「変態」タグアーカイブ

コーカサスへ行こう!2014!

2014年ゴールデンウィーク明けの5月7日から今年度の”変態旅行友の会”定例的なツアーが始まった。
昨年の暮れに相談した結果、攻めるはアジアの左側、カスピ海、黒海の沿岸地帯と決まっていた。細かい国が数多くあるし、一般的には知られていないが自治国みたいに”国”に発展する過程の国もある。
その移動は政治的、宗教的、交通手段的に簡単ではなく、例えば自治国であるナゴルノ・カラバフなる場所に行ってしまったら二度とアゼルバイジャンには入れない。が、アルメニアに空路では飛べるとか・・・?)2週間という限られた時間の中で、どのように移動するのが的確なのかなど、仲の悪い隣国同士の移動は想像以上に面倒なのだ。本来バックパックで巡回するような地域なのだろうけど、さすがにこの歳になって、それは辛過ぎる。だからと言って、そんなに莫大なお金がかかるわけではないので、そちら方面に強いある旅行会社に手配を依頼した。

《1日目/5月7日》
成田を午前中に出発し11時間後にトルコのイスタンブールを経由、さらに2時間飛んで、最初の訪問国であるアゼルバイジャンの首都であるバクーへ。ホテルへ到着したのは東京の家から丁度、24時間。それは早いのか、遅いのか!? とにかく無事に到着。フライトは昼便だったのでひたすらに映画を見ていた。(オレは5本見て、頭がグチャグチャだ。)

《2日目/5月8日》
昨夜は深夜の到着だったので遅めの朝メシ。ガイドのスレイマンは長身のおしゃべりな男、真面目でひたすらにアゼルバイジャンの歴史を語っていた。国の象徴である”炎”のフレームタワー(ガラスの3本建つビル)や、ハイデルアリエブを見学、さすがに石油や鉱石の産出国だけあって豊かなのか、町にはゴミ一つ無いのが印象的だ。 午前中は現代美術館を見て、ランチはビジネス・ビルの最上階ペントハウスのカッコいいレストラン。ここは美味しいしカッコは良いけれど、残念ながら目指しているものとは違ったなぁ。
午後は世界遺産のメイデンタワー(乙女の塔)。建造は6世紀頃に下の部分が出来て12世紀に上の部分が作られた。ゾロアスター教からイスラム教に移り、時代を見て来たタワーで、様々な神秘的な作り方をされているのだ。まわりではアートフェスティバルが開催されていてとても賑やかだった。

コーカサスへ行こう!2014!

世界遺産のシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿を見学。現地の日本語堪能なガイドの説明と我々のスレイマンが言っている事が違っていて、指摘したらケンカ寸前(笑)
夕方は旧市街をブラブラ。実にキレイな町で女の子も可愛いし楽しい時間だった。パームツリーなるカフェ、まわりに植わっているのはシュロの樹でどうみてもパームじゃないんだけれど大目に見よう。夜はガイドに教えてもらった地元民向けのレストラン、ここは美味かった。
FIRUZE Restorani (+994 12) 493 96 34
firuzerestoran@mail.ru

コーカサスへ行こう!2014!

《3日目/5月9日》
晴れ!気持ちが良い朝!
8時に出発してグルジアのトビリシに向かう。途中、聖域であるデリババ・モゼリウム、シルバン王国の旧都シェマハを訪問。今日は国境まで6時間、更にトビリシまで2時間半のドライブ。けっこう一日中、移動日という感じ。
アゼルバイジャンの独裁政治を司る大統領の誕生日という事で祝日なんだけど、途中の町でその関係の通行止めが入り、随分と遠回りをする結果になってしまった。ランチは農家みたいなお庭で昼食。壷に入ったスープが美味かった。
国境はかなりスンナリ。緩衝地帯がかなり幅があり、そこをスーツケースを引きながら随分と歩いた。 グルジアのガイドは随分と変わった日本人だ。(この男が後半で諸問題を勃発!)山の頂上のリゾート地みたいな場所でビール休憩する。トビリシは想像以上に発展した素晴らしい町だった。夕飯はガイドが連れて行ってくれたレストラン。
SHEMOKIHEDE GENATSVALE
No5 Marjonishvill st Tbilisi
電話 (+995 92)2 91 00 05

《4日目/5月10日》
グルジアの首都トビリシでの朝! 川沿いをアンドリューと一緒にウォーキング一時間。これかなり良い時間だった。
世界遺産ムツヘタのジュバリ修道院、スヴェティス・ツホヴェリ大聖堂を見学。そしてグルジア軍用道路を通ってコーカサス山脈を観光。ランチでガイドと一悶着。そこからトビリシに引き返し、トビリシの町を見学。2000年に完成したグルジア聖教の教会など見ようとしたけど短パンで拒否された。

コーカサスへ行こう!2014!

古い教会を見ていたらその脇のホテルの屋上のバルコニーが気持ち良さそうなので、そこで軽いカクテルアワー!絶景の景色で雰囲気も最高。トビリシにしては相当な値段(6人で8千円程度)だったけど幸せな時間だった。
HOTEL KOPARA
8/10 Chekhov Str Tbilisi 0103 GEORGIA
995-32 2775520

その後、ホテルの近くで2軒目。グルジア料理のハジャプリ、カッテージチーズ&パイ、オジャクリと言う 家族的な煮込み料理。ハーチョと言うクッパビビンバみたいなのも抜群!

コーカサスへ行こう!2014!

《5日目/5月11日》
トビリシからアルメニアのエレバンへ! 国境超えのイミグレーションの係官ってどうしてあんなに気分が悪い奴らなんだろう。無事にアルメニアのガイド(アーシャ)と会えて一路、世界遺産のハグパト修道院を見学。ランチはイノブタ料理の店。雰囲気ヨロシク野菜が沢山食べられて幸せだった。玉田の誕生日ということで、グルジアでゲットしたワインTAMADAで乾杯!二本を制覇して車に乗るなり撃沈。午後はサナヒン修道院を見学。セバン湖は琵琶湖の2倍のサイズ。と言われてもピンとは来なかった。宿泊のAQUATEK HOTELへチエックイン。どうして巨大プールにウオータースライダーの付いてるホテルなの?(笑)男四人で!?
夕飯はエレバンで人気のアルメニア料理の店! ココは満塁ホームラン。5人で散々食べてワインを二本飲んでお一人様1200円弱! 安っ!
TAVERN YEREVAN
Amiran str 5
545 545 52 58 01
www.pandokyerevan.am

《6日目/5月12日》
アルメニアのエレバン滞在日2日目。早朝5時に起きてクルマでナゴルノ・カラバフ共和国に向かう。ここは予定になかった自治国なのだ。昨日、ガイドと話していたら行けない事はないという事で満了一致でGO!(ドライバーなどの追加料金が約5万円程度。そこまでして行くんです!)途中、キャラウンジというイギリスのストーンヘンジみたいな巨石群を見学。石の古さから紀元前4500年前と推定されたそう。ちなみにイギリスのストーンヘンジは紀元2000年前のモノ。それはそれは感動したなぁ。 ナゴルノ・カラバフ共和国の税関はビックリする程にサッパリしていた。税関っぽいモノも国境警察も無くすんなり入国と思いきや、小さな外務省的な役場に行って書類を提出。そしてビザを発給してもらい一人3000ドラム(US8ドル)を支払った。まぁ、この小国の税金の”タシ”にしてもらえれば幸いです。そして可愛い商店街的な道にクルマを停めて、ランチにピザを急いで食って帰路に着く。運転手のニコルさん、本当に有り難う。

コーカサスへ行こう!2014!

そしてこの小国でオレは人生史上100カ国訪問達成! おめでとう!自分! 目標の152カ国まであと52カ国、楽しみです。
帰り道は世界遺産の洞窟教会”ゲハルト修道院”を見学。一枚岩を彫り貫いた礼拝堂はもう圧巻。丁度、到着の直前で雨が降り出していたが、修道院の滞在中のみ晴れて部分的に青空がのぞく。雨上がりの強力なマイナスイオンの中で、夕焼けがうっすらと山々の岩肌から深緑までを包み込んで、神秘的な空気を作り出していた。
その後、小さなパルテノン神殿みたいなガルニ神殿を見学。観光ガイドにライトアップされていた写真が出ていて、それは素晴らしかったが、ライトアップは週末だけみたいで期待は出来ない。行ってみたらすでに閉館していたのに、ガイドのアーシャは門番を呼んで開けさせて見せてくれた。照明が全て消えていて闇の中なのに、ほぼ満月の月が雲の間から強烈な光を出し雨上がりの水に反射する。そして全ての建造物が青みがかった光で覆い尽くされ、まるで現世では無いみたいな世界になっていた。これ生涯忘れない景色だと思う。
その後は町に戻って相当に遅い夕飯となった。食事は昨日と同じレストランTAVERN YEREVAN。同じ店に連続で行くなんて例がない事だけれど、あまりに幅広いメニューで昨夜、食べ切れなかった後悔があったので、満場一致で迷わず決定。ガイドのアーシャは親戚のオバさんみたいに文句を付けて来て、本当はもっと色々と食いたかったのに彼女が阻止したので注文出来ずで、少々悔いが残った。でも明日(というか数時間後の深夜2時)には空港への迎えがやってくるのでいい加減にしておかないと。今夜はアメリカから参戦しているアンドリューがラストナイト。少々お疲れ気味だったけど奴がいてくれて楽しかった。

《7日目/5月13日》
早朝2:00にエレバンの空港へ。ポーランド航空4:30でワルシャワ経由でルーマニアのブカレストへ! 途中のワルシャワではトランジットが5時間。PRIORITY PASSのおかげでラウンジでゆったりタイム。Wi-Fi、シャワー、軽食、飲み物はアルコール込みでフリー。本当に助かります。
時差の関係で15時過ぎにルーマニアのブカレストに到着。ハンガリーはブタベスト・・・間違いそうだ。待ち合わせは気をつけましょう!
早々にブカレストの市内を見学。といっても唯一観光したのは、”国民の館”と呼ばれる宮殿のみ。部屋の総数が3107部屋というハンパ無い建物で建築物のデカさではアメリカのペンタゴンの次にデカいらしい。贅を尽くしたとあるけれど、そんなに豪華絢爛には見えないのはどうして!? 独裁者チャウシェスク大統領が国民の血税で作ったモノで、地下には核シェルターまで準備されていたとか。結局、チャウシェスクは志し半ばで処刑されて、この建物は中途で終わりそうになったが、今さら止めてもどうにもならないという事で完成させた代物。 その後、小腹が空いて旧市街のカフェがまとまるアーケードのある地域へ。ただ食べられるモノが無さそうで何故か、看板に引き込まれて中華料理店へ入り、ビールと春巻き、そして海老麺を注文。少し幸せだった。
そして一路、今夜の宿泊地であるBRASOV(ブラショフ)に三時間のドライブだけど我々は車内で爆睡。何故か宿泊は町から10分以上、山に上がったスキーリゾート。少し肌寒かったけど快適。食事はブラショフに降りて町の中のレストランで。ガイドの案内だったがなかなか美味しかった。ガイドも誇らしげにルーマニア料理と言っていたけれど、どことなく全ての料理はコーカサス方面、トルコ方面から似通っている。いいレストランだったけど、やたらに明るかったなぁ。就寝。

《8日目/5月14日》
起きて準備してスキーリゾートを1時間のウォーキング。汗など1㎜も出ないくらい寒かった。9時に出発をしてブラショフのオールドタウンをウォーキングツアー。ワガママ言って予定外のケーブルカーで山頂へ。そこは絶景だった。『旅に出たら、とにかく”上”へ!』は間違いない。
その後はドラキュラのモチーフになったと言われるお城、BRAN CASTLE へ。細かいディテイルが素晴らしい城で勉強になった。階段の途中にある小さなベンチ、煖炉脇の天井の低い小部屋、無色のステンドグラスの照明器具・・・などなど。
そしてランチは途中のドライブイン的なレストラン。止せば良いのにワインが美味しくて二本をペロリ。この国もワインが本当に安くて美味しい。我々が連れて行かれるレストランは観光客価格だと察するけれどシャルドネが一本1500円程度。この店の内装が木製で木の枝を乾燥させてそこにどうなっているのか配線が埋め込まれて照明器具になっていて中々なアイデア。
その後はひたすら5時間位のドライブ。本を読んで、写真を整理して、昼寝して・・・・限界に暇だった。そして22時過ぎにヤシに到着。ガイド兼ドライバーのラードュは良く働いた。深夜でレストランに連れて行ってくれると言うけど、住宅街の中ばかり。それが営業しているから不思議な街だ。何故か確認をしたのに三人でサラダが6つも出て来て唖然。ひたすらに野菜ばかりを食べた。どういうわけだか至る所にジャックダニエルが目に付く。ということでジャック&ソーダで仕上げ。
ホテルはエッフェルがデザインしたTRIAN Grand Hotel だった。箱は豪華だけどサービスは全然!

《9日目/5月15日》
ヤシの市内観光。ルーマニアで初めての大学が出来た場所だけあって威厳のある建物が多い。午前中は新しいガイドが来てくれて観光。なぜか連れて行かれたのがガイドの卒業した大学の歴史資料館・・・(笑)一番大きくて厳格な美術館は全面改装工事中で代わりにルーマニア革命の写真展を開催していた。その後ブラブラ。ショッピングセンター&スーパーマーケットに行って度肝を抜かれた。とにかくデカイ!ナンでもある!!ヨーグルト売り場は永遠に続く。一斗缶入りのヨーグルトもあった。
そしてルーマニアからモルドバのキシナウへ移動。昼過ぎに国境を超えて新しいガイドのイーナと会えた。英語が丁寧でわかりやすくガイドとしてありがたい。遅めのランチはホテル近くのモダンなレストラン。スープにメイン、どちらも洗練されていて驚く程に美味しかった。そしてまたまたワインを二本。(BASION 060706070)
午後は教会見学などを拒否してホームセンター、マーケットを見学。夕方ホテルのまわりを男三人でウォーキング。かなりの規模の公園だった。近所にアメリカ大使館とかあるから間違い無く高級なエリアなんだろうなぁ。
夕飯はニーナに教えてもらったレストラン! 素晴らしかった!パーフェクト!
La Taifas
Chignau.str, bucuresti 67
Tel 227 692
(bucurestiとstr,Puskinの交差点)
www,lataifas.com

《10日目/5月16日》
モルドバと沿ドニエステル共和国の国境の町ディギナへ。ソビエト共産主義が色国残る街と言う事でドキドキしていたけれど、別に軍事パレードがある訳でもなく臨戦態勢でもないので普通だった。ただ街のあちこちに有事の為の戦車があったり、軍、政府関係の施設の撮影は禁止というのが緊張した。古い中世の壁、ティギナ要塞を見学。ここはモルダビアの王子によって15~16世紀の建てられたもの。高い見張り台からの景色は、ただただド田舎。
ウクライナ料理の店でランチ! これは全ての料理が真っ赤っかで、味付けもロシアのモスクワで食べたよりずっと美味しく感じた。
Kumanick
Chisinau str. V.Alecsandri.68
Tel 373 22 22 21 02
www.hutorok.md
結局、悲願だったウクライナには行く事が出来ず。しかしチトカニなるモナステリー(修道院)を見学した際にウクライナから来ていた人がいて、様子を聞いたら国境近くで昨日200人が殺されたとの事。ガイドが絶対に行きたくないと言うから自転車を手に入れてでも行こうかと相談していた矢先で、即答で却下!!アキラメがついた。
キシナウ市内に戻る。 夕飯はモルドバ料理の店! 食べたかったモノが全て食べられて大満足。そしてお値段もバカ安! ただし量がハンパじゃなかった。
Restrant Hutoroc レストラン フータロー(笑)
V、Alecsandri68 Chisinau. MOLDOVA

《11日目/5月17日》
昨日の急なアイデアで昼のフライトでイスタンブールに移動!昨日、エアーチケットまで購入したのに、最初の予約のスルーで買ったトルコ航空をキャンセルすると事件になるらしく、日本の代理店からガンガンと連絡が来ていて、またまた予定を戻して夜のフライトに変更。ガイドのイーナはイヤな顔もせずに(コメカミおさえて困ってたけど)再度、キャンセルの手配。
ワイナリーMilestii Mici は深さ80mの地下に200キロの長さの地下壕が掘られ、そこに200万本のワインが貯蔵されているというギネスブックに載るどころかギネスの表紙になっているワイナリー。もう圧巻の一言!!! ハンパ無かった。ランチは全員、食欲もわかずにレストランで半分くらいは残し、珍しくワインも飲まず。 昼食後は自然史民族博物館へ! 恐竜の骨は世界に三体しかないらしく解説員のオバさんが興奮して自慢していた。
時間つぶしにショッピングモール モールドバ(このギャグが好きだ。)にドライバーに降ろしてもらって見学。ガイドのイーナとはお別れ。スバラしいガイドだったなぁ。 モールは1時間で飽きてお茶。深夜のフライトなのでホテルをレイトチッェックしてもらえたので、お部屋で引き込もリ。19時半にドライバーが来てくれてキシナウ空港からイスタンブールへ! キシナウ空港から空路でイスタンブールへ!
深夜にイスタンブール空港に到着してホテル! 宿泊は南アフリカで友達になったエレファンのホテル。とても良い場所で良いサイズ。

《12日目/5月18日》
ウォーキング1時間、街を散策!エレファンと彼のスタッフが街中を案内。なんとトルコアムウェイのダイヤモンドのアリさんがアンゴラから来てくれて一緒にランチして丘の上まで散策。とにかく積極的な人でオモシロかった。本当に感謝だ。ディナーはエレファンと友達のブラク、もちろん千鶴さんと一緒に海辺のオシャレレストラン。有り難いね!!

《13日目/5月19日》
帰国日なので朝からパッキング。その後、三人で旧市街やマーケットを散策。そして悲願のサバサンドを食いに出かけた。今日もエレファンのスタッフが一緒に来てくれて案内。英語も良く通じないけれどとても素敵なスタッフだった。サバサンドは感激の一言!昨年食った対岸のサバサンドはナンだったのか!?
夕方のフライトで帰国の途へ!!

今回は全く期待していなかった旅・・・ガイド読んでもそんなに見所もないし、世界遺産も地味! ところが聞くと見るでは大違い。スバラしい体験の連続でした。そして食生活の充実ぶりはスゴかった。移動距離はかなりだったので体力勝負なところがあったのは否めないけど、とにかく良い旅ができました。   みんなありがとう!!来年もヨロシク!

コーカサスへ行こう!2014!

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

今年も恒例の変態ツアー。別に変態ヤローが集うツアーではなくて、人が決して行きたがらない場所を好んで回るというツアー。 オレ自身としては4月に中米五カ国を回って一週間後に、この旅に参加! ロシアでお仕事が少々あるが総体的には物見遊山かもね。
毎度ながら、そこに行く理由・・・行った事が無いから!(笑)

《一日目/5月8日 成田からモスクワへ》
アエロフロート(SU261)にて一路、モスクワへ。以前アエロフロート(ソ連航空)に乗ったのは33年前のヨーロッパ貧乏バックパッカー時代の事。やたらに機材がボロかった記憶しかない。当時はまだ東西冷戦の壁もある時代。モスクワの空港は軍用空港みたいで戦車が止まっていて機関銃を所持した兵士がそこら中にいた。
今回の旅は飛行機の乗り換え自体が少ないので気が楽。(やはり乗り換えが多いと荷物の心配が増えるんです。)モスクワとの時差は5時間(夏時間)なので夕方に到着。北極圏に近いロシアはこの季節は白夜と呼ばれる時期に近づいているので昼時間がやたらに長くなる。タクシーでホテルまで、いきなりタクシードライバーの先制パンチを頂戴した。アムウェイ社の配慮で空港まで迎えのクルマが用意されていたが、そのタクシー(アウディーA7)のドライバーは何を勘違いしているのか映画トランスポーター(カーチェイスとアクションが連続の人気映画、主人公はアウディー、悪役はメルセデスと決まっている)を見過ぎたのか、5車線の一般道で全車線をフルに活用して追い越し、蛇行運転、終いには最高速190キロを確認した。アウディーは高性能をフルに発揮されている。とにかくホテルに着いた時には安堵感でいっぱい。生きている事に感謝した。
ホテルはなかなかご機嫌な作り。アンドリューとも合流出来てディナーを! 当然にロシア料理とおもいきや、近所にレストランは一軒しかなくて選択の余地無し。外は地味でも中に入るとやたらにデカイ店で男性客は男性客同志、女性は女性だけで来ている確立97%。これまた好奇心の湧く所です。料理はロシア語のメニューを解読出来るはずもなくて近所のお客さんの食べているモノの美味しそうな物を指差して注文。今夜は肉に始まり肉に終わるというディナー。大皿にドンドンとバーベキューされたマトン(彼らはシープと呼んだ。)チキン、ポークがガンガンと盛りつけられダイナミックです。それをロシア人っぽいと勝手に判断してウオッカで食ったら時差ぼけな上に頭がグラグラ(笑)死ぬ思いで100メートル近のホテルまで帰って就寝。

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《二日目/5月9日 モスクワからサンクトペテルブルグへ》
午前中に国内線にて移動。昨日みたいなタクシードライバーでは無くて安心。フライトは、わずか一時間でサンクトペテルブルグに到着。カナミちゃんのロシアのお友達でアーティストのMisia親子が迎えにきてくれていてスムーズにHotelノボテルへ。そこでロシア?アムウェイの事実上のドンであるデイビット?メルカッツ氏とマーシャと会いロシア?アムウェイの様々な話を聞いた。デイビッドの両親はドイツアムウェイを35年前にスタートさせて世界でも有数の巨大なグループを作ったFCA。その上、デイビッドはロシア?AMの開業の二年前からロシア語を勉強しながら起業して友人関係からネットワークを作った強者。彼無しにはロシアのアムウェイは語れない真の立役者なんです。その後、デイビッドは我々をクルージングに連れて行ってくれて街を案内。確かに水路がイタリアのベニスの様に発達した場所だし、全ての建築物は水路に向かって建っているので水の上からの眺めは最高だった。現在、ロシアは日本のゴールデンウイークに相当する連休状態なのでお店は閉まり気味。今日は“戦勝記念日”という事でパレードが開催されていて大通りで観賞。なかなか珍しい光景でオモシロかった。ただ日本みたいに全てがキッチリしていなくてどうみても一般者がパレードに参加していたりとアバウト感が楽しい。夕飯もデイビッドが招待してくれて、そのうえ運転までしてくれて川沿いの景色の素晴らしいイタリアンに連れて行ってくれた。そこで様々な話を聞けて勉強になりました。
ホテルに遅くに帰ってチェックイン!巨大なホテルに驚いた。かつて泊まったどこよりも長い廊下でビックリ。イメージ的には30年前のモダンなホテルのスイートって感じ。そのスイートに四人泊まってます。

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《三日目/5月10日、@サンクトペテルブルグ》
朝からエルミタージュ美術館に向かった。珍しく雨だった。ロシア人はサービス精神なんて何も無くてちょっと困りもん。結局、裏技を駆使して最短で入る事が出来た。エルミタージュ美術館はなんと言っても世界四大美術館の1つ(メトロポリタン、大英、ルーブル、そしてエルミタージュ)展示物の量も質もハンパ無い。ピカソ、マチス、ゴーギャン、ユトリロ、セザンヌ、モネ、レンブラント・・・東京だったら一作品で一部屋で展示するであろうモノをギュウ詰め状態で展示。美術館の箱自体も驚異的な豪華絢爛な作りでビックリ。なんだか素晴らしく目の保養になった午前中でした。スパース・ナ・クラビィー教会(血の上の救世主教会)はもう圧倒、どうしていちいち何もかもドデかくて荘厳なんでしょう! モザイクの作品としては世界最大。個人的には壁画より管理が楽チンだなぁなんて思ったりして。 そしてイサク大聖堂の展望台を頂上まで登って街を上から見学。もうお腹がイッパイ!! でも本当のお腹は空いて来て、そこから近所のガスプロム社(世界一の株価の会社)のビルの最上階にある“GINZA PROJECT”なるレストランに乱入。どこを銀座から学んだかは分からないけど受付には、美人を越えて生きたマネキンというか身長180センチにハイヒールで完全に上から見下ろされた美人受付嬢が案内してくれた。英語の質問には馬鹿っぽい答え。(なんだか納得)席に着けば先ほどのイサク大聖堂を見上げる景色の全面ガラス張り。街が世界遺産であるサンクトペテルブルグではこんな建築は簡単には建てられず貴重な存在にも思える。メニューは実に銀座。オイスターは一個1000円。ワインのグラスで1500円から。これって高いのか、または円が弱まってるのか。どっちにしろ気取って和むオレ達ではないから適当に飲み食いして退散。十分に社会科見学にはなった。(でも4人で3万円は支払った。しかし初任給が3万円の国でねぇ。)   帰りがけに庶民的なワインバーに寄ってから帰宅。

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《四日目、5/11サンクトペテルブルグ二日目》
宿泊しているホテル(Azmut Hotel St.Petersburg)の朝食が激しい。どれだけ大人数が泊まっているかは計り知れないけど朝食会場の列は100人は列んでいるのだ。とにかくロシア人は列に並ぶ事に何の抵抗も無いみたいだ。いつでもどこでも列ぶのは、長らく共産主義の時代に配給制度で鍛えられた過去があるからなのか。
今日は午前中からAMのマーチャンダイジングセンターを案内してもらい、その後はデイビッドのAMのオフィスに連れて行ってもらった。そこには彼のビジネスを過去を物語る様々なモノが所狭しと飾られていた。そこでカナミちゃんの友人のアーティストのMissaもサインでオモシロい展開に! 午後はエカテリーナ宮殿に“琥珀の間”を見学に行った。
エカテリーナ宮殿は300メートルも続く荘厳なゴールドの館。もう圧巻!! ここも例外に無く長蛇の列で入場には一時間以上は待たされたけど、見て良かった! コレ逃したらダメでしょ。お庭も素晴らしい作り込みでした。しかしこんなモノ、庶民が見たら怒るのも無理ないね。そこからアンドリューを空港に送りかたがた街に戻った。(途中で食べたファラフェルなるサンドイッチ、メチャメチャな美味さでした。)
グランドホテルで北野の友達の坂田君と待ち合わせて合流。彼は日本の某自動車会社の転勤でこの街に移り住んだばかり。住宅など手厚い会社の対応には驚いた。家を見せてもらって様々な現地の話を聞いた。夕飯は彼の推薦してくれた近所のロシア料理専門店。なかなか美味しくてラッキー。その後はせっかくカナミちゃんといるんだからバレエ観賞という事でチケットを取ってもらって観に行った。お題目は“白鳥の湖” カナミちゃん(モスクワのボリショイバレエを卒業している。)だけど解説してもらったらオモシロさが倍増! 二時間半は意外にも短く時差ぼけが残っているので心配だったけど無事に乗り越えられて良かった。終了後は坂田君のクルマで市内の川沿いにて夜景見学。ありがたい!!
そうそう今日は玉田君の40歳の誕生日!! ハッピーバースディー!!

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《五日目、5/12、モスクワへ!》
朝イチにサンクトペテルブルグからモスクワに戻る。ホテルにて北野の弟君と待ち合わせをして街案内をお願いした。彼はこちらに、もう20年も永住をしている。地下鉄を乗り継いでホテルから市内に入る。途中で中華料理店に入ったが醤油味が有り難かったけど化学調味料が激しかった。その後は“赤の広場”へ。もう何もかもがデカい事、ハデな事!皆でクラシカルなモールみたいな中のカフェでお茶をした。カナミちゃんの友達のアンニャも面白い子だ。そこから北野兄弟とは別れて、我々はモスクワの若者が集まる東京の原宿的な店のあるアルバート(?)を歩いた。しかしオシャレな店は見つけられず。ここにも沢山の“FREE HUG”と書いた紙を持った女の子に会った。これ世界的な流行り!?でも他人でもハグしあうと幸せ感が出て来る。 またそこからひたすらに歩いた。ロシア人はとにかく歩くのが好きらしくレストランまでトータルで2時間近くを踏破!健脚が自慢のオレも足がグラグラ。レストランは結構、スノッブなテントみたいな店。オシャレにアレンジされたロシア料理が中心で楽しいひと時。カナミちゃんはボリショイバレエを見学するとの事で一人だけ別行動で玉田とオレ、そしてアンニャと三人での食事。アンニャはかなりの旅好き。カトマンズからヒマラヤの麓のチベットにも行ったし、かなりの日本通で長崎から東京まで電車でずっと旅したと聞いた。22時近くにカナミちゃんと合流して川沿いのロシア聖教の教会前の美しいカフェにてワインを飲んだけど~~~眠くて死にそうだった。まだ少し時差ボケが残っているみたい。

《6日目 5/13 タリンへ!》
午前中のフライトでタリンへ!(この時点でオレはタリンはどこの国かわかってない。笑!)・・・・・・タリンはエストニアでした。(笑)基礎知識なし、そして既成概念と想像力だけだ。空港に到着するなり驚いた。近代的というかわかりやすくいえば対岸(約二時間の船での移動)はフィンランド、要は北欧文化圏なのだ。デザインが見るからに北欧。早々にレンタカーのハーツにてクルマを借りた。日本で予約をした時には三国にまたいでレンタルする場合はカーナビが借りられないと言われていたので少々心配していたけれど難なく貸してもらえて一安心。結構、安っぽいナビなんだけれど使ったら驚く程に高性能。そしてこれまた心配した道路標識だけど英語表記もあって助かった。一路、旧市街を目指す。玉田が旧市街地と新市街の間にあるホテルを昨日、ネットで予約をしておいてくれたのでチェックイン。清潔で三人で泊まっても問題なし。市街地に出てみたらなかなかいい町だ。そのサイズ感が好き。そして城壁に沿って街路樹も青々としてて気持ちがいい。するとそこにセグウェイの店を発見。なんと一台一時間で35¢(レートが悪くて約5000円)玉田と北野は初体験なのでトライ。先月、コロンビアのカルタヘナでボクが初トライした時はガイドがついていたけれど、今回は野放し。ボクが経験がある事を言うと『二人に教えてやってくれと!』自由奔放な貸し主。ヘルメットもお好きにと!(笑)
一時間で旧市街地は全て走る事が出来て大満足。本当にセグウェイはこんな街では便利だ。その後、ブラブラするけど歩くと遅くて・・・なんだか寒くてHOLUGHOFが近所のブランドだと思い出し探したけれどアウトドアショップとかがまるで見つからない。市民権ないのかなぁ!? 近所の洋服屋さんを見ていたら衣類がかなり安い。ここ恐らく繊維の工場があって中国的に近所の国のブランドのカジュアル服を作っているのではないかなと勝手に推測。夕飯は昼の散歩時に古着屋のカワイイ店員さんに聞いたスペインバルの店を訪ねた。これが満塁ホームランな美味しさでタリンの街が大好きになったのは言うまでもない。旅においてメシが美味いか、不味いかは大変重要な問題だ。

ノルディックホテル
『alter ego』オーナーはJuan Borras
Roseni8,10111 Tallinn Estonia +372 54560339
http://www.alterego.ee

エストニア・タリンのオシャレなレストラン

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《7日目、5月14日タリンからラトビアのリーガへ!》(324キロ) 朝は早めに出発。エストニアのパルナのビーチに向かう。というか通り道なんだけど。初めて見たバルト海は今まで見た海とは違う雰囲気。外海でないからウネリも無く風波だからか。何かの鉱物が川から流れ込んでいるからか水がコーラみたいな色なのが印象的。砂は細かく真っ白だった。(早々に収集!)ここは古い別荘が並んで樹々も美しく、まるで“海の軽井沢”という感じ。街を見たけど何もない。なんだかこんな事を想定してランチはサンドイッチを作ってあった。というのもノルディックホテルの朝食が素晴らしく豪華で美味しかったので、サンドイッチの具材も完璧という事で作って持ち出したのだ。なんとマメな三人男であろうか! でもおかげで公園で美味しいサンドイッチを日光浴しながら食べる事が出来て幸せ。 その後、国境を越えたけどとても緩い査察。ボクの88カ国目の訪問国であるラトビアに入った。結構、大きな街で驚き。そしてキレイだ。さすがにリーガは“バルト海のパリ”と言われるだけのことはある。街をグルっと車で回ってみたけれど渋滞が結構激しい。そしてやっと駐車スペースを見つけたら現地通貨の“ラッツ”を持っていなくて、駐車のパーキングメーターの代金が払えない。時々通る通行人に?(ユーロ)と交換してもらってなんとか投入。(海外で交通違反するとしつこいし後々面倒なんです。)歩いて旧市街地を回った。様々見ているうちに聖ペテロ教会の展望台に登る事になり両替までして入った。夕方で閉館時間もわかっていたのに教会の一階で展示していたピューリッツァー賞の写真展に完全に釘付けになってしまい、結局、展望台に登る時間を惜しみ見入ってしまった。この写真展は衝撃的だった。街をブラブラと徘徊して夕飯はスペアリブ専門店へ。別にそんなに食べたかった訳ではないけど看板に“二品オーダーしたらワイン一本サービス”とあったのが気に入った。スペアリブは甘いバーベキューソースみたいなのが嫌なので念を押したが、結局甘かった。せっかく持参の醤油とワサビで食べようと画策していたのに・・・・
ホテルは現地で見つけたOLD CITY HOTEL. トリップアドバイザーの推薦通りにステキなホテルでした。

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《8日目、5月15日 リーガからリトアニアのカウナスへ!》(316キロ)
駐車場代金は約1500円、結構高いなぁ。そのまま旧市街地を見学した。ビクトリア様式は美しいには美しいけど趣味ではない。一路、十字架の丘へ!ここはソビエトの宗教弾圧に反して民衆が十字架を小さな山に飾り始めて、結局、ソ連も政府も撤去できなかったという反逆の証。数十万といわれる大小の十字架が飾られていて圧巻!空気も澄んでいて気持ちがよかった。ランチは街の中心部の木陰でサンドイッチ。不味いピザとか食べるより100倍良いかと思う。カウナスに到着して杉原千畝(すぎはらちうね)記念館を訪れた。杉原氏はナチスドイツから迫害を受けて処刑される運命となったユダヤ人を政府の意向に反して勝手にビザを発給。結局6000人のユダヤ人を救った偉大な日本人外交官。外交官としては許されない事をしたが、人道的には正しい事をした素晴らしい誇り高き日本人なのだ。その後、要塞を改造して収容所や牢獄にした「第九要塞博物館」を鑑賞。全体がものすごい巨大な公園でそよ風の“音”が聞こえて感動した。カウナスに到着。ホテルは予約無しにカウナスシティーホテル。素晴らしかった。そして値段もトリプルで8000円弱。清潔そのもので大満足。ディナーは何故か嗅覚が働いて入ってみたら満塁ホームランだったMOKSYA。インド料理なんだけど、かなり都会的にアレンジしてあって、スパイシー感も抜群!『まさにこんな味の料理が食いたかった!』と叫ぶ美味さ。そして三人でワインを3本飲んで8000円弱!マジックアワーから夕闇に変わる時間をも楽しめた。最高です!

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《9日目、5月16日、リトアニアのヴィルニスへ!》(228キロ)
またまたクセで朝食のレストランでサンドイッチを制作してしまう。リトアニアのカウナスから、まずは水辺のお城であるトゥラカイ城。道の左右が湖に面した素敵な場所。まわりには何十もの湖が連なっている。到着して、そのまま桟橋に停泊していた小さな観光船に乗って湖クルージング。豪邸も見学したし、カッコイイ建物なのに廃墟と化したボートハウスを見たりと楽しい時間だった。ランチは水辺のカフェでビーツの冷たいスープと名物のキビナイを注文して作ってあったサンドイッチをベンチでいただく。コレはコレで相当に満足! その後、湖の真ん中の城を見学。そして世界遺産の丘まで行ったが、遠い割には感動無し。確かに場所はスゴいけど・・・それだけ。これが世界遺産を取れるならば富士山なんかとっくに取れるであろうにと素人は考える。ヴィルニュスの街に入った。ブラブラしていたら、玉田がセグウェイに乗っていた人を発見して業者の店まで行ってみた。三台空いていてレンタル。勝手にどこでも行って帰って来いという姿勢。これで三軒目のセグウェイ業者だけど、共通点は適当そう、そして遊び人風! 本来、ケーブルカーで行くような街を見渡せる丘を目指した。街の中に勝手に独立した“国”であるウズピオ共和国を発見!(笑) 頂上の少し手前でセグウェイは挙動不審な動き。停めて頂上に行って見学して戻ったら北野のセグウェイが完全にダウンしてウンともスンとも言わず。仕方なくセグウェイ屋まで北野は走る羽目に。多分、離れていた事で盗難防止のセキュリティーが働いたのか!?セグウェイ屋に行ったら激怒され、一緒に山までまた上がってピックアップしに行った。北野は一往復走ってご苦労様。ホテルに戻ってクルマを停めて、メシは、現地のナルミミユキさん(玉田の紹介)から推薦してもらった、La Bohemeなるレストランにて。ここが衝撃的な店でした。美味しいしエロエロだし、超カッコいい店なのに、店内のBGMにいきなりクリスマスソング・・・お会計がビックリする程に安くて感激!

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

ウズピオ

《9日目、5月17日、鉄道でリトアニアから最後の訪問地ベラルーシのミンスクへ!》
今日は久しぶりにゆっくり起きた。主なる観光地は見てしまったし。今日は夕方の列車で移動。という事で駅前のホテルに泊まっていた。午前中にテレビ塔を見に行った。最上階は展望室ではなくてレストラン。365度、同じ景色に思えた。下山してレンタカーを返却する前に最後に街中をドライブ。オシャレなエリアを歩いたけどイマイチ。女性も男性も顔立ちは超カッコいいのにファッションセンスは・・・無い。ランチはヴィリニュスに在住のナルミミユキさんとオーガニックレストランへ!ここは店員さんが元受刑者というユニークな店。めちゃくちゃにキレイな店員さんが元犯罪者と思うだけでワクワクする。事実、その女性はスパイ映画に黒ずくめのピタピタなコスチュームで出て来るスパイ工作員にしか見えなかった。ミユキさんから様々なリトアニアの話が聞けて面白かった。
午後はクルマでレンタカー返却をする為、ハーツの営業所方面へ。途中、現代美術館があったので入った。かなり箱もカッコ良かった。近所のショッピングモールで時間を潰した。残念ながら購買意欲が湧く物は全く無かった。カフェでネット使ってお仕事。しかしここ数年だけでもネットの便利さは格段に上がった。どこにでもフリーWi-Fiが飛んでいて、ラインで電話も出来て、日本語でなんでも調べられる。もうどこにいても仕事ができてしまう時代なんですねぇ。レンタカーは無事に返却できて良かった。19時10分の列車なので早めにホテルに戻って荷物をピックアップして駅へ!駅から国外に出るのも久しぶりだ。けっして得意ではないので心配。メシを食べる機会も無さそう。本当に仕方がなく駅前のマクドナルドへ行ってサラダと豪華そうなハンバーガーを購入。これ10年ぶり以上だと思う。空腹になって車内で食ったら、もう一生食わなくても大丈夫な気がした。

90カ国目の訪問地、ベラルーシのミンスクに到着。夜の遅くに初めての都市に訪れるというのは何とも心もとない気分。駅前を地図を持ってウロウロする姿。オレがもしも悪人だったら最も狙いたくなる姿だ。そんな所に先ほどの列車の後ろの席に座っていた美女が『大丈夫!わかりますか?』と声をかけてくれてホテルまでの道のりを説明してくれた。いきなりベラルーシLOVEになるのは当然。ホテルまでは徒歩で5分、女の子もミニスカートを履いて歩いている位だから安全な街なのは間違いない。ホテルにチエックイン。このホテルは三人一緒ではなく、ボクだけ1人部屋。ソ連時代の有名ホテルという佇まいだ。久しぶりの休肝日でなんとなく違和感。就寝!

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

《10日目、5月18日、ミンスクの日》
今日はミンスクで一日過ごす日、玉田が昨日、ガイドブックを読みながら『この街、見るべきモノは何も無いですね!』なんて言うもんで観光意欲は完全になえた。(笑)という事でゆっくりめのスタート。メインストリートであるモスコフスカヤ通りをブラブラ歩く。ナンだか地下の方から群衆が騒ぐ音が。その迫力たるや尋常ではない。気になって観に行ったら地下の大きな会場に二千人以上の若者が集まっている。良く見ればなんとゲーマーの集会。元、社会主義で自由に既成があったとはいえなんだか骨抜きになった若者を見た気がした。 見るべき物はココだけという事だがデパートなんか見てもまるで購買意欲は湧かず。旧市街に行ってみたが土曜日なのに驚く程に人はいない。いったいどうしたの!?なにか劇団員による豪勢なパフォーマンス&音楽なんていうイベントにも出くわしたけど人はパラパラ。 イタリア料理店でランチをしようと思ったけど、ここも人はいない。決して不味くはないのに。お茶して歩いていたら“大祖国戦争史国立博物館”なる戦争の記録が残る博物館が土曜日で無料開放。ガイドには生半可な気持ちでは見るな!とまで書かれていたがアウシュビッツを過去に見ていたので免疫があったから大丈夫。小学生が学校から随分と来ていて残虐な光景の写真の前で丁寧な説明をちゃんと受けていたのが印象的。ずいぶん日本と違うもんです。夕方、早めに帰ってウザかった北野のヘアースタイルを奴のヒゲ剃り機を使ってカット!切った自分が気分爽快になった。 夕方はホテルでのんびりして夕飯は先日、美女から聞いた店に行ったらなんとやってない!! 慌ててトリップアドバイザーで調べたら数件がヒット。ホテルから歩ける範囲だったので向かったら遠目に見ただけでオーラ溢れるレストラン。迷わず入店したら、驚くばかりの絶世の美女があっちにも、こっちにも!!まるで観賞用に用意されたように!メシはさすがにどれも美味しかった。
勢いに乗って二軒目にも突入。ここはピンチョス(スペイン小皿料理)の店だけど、はいった直後にライブが入って店内は激しくノリノリ状態。もう異常な勢いだった。そしてここでも女子は超カワイい。世界一と言われる所以がわかる。オレは最終日ということでウオッカを食らって撃沈! ロシア人がアルコール依存症が多いのもわかるなぁ。最後の夜はふけて行った。
(翌日は朝から移動、モスクワで5時間のトランジットタイム。北野の弟氏が迎えにきてくれてゴーリキ公園など散策。感謝です!)
とにかく何もかも新鮮なロシア&バルト海の旅!! 旅はしてみなけりゃわからない! 多くの出会い、体験が出来て生涯忘れられぬ日々になりました。

皆さんに感謝です。

Bistro de luxe
Tapas bar

ロシア&バルト三国 変態ツアー2013

おめでとう!オレ!100カ国訪問を達成!

コーカサスの旅は正に晴れの日々であった。それもすこぶる気持ちがいい日々。街の中の空気も大気汚染とは無縁で気持ちが良く、これが本当に経済的には決して豊かではない国なのかと驚きの連続であった。我々の旅は20代のバックパッカー時代とは違ってガイドを雇い、ドライバーも手配、あくまで効率と安全を考えての旅、決してゴージャスではなく、でも限られた時間の中で最大限に楽しむ事をモットーに旅の予定が組まれる。今回まわったアゼルバイジャン、グルジア、アルメニア、ルーマニア、モルドバ、沿ドニエステル、ナゴルノカルボフは全て初めての国々だけど、どこの国の国民にも共通して言えてたのが自分の国の歴史を、ちゃんと知っていて、理解していて、その上で誇りを持っていて、愛国心があって、そして家族を大切に、友達を大切にしている事。
今回、名前すら聞いた事も無い国に行き、また国際的にも承認されていない国にも行ってみたり、かつては紛争や戦争をしていて、多くの犠牲を払った国もあった。そして今、ウクライナの様に紛争をしていて訪問を取りやめた国もある。なぜ戦争や紛争に至るのかは、自国を愛し、家族を愛し、このままではいけないとか、このままでは守れないと思ったからか、そこにはお互いに“愛”があったから、“正義”があったからなんですよね。日本人の我々も自分の国の歴史を知り、ちゃんと理解をして、自分の意見をもって、他の国に対して何をしてきたのか、他の国から何をされてきたのか、なぜそうなったのか、そしてどうなったのか、これからどうして行くべきかを知り、理解して、自分の意見を持つ事がグローバルな生き方のベースになるべきと改めて思いました。
話は変わりますが、旅先での楽しみの食事も各国、本当に素晴らしく、僻地を旅する時に必ず持参する調味料セット(醤油、ワサビ、ブラックペッパー、美味しい塩・・・)などの出番はまるで無し。ただ世界三大料理のひとつと言われるトルコ料理(イスラム圏に共通の料理)そしてシルクロードを通じて中国の影響、また勢力的にもロシアの影響、あとは元々からある料理がからみ合いそれぞれの国々の料理になっていて、各国が似た様なモノがあるんだけど、それが『我々、自国の料理である!』と主張するところがオモシロかった。
旅していると日本が客観的に見れて本当に実にオモしろいです。
さぁ、地球にこの時代に生まれて、世界で“ナンバー1”クラスのパスポート(一番多くの国を訪問出来るという意味。)を持っている日本人の皆さん! 外に出なければ始まりませんよ! さぁ!!世界へ!!

今年も変態旅行友の会は僻地コーカサス地方へ!

人生の目標の一つでる”世界153カ国を制覇”まであと57カ国! その道のりは長いのか、短いのか!?
今年も変態旅行友の会の御一行さんは人様が決して行きたがらない国を目指した。昨年の暮れにメンバーの総会を開催。その結果 『コーカサスを目指せ!』までは決まったが情報も無く(大手の旅行会社では無理!秘境が得意な旅行社でもコーカサス地方となると中々大変。(よく考えたら、コーカサスなんて行った奴も聞かないし、行きたいって奴にも会った事は無いから無理も無い。)結局、群馬県にある代理店で様々調べてもらって決行の運びとなった。そしてカザフスタン、キルギスタン、などの”通称スタン系”はアクセスが悪過ぎて今回は見送り。そして最終的にはアゼルバイジャン、グルジア、アルメニア、ルーマニア、モルドバ、沿ドニエステル共和国、そしてお口直しにトルコのイスタンブールという旅程となった。この内、トルコ以外は初めてなので、現在までの96カ国という事は通算102カ国を回った計算になる。

今年も変態旅行友の会は僻地コーカサス地方へ!

はたしてどんな旅になるのか。情報もなく、逆に期待も無い旅なので楽しみだ。そうなると些細な発見が喜びになるからね。
あと上記の国以外に自治国なる国がある。何をもって”国”かと言う事になるが国連が認めたもの、近隣諸国が認めたもの、国交のある国・・・様々な解釈がある。そんな観点からすると、今回の旅の中に自治国はナゴルノカラバフ、アブハジア、南オセチア、沿ドニエステル共和国・・・などがある。我々は当然に国と認めるから国数計算には加えられるので、行かれるチャンスがあれば行きたいモノだ。ただそこに入国してパスポートにスタンプを押されるとすると、仲の悪い、認めていない国には、次に入りにくかったりと、ややっこしい問題が出てくる場合があるので慎重にしなくてはならない!!  詳しい旅日記は月末のホームページに更新します。(この旅行記は自分の記録用として書いているので丁寧です。)

今年も変態旅行友の会は僻地コーカサス地方へ!

あっ、最後に”変態旅行”と称してますけど、決して我々は変態ではなくて、行く場所があまりにも人様が行かない場所で、メンバーがそれを好んでいるという共通点があるので、あえて”変態”と呼んでますけど・・・よく考えたら、それも一種の変態かなんて思ってます。ハイ! 来年はここら辺の地域の残した場所、そしてコーカサスなんて感じかな。人生の宿題制覇まであと51カ国。 楽しみだっ!!

世界変態旅行会議が開催!

2013年12月5日 オレには変態旅行友の会の友達が約6~7人いる。常任メンバーは4人だ。なぜかいつからかこのメンツの中から旅に出る様になった。(南米、中米、東ヨーロッパ、バルト海、ロシア、モロッコ・・・) ハワイやイタリアみたいに誘えばいくらでも行く人がいる場所ならば問題無いけれど、オレの場合は人生で153カ国を制覇するという課題があるので、一人で行くのは学生時代ならまだしも、友達と行きたいのですよ。だいたい今計画している国々なんて、正直メチャメチャ楽しみにしているわけでもない場所だしねぇ。でも期待値がゼロだから逆に行ってみて楽しかったらラッキーみたいな些細な事が楽しめるという不思議な楽しみ方なんです。 今回の会合は我が家で開催。お題目は”2014年どこに行くの?!”という事であそこだ、ここだ、様々な国が挙げられて相談をした。今回の提案はアフリカの小さな国々、グリーンランド、アジアに辺鄙な国々、山間部の国々、アイルランド、南極ウンヌンとあったけど、コーカサス三国(グルジア、アルメニア、アゼルバイジャン)そしてウクライナ、モルドバ、ルーマニア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、キルギスなどに決定。ここからそれらの国々をどのルートで回ればいいのか、交通事情、あと大切なのは安全か否か(笑) そしてやっと捜したガイドブックなんて読んでみたけれどワクワクしないんだぁ。 だからこそオモシロそうな気がするんだぁ。まぁハブ(回る中心地)がイスタンブールなので”お口直し”は完璧だからそこは期待できるんだけどね。 またなにか情報や知り合いなどいたら教えて下さいね。来年も様々な旅行を通じて世界を感じます。

変態旅行友の会のお知らせ!・・・『どっか行こうゼイ!』

オレには大切な”旅友達”(たびとも)が数人いる。人生の中で153カ国を訪問したいと夢に思っているオレには絶対に必要な仲間だ。 若かりし頃はバックパッカーで世界中を一人で旅したし、それはそれで最高な想い出だった。しかし年齢とともに、なかなか一人旅っていう気分も盛り上がらないし、同じ美味しいメシを食うにも、夕焼けを見るにも仲間がいたら一層楽しいと思えるお年頃だ。だがオレの行きたい場所は、変態極まりない様な場所ばかりで、家族や普通の友人、知人にとっては危険感ばかりで決してバカンスとかレジャーとかとはかけ離れた場所ばかりで、一緒に行ってくれる仲間なんて限られてくる。それに旅の目的も説得力も魅力も何も無い。それは『どっか行こうゼイ!』で始まる旅だからね。
という事で3月の下旬に今回は現在三人のタビ友と、変態旅行友の会が開催され、満場一致で ”中近東”が選ばれた。 その理由は ①行った事が無い! ②まわりで行った事がある奴がいない! ③なんだかヤバそう! ④異文化感は最強! ⑤7~8カ国をまわれる! 以上だ。詳しく述べればレバノン、死海、ギザ、エジプトのピラミッド、カッパドキア、などは見ておきたいではないか! ちなみに調べれば調べる程にシリアは紛争地帯なので止めた!(笑) しかし政治的にも宗教的にも世界一、ややっこしいエリアなので段取りも簡単ではない。まず大手のJTBだぁ、日本旅行だぁでは何ともならない地域! ネットで調べればイスラエルの入国スタンプがあるとヨルダンには入れないとか、大丈夫だとかビザは取るべきだとか不要だとか・・・情報が多くて惑わされるんですよ。あとスムーズに旅をする為にも、貧乏旅行的なヒッチハイクなんてありえないし、段取りも大変! そんな時にパワー全開なのが人間ウィキペディア、人生に万能な男、玉田君だ。玉田の情報収集能力はズバ抜けていて、もともとソ連のKGBで情報収集が仕事だったと言っても信じるくらいにスゴいんです。そんな人が身近にいると、完全に頼ってしまうのはオレだけかぁ。とにかく頼りになるんです。(神谷アンドリューの情報収集力と段取り力もスゴいなぁ!昨年の東ヨーロッパ15カ国歴訪ツアーなんかその二人の英知のおかげで、どの街に行っても前にこの街に来た事が数回あるって誤解してしまう程に熟知していたよ。)という事で7月初旬の変態ツアーの準備をしています。 どこかオススメがあったら情報を下さいね。 また参加希望の少し経済力がある、暇がある。バカ話に付き合える。暴飲暴食が好きである。自立している。そんな方がいたらウエルカムですよ。
人生は賞味期限付きで一回だけ! ご一緒にいかが!?(笑)
日本→イスタンブール→ベイルート→レバノン→ヨルダン、アンマン→ペトラ→砂漠でテント宿泊→死海→イスラエル、エルサレム→アンマン→カイロ→ギザ→キプロス→ラルナカ→イスタンブール→カイセリ→カッパドキア→イスタンブール→日本! 全行程で15日間!
荷物は片手でもてる機内持ち込みの小さいバッグ1つだけ! スーツケースなんて無縁! 着替えも持ち物も限りなく最小です。