世界中を旅する理由の一つは、将来の下見だ。住みたい場所というと、オレみたいな放浪癖がある人間にはかなり敷居が高いし、住むならば日本が好きなんだけど、やはりロングステイ(約1ヶ月から3ヶ月)と考えると候補に挙がる都市は世界で数多い。当然、見て回る時に気になるのは“食生活”。安全な食材が手に入る為のコストも問題だ。
日本人にとって住みやすいか、住環境、公園や交通手段などのインフラ、そしてアクティビティー(何が出来るのか・・・サーフィン、ゴルフ、ハイキングなど趣味的な事)そして文化レベルも大切である。文化のある街はおしなべてオシャレだ。
こんな朝市(マーケット)がある街に住みたいもんだと痛感したのは、ここアフリカ大陸の最南端、喜望峰があるケープタウンの街中の通称“ウッドストックのビスケットビルのサタデーマーケット”。50軒近い素晴らしい出店が並ぶ。
サンドイッチ、八百屋、果物屋、キノコ屋、ピザ屋、フォカッチャ屋、カレー、無農薬ジュース、点心屋、ハチミツ屋、干し肉専門店、パン屋、ペストリー屋、ピンチョス屋、ワッフル屋、高級ハンバーガー、ナッツ屋、甘栗屋、チーズ屋、マカロン屋、オムレツ屋さん、生ガキ屋さん、パエリヤ屋、自家製ビール屋さん、バジルペースト屋さん、ソーセージ屋さんが出店する、毎週土曜日のみの朝の8時から午後の14時までの営業のマーケット!
地元でも大人気で朝の10時を回ると人でごった返す。ココには当然に“食”を重要視する人々が集まってくるので、新しい料理人や店舗がデビューする登竜門にもなっているのだ。ここからお総菜屋さんのメリッサ、バジルや様々なペーストを販売している店(名前わからず)など様々なお店がデビューしているのだ!
当然に競争率も高くて申し込み希望者も行列状態、そして売り上げが悪い店は自然に消えるそうだ。とにかく、ここで素晴らしい食文化の根付くケープタウンの街の人々の食への追求心を見たのは間違いない。余談だが、ケープタウン界隈には約400軒近いワイナリー(ワインの生産農家&業者)が存在する。地元向けには亜硫酸塩が入っていないものばかりなので、当然に翌日に頭痛を引き起こす事など無いのも大切な要因だ。
ここで暮らしたら相当に健康的、快楽的な生活が出来るのは間違いない! 本当に良い街にであえた!
(たぶん一年で一番、季節が良い時に行っているから余計、そうなんでしょうねぇ。だから北半球と南半球の気候的な差を使って移動していたら一年中、ハイシーズンで暮らせる訳です。)
- ウッドストックのビスケットビルのサタデーマーケット
- 南アフリカ共和国 ケープタウン
- 毎週土曜日のみの朝の8時から午後の14時までの営業のマーケット