ベトナムはホーチミン。ここの市場(マーケット)がまたまたヤル気満々だ。市場の人々はどうして世界中、共通事項として声がデカイのであろうか。
検証① 声のデカさと新鮮さは比例する。これは間違いない。やはり生鮮食料品扱い者は世界共通でヤル気がないと成り立たないのだ。アンガールズみたいなナョッとした体脂肪8%の奴は不向きである。せめて20%以上、声質はテノール系ダミゴエ派が理想だ。ベンタイン市場には野菜、肉、衣料、雑貨のコーナーに別れて生活必需品の全てがここで揃う。野菜コーナーをのぞくとものすごい種類の野菜が発見できる。見たことも無いような野菜、庭に雑草として生えてそうな香草類、そして全てが新鮮そのものだ。ベトナムの家庭はゴハンを茶碗によそい肉や魚、野菜のおかずをバランスよく食べ最後にスープを飲む。またアジアの他国と違い刺激的な辛さやクセが無いので日本人にはなじみやすい。カボチャひとつでも実でおかずを作り、ツルや葉はガーリック炒め、種は乾かしておつまみ、空心菜のゆで汁ですら捨てないでレモンを絞りスープにという具合だ。家族揃って食卓を囲みその日の食材は無駄なく食べきるのがベトナムスタイル。
検証② ベトナムのデブ率は驚異的に低い。これは野菜中心のバランス取れた料理が秘訣。そして女性はアオザイ(民族衣装)によるところが大きいと波田は推測。何故ならアオザイは体にピッタリ作られるのでデブると即、ダイレクトにわかり注意信号となる。日本の腰ゴムヒモパンツをはいたオバちゃんには信じがたい衣装で危険回避システムが確立されているのだ。従って不摂生の無い上に飲酒を禁じられているベトナム人女性は美しいスタイルが保たれ続けるのだ。やっぱり”食”は大切だぁ。またベトナム人は、とても米好き。世界2位の米生産国。南はメコン川、北はホン川、それぞれのデルタ地帯は豊かな自然と水に恵まれて20~30種類の米が作られている。主流は長粒種のインディカ米ともち米がポピュラー。しかし市場で大変な問題が発覚!!いや発見!!
検証その③ ”米”と”ペットフード”を一緒に売ってはいけない!と思う。下段で某有名Pブランドのドックフードがナント量り売りをしていて、その上段では数種類のお米、、穀物類が販売されているではないかぁ。やはりどうしてかと聞かれると正直わからなくなるがペットフードと人間向け食材は一緒に販売してはいけないと思う。(たぶんウチのミーちゃんは家族だから・・・なんて言ってるオバちゃんも同意してくれると思う。)何故かこのタイプのディスプレイを数軒発見。 さて今回も三日間のベトナム・ホーチミン潜入でバケツ一杯位の野菜を制覇したと思う。・・・・やっぱり”トリプルエックス”に感謝だ。 とにかくベトナム料理は身体に優しい超スローフードである事は間違いない。ここベンタイン市場にはホーチミンの生活が凝縮してみることが出来る。
- ホーチミン”ベンタイン市場” レタイントン通り 街の中心地、タクシーで行っても簡単。
我がホームページの最重要情報収集任務を遂行する秘密情報部員、正確な肩書きは “食生活友の会・情報調査局国際部門アジア地区主任兼ベトナム社会主義共和国担当一等書記官、雑務兼任”のH氏(ベトナム地区ではミスターホイガーと恐れられている。)の捜査網は恐れ入る。数年前にホーチミンを案内してもらい衝撃的成功率で素晴らしい店を紹介してもらった。かれは30代の貴重な数年間を某有名電器メーカーのベトナム支局長という肩書きで日夜食の探求をしながら時々会社の仕事もこなすというエリートならではの頭脳と舌、そして並外れた探究心、好奇心を持つ強豪である。彼の食のアレンジ力は素晴らしく参加者の全て前後の体調、天気、湿度、経済動向、日経平均からダウ平均、はたまた原油価格に消費者物価指数まで考慮に入れて頭脳ナビで散策した結果、この店に連れてきてくれた。
チキンと飯、スープというごくシンプルなオーセンティックなメシに完全ノックアウト!!しかし今回、数年ぶりのホーチミンでH氏は不在ということで、地図と案内を入手! 以前、行って気に入った美味しいチキンライス店だったのにその地図に従って行くと店が無い。あの汚いいアバラ屋、ホッタテ小屋は何処に行った! 同じ場所にはなんと5階建てのビルに変身していた。エェェェ~~~ウレシイじゃないかぁ。正直に美味いものを庶民に愛されながら営業してそれが認められて、こんな立派なビルに!正に成功者の証のビルなのだ。きっと田舎の母さん、天国の父さんも(父さんが天国はボクの仮説です。)喜んでくれているに違いない。親戚縁者もさぞや誇りに思うだろう。(涙・・)小学校の同級生の間ではヒーローに、高校生の仲間からは憧れに、そして近所の商店街のオヤジからはカモられているのだろう。この際、忠告しておくが甘い話や悪徳業者には気をつけて欲しい。ヒトは往々にして小金を持つとヨコシマな考えを持つのだ。(余計なお世話だろ!)
さてそのチキンビル(仮称・命名はオレ)のメインの中二階ではキッチリとチキンライス屋が営業されていて昔と変わらない美味しいチキンライスを提供していた。今回は二種類のスープも注文!なんと身体に優しく、肉の香ばしさ、脂の美味さ、タレの美味さを感じながら素晴らしい満足なランチとなった。しかしメニューの左側に誇らしげに写真と解説が書いてあるデカイ機械は何なのであろうか。ベトナム語でさっぱりわからんが、事の流れ的に判断すると チキン絞め上げ機? 製麺機? 米洗い機!? いや食洗機かぁ?当店はこんなに皿をキレイに洗ってますよと自慢してるのかなぁ。 なんだかわからないが自慢なのだ。きっとスゴイものなのだとおもう。帰り際に店主にメニューの機械の自慢文章を指差して”グレート!スゴォーイ!”と言ったらやたらに喜んでいたぞ。だれかこの機械がなんだか教えてくれ。
さて本題のチキンライスは”厚型タレ付き北京ダックのチキン版”と解釈したらいいかなぁ。とにかく懐かしい味にして付属の生姜汁(ジンジャーがとにかく多量に使われている。)が美味さと元気を100万倍にしているのだ。ということで皿まで舐めたくなる名店でした。香草の効いたスープが抜群な威力を発揮していたなぁ。
- Com Ga Thuong hai (コムガァートゥンハイ) 上海鶏飯
- 21-23 Von Van Tan (二軒隣がInternational Hotel )
- 9303031-9303032 -9300584 (これ名刺にある電話番号なんだけど・・)
- 値段は4人で死ぬほど食って1500円程度。死ぬかと思った。
昨年はベトナムを代表する南のホーチミン、そして先日は北のハノイに乱入した。そのベトナムという国の歴史はまさに波乱万丈。1000年にわたる中国からの支配と侵攻、植民地支配を受けたフランスからの独立、独立と統一を同時に達成する為に、こんな小国が巨大なアメリカを打ち負かした力は何であろうか。勝利に導いたホーチミン氏の右腕、ザップ将軍は”我々は過去も現在も民族の色を守りつつ東西の全てから学び取り入れなければならない。中国や日本から学んできた様にフランスからも学ぶべきは学んだ。”と語っている。このいいものはどんどんと吸収して力にしてしまうという姿勢が全てのパワーにつながっていると思う。そして変に影響されていない独自の文化だ。ただのアジアではない、中国でもない、フランス色(食)、アメリカ的文化、全てをいいとこ取りした小さな巨人がベトナムだ。この街を楽しむにはひたすらにシクロがお勧め。街中がシクロとホンダ・スーパーカブの洪水(ホーチミンは人口60万人に対してカブが20万台・・・半端ないよ。) 信号機も交通ルールも無しに等しいのに事故は殆ど見かけない。そんなシクロで人のスピードで回りましょう。何日乗っていても楽しめる!!
我社には有力なベトナム情報局がある。芳賀淳氏である。彼は某・巨大電気メーカーのベトナム支局長(局員はたった一人だったらしいが・・・)を勤めたまさに企業戦士。そしてベトナム・ストリート情報はKGBもCIAも歯が立たぬと業界ではいわれている。”ベトナム・ウォーカー”なる雑誌が出来たら初代編集長は芳賀氏以外にはいないであろうといわれているツワモノである。レストランのヒット率(推薦してくれた店が本当に美味しい)は99,7%を達成。ベトナム滞在中の5年間は仕事もしないで何してたんだろうと思うほどに知り尽くしていた。
ベトナムという偉大な小国は成田からホーチミン(旧名称をサイゴンという)まで6時間、香港から北のハノイが2時間、ホーチミン・ハノイも国内線で2時間、南シナ界沿いにS字型に細長い形をしている。その東西の文化、食の違いが関東、関西みたいな違いで面白いので一読を。 [特集・あまり役に立たないベトナム北南事情] 芳賀淳レポート。(カッコ内は波田談) ・シクロの高さと幅が違う・…シクロとは自転車の前に人が乗るキャリアーがついた乗り物。まさに町の大切なタクシーにかわる交通機関、一時間やとって100円程度。何故だか北南でサイズが違う。 ・アオザイ(あの綺麗な女性の民族衣装)の生地と厚さが違う…(芳賀は触ったんだなぁぁ。これにみんなヤラレル!!。誰でも清楚な女学生になっちゃう!!) ・言葉が違う・・・北の発音のほうがクリアである ・税関の厳しさが違う・・・北が圧倒的にゆるい、北が首都ハノイ。(何か悪いもん持ちこんだのかぁぁ??) ・緑のヘルメット帽を被っているやつがハノイは多い・・・社会主義っぽい金の星付き。 ・ねーちゃんがハノイの方がきれい ←重要・・・・・(いや、どっちも良いよ) ・ハノイのうどん・フォーは、かなり生臭い ・ハノイは寒いし湿度も高い ・流通しているビールが南部と北部で違う ・道路を行き交うバイクとかの速度が違う・・・・北の方が全てのスピードがのんびり。 ・北の人のほうが顔つきがキツイ・・・・性格は似たようなもん ・北には華僑がほとんどいない ・大使館のあるのは北なので、基本的に偉そう(だからか、味は洗練されている気がする) ・北の方が様々な点でゆるい。灯台下暗し(もとくらし)と言うか、わざとそうしていると言うか・・・・・サイゴンへの対抗意識。 ・ハノイ以北は犬を食用にする。サイゴン以南は蛇を食う。(波田はどっちも断じて食っていない。本当だぁぁぁ!!。芳賀氏は知らない。) ・ 歴史が違う、ハノイ1000年・サイゴン200年(ハノイは古い西洋的な建築物が相当に残っている。サイゴンは近代的ビルが沢山。やる気はサイゴン)
食の深さは相当なモノだ。宮廷料理的なモノもあるのだが、残念ながら食ったことはない。中部のフエなる昔の都では食えるとのこと。いつか食べて見たいなあ。しかし、別コーナー(波田啓次郎の勝手でしょ)でこれから紹介する定食屋、フォー屋(ラーメン屋)、そして高級なレストランと全てに感動の美味しさだ。中華、西洋(フレンチ)の影響を受けて昔からの食材が素晴らしい合理的な料理となって皆に愛されている。きっとまた行ってしまうんだろうなぁぁ。
5月20日(金)≪ ホーチミン3日目、今日はシンガポールへの移動日≫ 朝はガッツリとジムで発汗した。外国のレベルの高いホテルのジムは朝早くから(場所によっては24時間)盛り上がっている。というかテンションが日本のホテルにあるジムの一応あります的なモノに較べてヤル気度満々なのだ。朝から来ている連中は”仕事出来そう!モード”な人間多数。インテリ層はどこでも健康管理と肥満防止には余念がないのだ。その空気を吸う事はとても良い。一時間半の発汗の後、部屋に戻り一階のダイニングで皆でベトナム的朝食をして荷物の準備をして空港に向かった。最近は佐藤富雄ドクターの講演を聞いて以来朝食抜きな生活だったが、ここの朝食ブュッフェを見ていると我慢が出来ない。チキンコンジー(鶏粥)が美味いのよ! その後、迎えの車に乗ってエアポートまで。そして一路、シンガポールまで二時間強のフライトで到着した。今回はリーダーシップセミナーということでグループからも沢山の参加者があり普段、会えない人とも沢山話せて楽しい時間なのだ。考えてみると一日中”やぁやぁ元気!!”と誰かに言っているのだ。ボクにとってシンガポールは全く行きたくない海外旅行一位に輝く場所なので、皆の顔を見られるのが唯一の楽しみだ。(すみません、清潔すぎて居心地が悪いのです。でも今回で相当に好きになりました。期待しないのがいいのかもねぇ。)空港からはタクシーで今回の宿泊地であるラッフルズ・ホテルにチェックインした。
ここ “ラッフルズ・ホテル”は数々の映画、小説の舞台になった名門ホテル。アメリカ大統領も世界のVIPはここに泊まるのだ。正面玄関前の停まっているクルマも半端じゃない。フェラーリ(通常の1500万円程度のモノが税金の関係で5000万円位する。従ってクルマのステータスは半端じゃない。)部屋には専任バトラー(執事)がいて何でもしてくれる。”御用事ボタン”を押すと24時間、即刻に飛んでくる!サービスでビックリしたのは読みかけの本をベッドに置いていたら、そのページに皮製のオリジナルなシオリが差してあった。オシャレこの上なし。 そして、そのバトラーのご挨拶を聞いてから外出した。何人かとの約束まで時間があったのでオーチャード方面に散策。別段興味ある店は見当たらない。ブランド品も興味がわかない上に値段も日本の方が安くすら感じる。夕飯は一応20時にラッフルズのロビーで待ち合わせていたので第2班で来ていて連絡が取れていた大熊夫妻、宇津木夫妻、桂夫妻、石井夫妻と波田家でホテル裏のタイ・レストランで食事をした。これが相当に美味しかったし平和な時間だった。また最後に食べた”ドリアン”がものすごい臭いで盛り上がった。ウワサには聞いていたがなんと臭い食べ物なのであろうか。この臭いをなんと形容しようか迷った”夏に三日経ってしまったバケツの中の生ゴミの臭い”という表現が正しいかなぁ。しかし食うほどに病み付きになるらしい。(本当かよ!)
その後、超有名なラッフルズホテルのバー”ロングバー”で飲んだ。名物のシンガポールスリングを注文。しかし大量に作り置きしてポットから注がれたシンガポールスリングは興ざめの一言だったなぁ。そんな細かいこと言ってないで盛り上がりたいところだが、今日は皆は長旅の疲れが出ているみたいで辛そうで会話にシャープさが無いので早々に退散した。これから三日間は楽しい再会が楽しみだ。”やぁやぁ元気!!・・・・”
翌日のウエルカムパーティー、フリーチョイスのナイトサファリ、グランドバンケットのドゥービーブラザースなど感動が沢山あったぞ。 ボク的な旅は招待旅行ならナオサラに何処かに寄りたくなる。せっかく行くのだから・・・という貧乏根性が染み付いているのだ。今回のホーチミンは正解。次回のLSは香港。従って何処に寄ろうか今から画策している。ベトナムでも北のサイゴン、アンコールワットがあるカンボジア、また北京とか・・・・聞くところによると雲南省が素晴らしく美味な世界で最高らしい。旅への欲求は止まる事を知らない。地球儀を眺めて遊び場を選ぼう。
PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada