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その名はずばり・・・渋谷イカセンター この店のネーミングにやられた! 

そのまま直球、いや豪速球で”イカセンター”だ。そのイカの中心地なる店だが、決してイカばかりが主役ではなく、広く海産物が扱われている。聞けば海産物系の卸問屋さんが経営されているらしい。 そう言われれば納得で、この店の”刺身盛り合わせ”のレベルの高さは、どうやったってマネの出来ない芸当という程に上等な美味さだ。

その名はずばり・・・渋谷イカセンター この店のネーミングにやられた! 

そして当然に店の”冠(かんむり)”となるイカだが、もう新鮮で美味いのなんのって、生きたイカを水槽から上げて、見せてくれ、そして調理!出来上がりの美しさなんてハンパ無い! そして早々に食べてみると~~その食感、味、とにかく美味いのなんのって! オレのイカ史(イカを食べて来た歴史)は完全に塗り替えられたのだ。 そして店員さんのファンキーな対応は特筆に値する。

その名はずばり・・・渋谷イカセンター この店のネーミングにやられた! 

一見、普通の年輩風な店員さん・・・刺し盛りを持ってくる時に、盛り上げたい一心からであろうがアップテンポな鼻歌をBGMに歌いながら小躍りして持って来た! そんな愛情たっぷり、ギャグたっぷりな料理は美味いに決まっているし、自信の程がうかがえるではいないか! (おそらく社員教育の一環としてそれをしているとは思えない。従業員が心底に仕事を楽しんでいる”証”だと思う。)

その名はずばり・・・渋谷イカセンター この店のネーミングにやられた! 

ただ、この店に行く時には、それなりの覚悟をお願いしたい。渋谷の道玄坂にかなり昔からある巨大な少し老朽化したビルの地下なのだが、それもやたらに深い地下なのだ。そして入り口がいたって狭い・・・有事(事が有った時)は覚悟を!!(笑)なので出口近くの席が個人的には好きだ・・・というか安心だ。奥深い所に、天井高を利用した2階席があったが、そこでの和みはオレには無理だ。しかし、そんなリスクを差し引きしたって、また行きたい店・・・渋谷イカセンターだ!

その名はずばり・・・渋谷イカセンター この店のネーミングにやられた! 

  • 活魚卸直営の店 渋谷イカセンター 渋谷区道玄坂2-10-12 新大宗ビル三号館B1
  • 03-6416-1500 営業時間 平日17:30~23:30 日祝17:30~22:30  www.uobaka.com
  • 系列店がスゴい!!イカセンター新宿総本店、上潮家魚バカ三太郎。 銀座魚ばか・・・・

愛の”鳥重”のスモールワールドへようこそ!

ここの店に行くと、”焼き鳥の道”は本当に深いと思う。だいたい、この渋谷の”のんべい横丁”なる場所もスゴいものがある世界なのだ。ここは昭和初期から存在しているエリアで、おそらくその時代から景色的には殆ど変わっていないのではないかと思われる位のレトロ感がイッパイのエリアだ。

愛の"鳥重"のスモールワールドへようこそ!

わざと演出した昭和レトロではない、そのままの戦後のバラックが少しだけ進化した世界が渋谷の”のんべい横丁”なのだ。 渋谷の名店・鳥重のウワサは聞いていた。~~とにかくオバちゃんがすごい! とにかく美味い! とにかく安い! とにかく予約が取れない! とにかくイチローが帰国すると必ず貸し切る! とにかく生レバーがすごい!~うんぬん~~そんなウワサばかりだったが、”いちげんさんお断り”なる高いハードルが構えていて行けないのが実情だった。

愛の"鳥重"のスモールワールドへようこそ!

でもまぁ、気を使ってまで焼き鳥なんか食いたくないというのが、当時の冷めたオッさんの言い分。予約が取れなくて、悔しまぎれなのも本音! しかしある時、ユージン大ちゃんが、誘ってくれたのだ。大ちゃんは、なんとここの常連の地位を確立していたのだ。 ここは5時半、7時半、9時半の3ラウンド制になっている。という事で9時半のラウンドに! ここにはシキタリが沢山ある。店の前では待てないので路地のトイレの前で待機。結局、入れたのは10時・・・・しかし絶対に文句を言ってはいけない。ここの女将! 優しいのだが、少々、シキタリを学ばなくてはダメなのだ。

愛の"鳥重"のスモールワールドへようこそ!

まず、聞かれるまでは注文をしてはいけない! 最初に飲むべく飲み物を注文! 飲み過ぎるとダメ出しされる。 オーダーは最初に”業界用語”をモリモリで注文しなくてはならない。 まぁ、これを読んだ読者が、この店に入れる可能性は、とにかく常連さんを探し出す事から入り、もし見つけられたら、その人と行くであろうから、”郷に入れば郷に従う”で黙って着いて行けばいいのだが、参考までに。あくまで注文はママの一言から順々にスタートです。 オススメというか必須は、モツ(レバー)、心臓(はつ)、砂肝、軟骨だ。刺身類は芸術的!!

愛の"鳥重"のスモールワールドへようこそ!

生レバーとササミが混ぜて出てくる。串類はサイズは通常の焼き鳥の2、8倍程度。なので数人でシェアするのが正しい。ドリンクの注文はかなり慎重に、ママの間合いを見て注文。注文しすぎると『バカ言ってんじゃないよ!』と一喝。そう言えばこの店で泥酔した事ないなぁ。なんだかんだと緊張しているからであろうか。(笑)飲み物は瓶ビール、なみなみ注がれるワイン、やかんのままの熱燗、焼酎(フルボトルが出されて飲んだ分だけママが目で確認するシステム。飲み方は湯、水、ロック)そしてウーロン茶~~ここでの至福の2時間は、まさに『あっ!』と言う間だ。

愛の"鳥重"のスモールワールドへようこそ!

とにかく畳6畳の小空間にママと11人の選ばれしお客さん達。まさに一体化する店内は現代の社会に見失われた人と人とのライブな出会いを思い出させてくれるのだ。そして最後の御会計を聞いてブッ飛ぶ!! おもわず全員が『安っ!!』と唸る。ココ最近、東京都内で食事してこんな言葉をはいた事は久しぶりだ。

  • 鳥重 (とりしげ) 渋谷区渋谷1-25-9 のんべい横丁
  • 電話 (教えない方が良いかと思う・・・・電話しても『年内いっぱいでございます!』とつれない返答。・・・それも1月12日だよ!

定食屋を超えた定食屋は “魚力”

こんな定食屋を見た事が無い。 聞けば100年の歴史で現在は4代目、先代の時代にめざとく魚の小売業を廃止して、いきなり定食屋に商売替えをして今に至るのだ。

定食屋を超えた定食屋は "魚力"

この店、とにかくシステムがいい!! 魚屋みたいな店屋(魚屋なんだけど・・・)に入ると右側の壁には、本日の提供できる定食の名前がズラリと掛かっている。その札を一枚なり2枚取り、店主の誘導に従い座り、そして先程の札を提出! その瞬間、店員さんは札の裏側をチェックすると、裏には1から0までの数字が書いてある。そして壁には”本日の当たり番号”が掲示されていて、当たれば小鉢がプレゼントというエンターテイメント性、ギャンブル性を備えたシステムだ。

定食屋を超えた定食屋は "魚力"

余談であるが、波田は先日、”お刺身定食”と”銀ダラ”を注文!その両方の札の裏には”8”という番号が!見事に本日の当たり! めでたく小鉢を二品もゲット! 店主のオジさんは、滅多に無い事で大喜び!(というかオカズを二品も注文するお客もいないけど、その二つがヒットというのはかなりの確率だと!)店員さんも大はしゃぎ! もらった自分も感激! 食い切れない量なのでお隣のカップルに小鉢を二つプレゼントしたら彼らも大喜びで、とにかく店内はハッピーな定食屋状態になったのだ。(このアイデア、かなり斬新でいいですよ!)

定食屋を超えた定食屋は "魚力"

さて、食事は文句無しに美味い! この美味さならば、高級料亭にしたって満足ですよ! 銀ダラなんてボクの銀ダラ史を塗り替える美味さ。お刺身も寿司屋級に豪華絢爛。やはり定食が1000円以上なので、プアなファーストフードが大好きなオコチャマには高いけど、そんなガキには来てもらいたくない、価値ある1000円がここにあるのです。本当にこの店、近所にあったら幸せだ。 この店に飽きる事はないだろう・・・ニッポンジンの誇りだ!

定食屋を超えた定食屋は "魚力"

※この店の張り紙・・・おかわりは自由、ただし残したら500円徴収という姿勢が大好きですよ!これぞヒトとして正しいではないか!!

定食屋を超えた定食屋は "魚力"

  • 食事処 魚力  東京都渋谷区神山町40-4
  • 電話 03-3467-6709 ファックス 03-3467-6759
  • (魚屋みたいと書いたが事実、魚はキッチリと販売しています。なんとかデパ地下街とかではお目にかかれない上質な魚たちに出会えます。)
  • http://www.uoriki6709.com/ 
  • なんだかツイッターとかやっているらしい。4代目はかなり面白いキャラ!!

見せてやれ!田んぼの根性!

白いゴハンにかける情熱!! 白いゴハンは万人が美味いと思う。ニッポン人なら尚更(なおさら)である。 世の中で良くある質問・・・人生の最後のメシは何を食べる!? その答えで最も多い3つの食事は・・・寿司、ラーメン、そして白いゴハンと味噌汁だ。 翌日からの事とか、ダイエットの事など考えなくてもいいのに焼き肉とかイタリアンなんて殆ど返って来ない答えだ。(別に焼き肉、イタリアンにケンカ売ってませんから・・前々日ならば、食べます!あくまで前夜なので・・) そんなニッポンジンにとって、もっとも美食の基本と言えば”白いゴハン” オレも実は普段は栄養的なバランスの検知から玄米ゴハンを食べるが、もし”地球最後の日”ならば迷わず白いゴハンを選ぶであろう。

見せてやれ!田んぼの根性!

代々木に店を構える”田んぼ”は店名が示す様に”ごはん/お米”にはハンパ無い情熱とエネルギーを注いでいる。東京の店が自ら新潟に田んぼを持ち、管理して育てて、従業員みんなで田植えから収穫をこなしてお米の大切さを勉強、体感、実践をしているのだ。 うどん屋が小麦粉、牛丼屋がウシから、スパゲティー屋さんでセモリナ粉から作ってたり・・・そんな店はそうはないだろう! その情熱を込められた白いゴハンを食べればイッパツで即答が返ってくる!”美味いっ!!”と! それが即答が出来ない人間は子供の頃にコンビニのメシで育ったとか、味覚障害を起こしているに違いないから、今からでも正しい食材で美味しい素材の食事を心がけて味覚を取り戻して、このニッポン人の基本的美味しさを知ってもらいたい! なんて厚生労働大臣みたいな事を言ってるけど、本当だよ!

見せてやれ!田んぼの根性!

オカズの好き嫌いは色々あるから勝手に論争してください。ちなみに田んぼには白いゴハンにピッタリなオカズも素晴らしいレパートリーであるし、オニギリ関係も充実! 主役はやはりゴハンなんだけど・・そして素晴らしいのは、やはりお米から作られる美味しいお酒からスタートして、それを引き立てる”つまみ”類も充実! クロージングの、またまた出ました!白いゴハン! ゴハンで〆めるお夕飯の充実ったらないでしょ!

  • おひつ膳 田んぼ  03-3320-0727
  • 渋谷区代々木1-41-9(他にも表参道と西新宿にあり!)
  • http://tanbo/co/jp
  • 営業時間11:00~22:00(日曜、祝日は21:00) 年中無休
  • とにかく何を食べても『ニッポンジンで良かったぁ!』と叫びます!

スターは農家の長男坊!! 

都会の”農家の台所” 誰が想像したであろうか。農家がこんなに脚光を浴びる姿を・・・・ 農業と言えば、言い方は本当に悪いが、後継者がいない、過疎化が進む、地方都市の先細りの産業・・・というのが一般的だった、だから”家業の農家を継ぎに国に帰る人”とかうと都落ちのイメージすらあった。 しかしそれは日本が高度成長期の話で、最近は食品偽装問題からはじまって、食料自給率問題など農業が、これからの未来産業であるとばかりに、脚光が当たっている。

スターは農家の長男坊!! 

これは本当に素晴らしい事だ。 本来、正直に作られた野菜はエネルギーがたっぷり入って本当に美味しい。ところが当たり前な事を当たり前に出来ないのが悲しい”性(さが)”なのか。この店はそんな野菜におもいっきり脚光を浴びさせている。そして生産業者の農家の”主人””せがれ”をスターダムにのし上げようとしてるのだ。 店内に入るとまさに選挙事務所のような顔写真ガァーンと入ったポスターが何枚も張られている。まさにスターだ。 店の入り口はどうみたって超入りにくい野菜専用冷蔵庫。その扉をあけて冷蔵庫を抜けると店内となる。全く不思議な店だ。

スターは農家の長男坊!! 

波田みたいな野菜好きには応えられないモチベーションとなるが、野菜嫌いには苦痛以外の何者でもないから、そんな方々には早く治してもらいたい。 料理はいたってシンプル。生野菜食べ放題のサラダバーは女性シェフが能書きをタレながら、野菜をスティック状にカットして氷の台の上に載せていき、どんどん食べまくれる。(ただ敵も考えていて、取る為の器がコップで、そんなに取れない様に出来ている。従って元取りパワー全開の波田としては、コップにぎゅうぎゅうに詰め込み、恥じらいも何も無く何度もサラダバーを往復するのが常だ。)  この店を帰る頃には血管から血液がサラサラっと流れる音が聞こえてくるのだ。

スターは農家の長男坊!! 

定食類(どちらかと言えばプレートランチ)も本当に美味しい。野菜がたらふく食べたい!!なんて感じる日は是非、ここに駆け込んで”血液さらさら作戦”を遂行してください。 人間は食べたもので、作られているのは承知の事実!! ファーストフードを今日たべたら、その食品で髪の毛、肌が作られて、今日食べた牛丼で爪や足の先の皮が出来、今日食べたコンビニ弁当で”二の腕”が作られる・・・・良いもの食べればイイ身体が出来るのは当然な事。人間に大切なのはバランス! 普段の悪習をチャラにする為にも”農家の台所”で栄養補給しましょ!! サラサラっサラサラって言いながらねっ!!

スターは農家の長男坊!! 

  • 農家の台所 東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 恵比寿サウスワン 1階 03-3719-4831
  • http://www.noukanodaidokoro.com/

渋谷の焼き鳥屋”鳥福”

最近研究している 課題に”人生における焼き鳥の役割と未来”というテーマがある。次回の学会でこの研究成果を研究発表しようと準備している。最近、解明されたことで “実は相当に世の中の人間は焼き鳥が好き”という事実である。それも大スキという人間が実は多いのだ。なのに何故、今ひとつ派出さというかきらびやかさが無いか・・・少なくとも子供の大好物リストには上がる事はない。

渋谷の焼き鳥屋"鳥福"

簡単である。もしも波田が『今夜、君に何でも御馳走しちゃうもんね。何が食いたいの。ゴチだよゴチ、アイペイよ!!。』と言ったら”焼とり”と答えるかぃ・・・?!。普通の人並み程度の”欲”があるあなたなら、すすっ寿司!!とかシャシャ・・シャブシャブぅぅ、またはイッッイタリアン、ヤッ焼き肉ぅぅ・・・なんて急にドモリ状態で答えるのが凡人として正しい発言ではないか。しかし、そこで焼き鳥と答える人間はそうはいない。(私の妻は実に落ち着いて焼き鳥と答えるが・・・)しかし自分の財布、または気心知れた仲間と食うなら何であろう。それは”焼き鳥”でしょ。だってソレこそ真の大好物といえるのではないか。(これオレの片寄った考えだね・・・)まあイッカ。これ以上本題に入らないとセッカク築いた波田の名声にキズがつく。そこは渋谷の通称”のんべい横丁”である。ハイテク化、コギャル化された渋谷を横目に駅と宮下公園の間に戦前から変らないままで映画の撮影所のセットように昔と変らないエリアがる。そこに連なるバラックの店はどれも情緒ありすぎで感激するであろう。

渋谷の焼き鳥屋"鳥福"

その店は”鳥ふく”という。ここの主人は東日本で唯一、鳥の”解体免許”を持っている。なんだぁぁその免許は!!。通常の焼き鳥屋は業者が解体した鳥を仕入れるが、ここの主人は自分で鳥を解体をして納得のいくモノだけ使用。ケースの中のデカイ氷のカタマリの上に主人が朝から一本つつ丁寧に仕上げた串が5時開店時に並び、無くなったら終了。(通常8時には完全なくなっている。)そしてこの店では秋田比内鳥、薩摩しゃも、名古屋コーチン、山形蔵王ベニバナ鳥、庄内出羽地鶏などなどの全国から選ばれた鳥がナント!!”オス、メス別、パーツ別”に出ているのだ。”オスメスパーツ別”は見た事も聞いたことも無いし食うと確かに違うんだよねえ・・・これが。肉の美味さがビシビシです。そして本当にお薦めは鴨が解禁となる11月15日から3月15日、野鳥も色々ある時期です。

渋谷の焼き鳥屋"鳥福"

味もさることながら店の雰囲気が最高で客全員がすぐに仲良くなるんです。というのは店内が異常に狭くて奥の人が出入りするたびに手前の人が全員立って送りだし新しい客が来るとその客を立って迎えるという風俗習慣なのです。そして全員で御挨拶。それは鳥マニア共通の盛り上がり感なんでしょうね。素晴らしい店です。

  • “鳥福” 渋谷区渋谷1-25-10
  • TEL 3499-4978(予約なし)
  • 営業時間 午後5時から9時、ただし素材がなくなったら終了。
  • 定休日 土曜日、日曜日、祭日 昨年はひと夏休んでました。
  • 渋谷駅、ハチ公口を出てJRガードをくぐり線路沿いを左折(原宿方向)数件いった右側一帯がのんべい横丁、その奥側の列にあります。
  • ある物は焼鳥だけ。日ごとに違います。それだけ。最後のスープが絶品。めし類なし。超硬派のなかの硬派な店です。