜す為の折りたたみ棒)とスコップ(遭難した人を掘る為の・・)を買えという。なんでスコップを持参してスノーボード・・・意味がわからなかった。・・・でも強い誘いにはのる性格なんです。 今年、THE DAY は来ました。オレ達はやたらに“晴れ男“なんです。羊蹄山も登れる程にコンディションがいい日はシーズン中に10日あるかないかとの事。 それも遭難覚悟の重装備をつけての登山をして滑る人間なんてそうはいないらしい。

世界一の味と標高のジンギスカン!

前日の夜に、飲みながらガイドの佐藤ユウ君が携帯で天候、風向き、積雪量などをチエックして『明日は早朝に羊蹄山に登れる!』と判断! それが決まり、波田は酒をピタリと中止!部屋の飲み会のオバカ空気が一気に入れ替わり覚悟の空気。 なぜか折角だから、そんな時に羊蹄山の山頂でジンギスカンを食おうという話になり、食卓のラム肉と玉葱などのジンギスカンセットが片付けられ冷蔵庫へ! そして翌日のザックの中に入ったのだ。さすが北海道人の魂であるジンギスカン! 翌朝は全員が緊張気味で誰も目覚まし時計も無く起床! 早々にクルマに道具類を詰め込み出陣っ!

世界一の味と標高のジンギスカン!

初めてのスノーシューを履いてスノーボードを背中のザックにくくり付けて歩き始める。履き慣れないスノーシューは足取りも重い。そして背中のボードは重心が高くなって歩くのは難しいし、スコップなどの荷物が重い。しかしそんなのナンのその! 5時間歩いたその先には絶景とジンギスカン、そして快楽な一本が滑れるのだ、ガイドのユウは流石にプロ!素晴らしいガイドで案内してくれるのが嬉しい。頭の中は絶景眺めてのジンギスカンでだんだんいっぱい。正直、ジンギスカンがなかったらメゲたかも・・オレは一人歩きながら『ジンギスカン♪ジンギスカン♪』を繰り返し自分を盛り上げた。数時間歩いて、森林限界点(寒くて樹々も生えなくなる境界線)を超え、休憩時に下界をみて、全員が唖然!『キレイだぁ~~!』と驚喜。

世界一の味と標高のジンギスカン!

4時間後、7合目あたりで、雪のコンディションも固めになり、これ以上登るとスノボーが楽しめない雪質になると判断して休憩・・・するとガイドのユウと大ちゃんはザックからスコップを出して、傾斜を利用して雪でファミレスみたいなベンチとテーブルをあっ問いう間に作製!そこに風よけを作り、スキー板をベンチにして早々にジンギスカン鍋を設置!(北海道には使い捨てジンギスカン鍋なる便利な物があるんです。)そして野菜を投下!肉を投下!!待つ事10分、タレをジュ~~っとかけて、いよいよ『いただきまぁーす!』 グウの手で乾杯!この場所で食う、ジンギスカンの美味しい事ったらない!! これ以上の美味いジンギスカンを食べた事が無い!(北海道人イリモトもこれ以上は無いと認定!)

世界一の味と標高のジンギスカン!

全て、昨日の夕方に生協のスーパーで買ったものなのに・・・何を食うかも大切だ!  誰と食うかも大切だ! そして、どこで食うかも大切だ。当然、帰りのスノーボーディングはお口の中にジンギスカンのニオイがしっかり残って幸せなライディングになった。これ、生涯忘れられないジンギスカンだよ!  (イリモト、大ちゃん、ガイドのユウ君、ありがとう!)

  • 場所 ジンギスカン ニセコの羊蹄山 7合目 電話なし。
  • 連れて行ってくれるガイドは佐藤ユウ君(ノマド社)
  • お肉とタレ、玉葱、もやしは倶知安(くっちゃん)の生協で購入。

新潟へ”恩返しツアー”が恩返された!

2009年7月8日(水) 話せば長い。しかし便利な時代なので 興味がある人は読み直して下さい!  http://www.keijiro.co.jp/1476  そこまで情熱の無い、アナタには簡単に説明します。北海道のニセコはジンギスカン&もつ鍋の聖地。

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

そこに寛松という店があり、そこの店のナベがすこぶるスポーティーでカッコいい。そして使い勝手も最高なのだが、この店のオリジナルなので販売していないし、売ってくれと何度頼んでも無駄。一時は”長期拝借”も考えたが、人としてそれは道を外しているではないか! ということでコピーをする事を考えて、サイズを計った。波田は常日頃からノギスなる簡単計測器を持ち合わせているので、簡単な事。そしてブログにて世間一般サマからの、このナベを作ってくれる人の募集をした。鉄を丸く切り、半円形に加工できる人・・・たぶん簡単ではない。するとなんと一時間後に、このお仕事を請け負ってくれるという青年が現れた。その名は伊藤君。この際だから、マイスター伊藤と呼ぼう。 彼はボクにメールをくれた。それから何回かメール&電話で打ち合わせて、約一ヶ月後に試作品が出来たが、少しばかり小さい(お一人様サイズ)なので大人数バージョンを作ってもらう事に!!

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

そして完成時にお礼をしたいと申し出で希望を言ってもらったら”ケージローさんと一緒に、このナベでモツナベが食べたい”と爽やか青年らしい答えが。 波田の頭の中では”外は雪(新潟は雪しかない)津々と雪降る中で彼のアパートのコタツで数人でお礼にミーティングをして、その後にナベ!”という絵柄をイメージしていた。良く考えれば月日は7月!(でも新潟には雪が残っているのではと、まだまだ意味不明な勝手なイメージが!)行ってみたら大きな会場に、大変な人出っ!!! あぁビックリ!!(会場は堀ダブルの20軒、所有するうちの一軒でラルゴという大箱のレストラン。)そしてアフターはマイスター伊藤のアパートでは全くなく、やはり堀ダブル所有の居酒屋モスラを貸し切りに!(やはり外に雪は無い)そしてついに悲願の円盤ナベに素材が入れられて着火!! 感無量・・・(涙) 実に美味しかった。ニセコの寛松の味が、ここ雪国・新潟で食えている! このナベさえあれば・・! マイスター伊藤は、そこで二週間遅れのサプライズoバースデーまで演出してくれた。 ありがとう!!! 恩返しどころか、また恩をもらってしまった。 新潟の人々は本当に”酒飲み好き”そして”盛り上がり好き”だ。 そこらへんは”堀”仕込みなんでしょうね! お世話になりました。 本当にあたたかく楽しい時間でした。

新潟へ"恩返しツアー"が恩返された!

堀正樹氏は海外遠征中なのにお店を手配してくれたり、様々な配慮をしてくれた。マイスター伊藤氏、同様に感謝しています。 モスラの店長さんもありがとう! 幸せな夜でした。