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やっぱイタリア・・・ 美味いものは美女に聞け。 宇宙一オシャレなカプリ島のランチ。

旅先での様々な旅を楽しくするための秘訣がある。それは”食”の充実だ。ということでまずレストラン探しのテクニックだ。誰に聞けば正しく美味しい店に出会えるか・・・聞く奴を間違えたら大変な事になる。日本語ガイドも正しい確率は決して高くはないし日本語メニューなんか出てきたら興ざめするんだよね。(本当は日本語メニューの方が便利なんだけど・・・カブレてるんだなぁ。)

やっぱイタリア・・・ 美味いものは美女に聞け。 宇宙一オシャレなカプリ島のランチ。

誰に聞けば正しいか・・・まずは美女である。これは間違いなく美味しい店を知っている。彼女達は常日頃から様々な男から様々なアプローチを受けてヨロシイ店に連れて行ってもらっている。イタリア男もカワイイ女の子に気に入られようと必死だ。そして次に正解率が高いのが洒落モンの男である。大体服装のセンスが良くて楽しそうにしている奴はそんな美味しい店に出入りしているし常日頃から情報収集して、来るべく”美女剥奪戦”に備えているのだ。ゲイの男(洋服屋店員)も相当に美味い店を知っている。しかし勘違いというリスクを背負うのでなるべく避けているがぁ。ということで初めて訪れたカプリ島(イタリアはナポリ沖20分のそれはそれはオシャレな島。)で美女数人にレストランを紹介してもらおうと聞いて返って来た答えは”ダ・ジェンマァ”であった。別々の二人に聞いて同じ答え・・・・間違いない。ということでランチタイムに乱入。

やっぱイタリア・・・ 美味いものは美女に聞け。 宇宙一オシャレなカプリ島のランチ。

大体12時半位にレストランに入るとまだガラガラなのがイタリア人は1時過ぎからダラダラと食い始めるのが常。この店は評判通りの料理だった。店員のサービスというか愛想も素晴らしい。しかし注文に際してもう一つ注意点がある。人を肉体的に批評、非難する気は全然ないけどお腹の出っ張り具合をみて注文の量を考えよう。それは満腹の基準値にデブとヤセでの違いがあり、それが生死を分けるのだ。美味いものも注文しすぎはアウト。足りなければ追加をすればよい。そう、周りの客のポーションを見るのも大事だねぇ。ということで我々の担当給仕は腹が出ていたので少なめ注文で結果は大正解。さて、この店の名物は店名を付けているアッラ・ジェンマ(トマトのスパゲッティー)は美味の一言。麺の茹で具合も素晴らしい。また豊かな地中海の魚介類を使った料理は驚異的に美味かった。地中海を煮込んだらこんな味かも・・・そして、やはりピッザはお約束の美味しさだった。スプマンテ(いわゆるシャンパン)を昼から飲んで幸せの極地でした。

やっぱイタリア・・・ 美味いものは美女に聞け。 宇宙一オシャレなカプリ島のランチ。

そうそうこの店からの地中海越しにナポリ、ソレントを見下ろす景色は絶景中の絶景です。(そんな絶景を見るのを忘れさせてしまうような美味で楽しい世界でした。)

  • Da Gemma  Via Madre Serafina 6,
  • ウンベルト1世広場からサントステファノ教会脇の奥の階段を抜けた右側。
  • (081)8370461 12:30~15:00 19:00~24:00 月曜日と1月上旬から2月上旬は休業。
  • ハイシーズンのカプリはイタリアンの憧れのリゾート。本当にオシャレでヨーロッパ中のセレクトショップオーナーがファッションチエックに来ると言われています。そんなカプリが似合いたい。

ミラノの中華料理店で出るピザ!!。 もう、こいつらァ良くワカラン・・・。

全く、イタリア人はどうなってんだろう。見れば見るほどに、知れば知るほどにスゴイ国民だと思う。もしアナタが初めて友人とニューヨークに旅行したとしましょう。最初の日の夕飯、何を食うか友達と相談しました。・・・・その友達が初日から和食を食いたがって譲らなかったらどうしますか!!??。普通なら軽蔑するかもしれない。もうこんな野郎と旅行は勘弁だぜぃ・・・と決別の瞬間になるだろうか。せっかく旅行なの だから現地の美味しいものが食いたいですよね、と言うのが普通でしょう。

ミラノの中華料理店で出るピザ!!。 もう、こいつらァ良くワカラン・・・。

・・・・しかし多くのイタリア人はそれが普通なのです。外国に行くときもイタリアンのみ。例えばアメリカや日本なら、”ヨォ~今晩、何メシ食おうか?”という友人との会話にヨコメシ(洋食系)たてメシ系(和食、中華)と大別。(チョット古い・・)。またはエスニック系(ベトナム、タイ、韓国・・・)そしてそれぞれは当然細かく細分化されて、相談の上、決定というのは常でしょう。しかし偉大なる食の文化の中で生きるイタリア人の多くはイタリアンあるのみ。事実、イタリアのGNPの25%を生み出す都市、ヨーロッパの最大級都市のミラノでもエスニック系料理は当然、中華も和食も無しに等しい状態。(モチロン数軒はあります。)先日行った社会主義のキューバだってあるのに・・・それだけ、食にチャレンジが無いというか自国の料理に満足しているのです。世界的に大流行の”ニホンリョウリ”もあまり受け入れられずに2~3年前に老舗が撤退という状況でした。最近では回転寿司が出来て大好評、これは相当に画期的な事のようです。革命です。ルネッサンスなんです。というほどに他の食べ物が嫌いなのではなくイタリアンを愛しているんですね。

ミラノの中華料理店で出るピザ!!。 もう、こいつらァ良くワカラン・・・。

さて、今回紹介する店はそんなイタリアでも最も大都会のミラノの中心地・スカラ座の裏に在る中華料理店です。この珍しく評判の中華料理店に入って驚いた!。この店の昼夜問わず人気なのが、なんと”ピザ”。前菜にピザをほぼ客の殆どが食っている。それも日本なら中華っぽいアレンジがあったりするのでしょうが、まったくもって正統派なマルゲリータとかクアトロフロマジオなどのベーシックなピザでした。いったいなにを考えているのだろうイタリア人・・・(イタリアにいる中国人も含む。)。しかし波田チームは当然、試食人生ですからピザも中華も食いまくり、結論からすると美味いんです。ピッザはお見事!!。(イタリアとはいえピザも地方料理なんで、ミラノみたいな北部ではそんなに沢山の店は無いのです。)そして麺類(汁メン)、炒飯、炒め物をトライしましたが、ミラノで有難い食事でした。

ミラノの中華料理店で出るピザ!!。 もう、こいつらァ良くワカラン・・・。

この中華料理店、経営者がイタリア人に歩み寄ってピザ出したのか、イタリア人が要求したのか分かりませんが全世界で美味しいピザが食える中華料理は多くはないでしょうねぇ。モンテナポレオーネのお買い物に疲れた時の醤油系も有難いですよ。

  • 帝苑 ロイヤルガーデン(ROYAL GARDEN)
  • Via Dell ‘Orso, 4- Milano.
  • 電話 02-72011350
  • スカラ座の裏手で、住所からスグに発見可能。 値段は・・・・・・安い。全然安い。

イタリア食い倒れツアー    ~ ノンナ トゥ イタリア ツアー ~

5月の下旬にイタリア、ローマ、トスカーナ(ミノーレ)、地中海の島・サルディニア、フィレンツェ、ミラノ、リビエラ(ポルトフィーノ)を約11日かけて食い倒れの旅に出ました。今回は川口ノンナ(ノンナはイタリア語でオバアチャンという意味。本名・川口文子さん。75才でダイヤモンド、イタリアからワインやオリーブオイルを輸入する会社も経営しています。)今回はノンナの御供で参加。トスカーナ地方の素晴らしい農園で作られるオリーブオイルの産地(なんと、イタリアのオリーブオイル品質コンテストで金賞を受賞した名品)や、やはり無農薬にこだわったワインを生産するセラーなどを訪れて、こだわりを感じる方々から色々な話しを聞けて最高でした。こだわりは製品にとどまらず、その方々の生活へのこだわりも物凄く、まったく日本では考えられないほどに豊かで健康的、人間的な生活でした。またひとつ驚いた事に、ノンナが薦めたわけではないのにすでに、そのようなこだわった人々のキッチンにはデイッシュドロップが必ず置いてあったこと・・・(実はイタリア人はあまりアメリカ製品が好きではない・・・と思う。)判る人には判るのがアムウェイ製品ですねえ。という感じでした。簡単なレポートを楽しんでください。ここには記載出来ませんが、新しい食の発見はハンパなし。胃腸君、肝臓君、痛めつけてごめんね・・・という食い倒れの旅でした。

イタリア食い倒れツアー    ~ ノンナ トゥ イタリア ツアー ~

● トスカーナ・ミノーレは牧歌的なトスカーナの中でも特にその雰囲気が残っている地域。そこのエルマーノさんを訪ねました。彼はもとミラノで建築家をしていましたが、都会の生活より田舎での生活を選びトスカーナでこだわりのオリーブオイルを製作し始めました。その後、順調に理想的な製品が出来て殆どトスカーナの身内での消費でしたが多少、余裕がでて世の中にも出るようになりました。最近ではイタリアのオリーブオイルのコンテストで金賞を取るほどの名品に育ちました。決してビシネスを巨大化させようとせず、あくまでも自然なペース。そして収穫期ではない、時間のある時は、古い大きな農家を買取り、自分で設計しホテルに改造(8室程度のこじんまりしたホテルです。)、そして施工も自分で行うというこだわりぶり。その新しく出来たホテルで僕達を迎えてくれ、毎日、手料理の地元料理を振舞ってくれました。その味と手間の素晴らしはとても文章で表現できる域ではありませんが、まさにイタリア。まったく変な気取りがなく皆で素晴らしい時間を過ごせました。お米を使ったスープ、地鶏(全部地鶏ですが・・)を釜で焼き上げた料理、サラダ類の新鮮さ、など半端なし。今回は伯母さんから手打ちパスタの秘儀も伝授されて実演もしました。そんな素朴な楽しさがこの地の楽しさなんでしょうね。

イタリア食い倒れツアー    ~ ノンナ トゥ イタリア ツアー ~

● ミラノから車で山岳地帯のワインディングロードを抜ける事,約1時間半、イタリア地中海沿岸地方のリビエ(フランス側をコートダイジュール)のポルトフィーノに行きました。ここら辺の一帯は素晴らしい海岸線が続き、究極の景色です。ここは12年前にも一度訪れ大感動した場所(2回目の参加のFITでした。)そんな時間を楽しめました。食事は前回に偶然に発見した地元のトラットリア・・・・・・。その味の大発見は参加者、目から涙という感動。”海老のレモンソース蒸し”(定かな名称は判らない)、鰯のフリッター、パスタ類、白身魚のオリーブ蒸し・・・・思い出すと感動です。イタリア旅行の楽しさは、新しい味と昔からの伝統的な味の出会い。大満足。景色との雰囲気は凄い。港には沢山の豪華客船とアラブの王様としか思えない船が停泊。昨年の夏休みはビルゲイツ家族も来ていたと、ある写真週刊誌に出ていましたねえ。スプレンディッドという最上級のホテルもあります。

イタリア食い倒れツアー    ~ ノンナ トゥ イタリア ツアー ~

● 地中海の島、サルディニアは個人的に2回目の訪問(4年前のFIT)今回は南側の地域、特別にスペインの貴族の館(非公開)に招待されたり、小さな田舎町を訪問したりと素晴らしい時間でした。地元産のアサリをお米のような形をしたパスタでからめた料理は最高でした。さすがに地中海というかんじで、海の物は新鮮その物、前菜のオイル”サーディン”の名称の由来はサルディニアから来ているだけあって美味。古代の遺跡も感動的でした。

イタリア食い倒れツアー    ~ ノンナ トゥ イタリア ツアー ~

● 今回は偶然にもローマのバチカン市国でローマ法王・ヨハネパウロの82才御生誕ミサにも出席。ミレニアムの2000年にバチカンを訪れるだけで過去の罪が一切、消されるといわれているのに・・・・・・その上こんなにタイミングがいいとは。これも感動的なことでした。

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● ミラノは勿論、お買い物。モンテナポレオーネ界隈の有名ブランドショップはとりあえずとして、新しいセレクトショップも素晴らしい。・・・・・・・・・はダントツ、小物雑貨のハイテックはやる気満万、最後に書くのは何ですが、ミラノにおそらく6回目の訪問にして初めて見た(いつも予約が取れなかった)ミケランジェロの”最後の晩餐”は感動の一言でした。

B&B ITALIA のソファー

東京の家のソファーは我が家に長くあるもので(推定60~70年)嫌いではなかったが正直飽きていた。ということで下田の家の改築計画に取り入れてハワイアンなプリントに張り替えて引越し。東京の家にも何かソファーを考えること約1年。その間は以前ソファーが在った所には何も無かった。というか中途半端なモノを買いたくなかったのだ。ソファーとか椅子って難しくて座り心地と見た目は別なのだ。それが両立というとなかなか難しいと思う。そして当然に値段の問題もある。ソファーは洋服みたいに簡単に買い換えたりが出来ない。その上予算を考えると・・・・随分、様々な店をブラブラ見て回った。カッシーナ、アルフレックス、セレクトショップ・・・・しかしピンとこないというか、焦っていなかったので結論は出さなかった。しかしある時、恵比寿のB&B・ITALIAのショールームを見たら感動的な座り心地とスタイルでボクを魅了したのがこのソファーで価格は・・・・・・125万円位だったかな。はっきり言って値段見てぶっ飛んだ。欲しいけど値段を考えると、革ならともかくファブリックだもんなぁ・・・・・その後数週間後に強運・波田に事件が起こった。B&Bはセールなんて絶対にやらないのに12年ぶりに小規模の内輪だけのセールがひっそり行われると事情通・広中氏からの電話。ところがその当日はボクは先約有りで不参加。広中氏は朝一で並んでセールに参加して我が家に合うものを探してくれていたら、偶然に素晴らしいソファーを発見。その場で写真を携帯に送ってくれたらナント、恵比寿のショールームで見た、このソファーが!!(まったくそのもの)。結果45万円で購入できました。大満足なソファーです。すわり心地、スタイル抜群な名作です。
※これ長さがなんと3メートルもある。5人が楽々に包み込まれて座れます。その幸せ感ったらたまりませんよ!!

B&B ITALIA のソファー

イタリアのクラシックカーレース・ミッレミリア参加者に配布されたバッグ、キーホルダー、スプマンテ、他ノベルティー

1993年に憧れのクラッシックカーレース”ミッレミリア”に出場した。(ミッレミリアとは1600キロという意味)1950年代まで続いたイタリアが国をあげて開催した公道レースだったが観客を巻き込む大事故で、やむなく中止。そして1980年代に復活。古い車好きならば見る事が夢という人も多い。その憧れのミレミリアに縁あってスポンサーが付き参加、出走という夢を現実にしたのだ。波田は憧れの名車フェラーリ250GTC(50年代の名車、値段は9桁)にて出走!! 生涯忘れえない思い出になったのは当然だ。他の約350台の世界の名車達は全て名車といわれるクルマで、殆んどが公道でお目にかかることは無い博物館クラスのクルマ。そんな名車が道路交通法を無視(?)して公道レースをするのだ。そして波田が三日間イタリアを走りぬけたゼッケン301番の赤いフェラーリ250GTCの爆音は人生観を変える音で、素晴らしい走りっぷりであった。イタリア国内を1600キロ、一般公道を疾走する三日間なのだが途中の沿道では学校が休校になるくらいのお祭り騒ぎ。イタリアの少年達はサッカー選手になるのと同じ位、将来ミレミリアに出るのが夢だという。そして各都市のポイントでは市長や市民の熱烈な歓迎を受ける。そこで市長などから記念品をいただくのだ。だからチェックポイントの都市抜けるたびにクルマの後部にはお土産、記念品でいっぱいになっていくのだ。またフェラーリでこのレースに参加することは別格な事で、フェラーリ者社長(セルジオ・カッサーノ氏)の歓迎を受けて記念品贈呈がある。記念品は全てが超レアー物だった。出走前のパーティー(皆、ワインをガバガバ飲んで!)最終日のディナーパーティーも宇宙一のお洒落さであった。

mono_02101 イタリアのクラシックカーレース・ミッレミリア参加者に配布されたバッグ、キーホルダー、スプマンテ、他ノベルティー

メリタリア社(イタリア)のコードバンのソファー

コードバン(馬のお尻の皮・・・上質で皮のテリ、シワ感など最高)のシングルソファーである。出会ったのは1987年頃、代官山の “コウカイドウ”という藤沢氏(本田技研の本田宗一郎氏の右腕経営者、藤沢氏の子息。)が経営する超コダワリの家具屋で中島薫氏の当時の田園調布の新居の 家具選定をおおせつかり捜している最中に出会った。2却がセットで置いてあり値段表示が48万円・・・悩んだ。本当に悩んだ。ソファーに48万円・・・し かし、数日間考え続けて買う事を決断。将来、こんなソファーが似合う家に住む事を夢と目標にする為に相当な無理をして購入を決めた。・・・・・・しかし、 意を決して買いに行ったら・・・・・1却が48万円で、従って2却で96万円だった。ガガ~~~~ン。もう欲しいモードは収まらない。(無謀にも、そんな 高級店で値切った。藤沢氏は誠意と情熱を感じてくれてマケテくれた。)そしてその頃、住んでいた家に搬入されると信じられない位、部屋が狭くなった。ソ ファーだらけの部屋になってしまった。そして引っ越すまでの数ヶ月間のソファーだらけのリビングの生活は大変だった。しかし買って本当に良かった。今でも 毎日、眺めて座ってウタタネしている。読書もするしワインも飲む。そんな、人生のパートナーだ。 価格 1却 48万円(まだ消費税も存在しない時代だった。)  購入先 代官山 コウカイドウ 旧山手通り

フィレンツェの中央市場。”気前の良さ”が勝利の秘訣!

イタリアの中の数ある街でも特に”食”にウルサい、文化レベルの高い人々が暮らすのがフィレンッエ。(フローレンス)その中心に市民の為の素晴らしい食材の市場がある。体育館サイズの巨大な市場には八百屋、肉屋、果物屋が所狭しと商品を陳列している。観光客も来るので、持ち帰りしやすいモノも多数ある。(恐るべしクロネコヤマトの横断幕を見た時には驚いた!)

フィレンツェの中央市場。"気前の良さ"が勝利の秘訣!

そんな観光客相手の店なのに、お客の胃袋をグッグッとつかんで離さない店がある。その名はエノテカ・サルメリア・ロンバルディ! 中央に開放的に開かれたディスプレイには莫大な量の食材が並び、そして気前の良い、信じられない量とサイズの試食コーナーが存在する。ガラスショーケースの上には食べやすく切られたチーズが10種類、サラミも10種類程度、そしてドライトマトに極めつけはプロシュートだ。(生ハム)

フィレンツェの中央市場。"気前の良さ"が勝利の秘訣!

その気前の良さが回りの同じ様なモノを売る店との絶対的な違いであろう。そこでサラミだぁ、チーズだぁを試食していると、段々とワインが飲みたくなってくる。そりゃそうだ! そんな食材はワインを飲む為に存在するモノなのだから! 恐る恐る店員さんに聞いてみた。『ここで飲めるワインはある!?』すると、あったんですよ。(さすがにタダでは無かった。)それもグラスで一杯が2ユーロ(約260円)で!!! それを飲みながら試食しまくるわけ。すべてフリーですよ! 全てタダよ!!! そこで、いったいどれだけの試食をしたか!!

フィレンツェの中央市場。"気前の良さ"が勝利の秘訣!

オレは”拾う、もらう、タダ”が大好きなのだ。 実際に冷静に考えたらそんな沢山、食ってはいないだろうけど。でもその店の”心意気”にやられるんでしょうねぇ。やはり気前の良さは必ず帰ってはくるもので、すごい量のお買い物をしました。全く胃袋をつかまれた様な昼下がりでした。

  • Enoteca Salumeria Lombardi
  • フィレンッエ中央マーケット店(他にもフィレンッエに四軒あり)
  • Interro Mercato Centrale(中央市場一階)
  • info@enoteca-lombardi.com
  • www.enoteca-lambardi.com

フィレンツェの中央市場。"気前の良さ"が勝利の秘訣!

ロンバルディアは地方の名称で首都はミラノ。牛や豚の畜産業が盛んで牛人、バター、クリーム、チーズ、ハム、ソーセージ、サラミが多く生産される地域。 フィレンツェはトスカーナ州の州都。トスカーナの料理はトリッパの煮込み、ミネストローネ、鶏レバーのクロスティーニ、トスカーパン、アリスタ、リボリータ、ピンツィモーニオ・・・色々ある。

ローマでNo.1は世界でNo.1!? 最強のカルボナーラ。

Facebookというのは便利なモノだ。(時々、不便だけどね)秋にローマを訪れていた。その時にローマでの楽しい時間をFacebookに書き込んだら友人が素敵な情報を教えてくれた。彼女は某有名出版社の高級旅行系の雑誌の編集者で相当に鋭く世界中を廻っている女性なのだ。そんな人からの情報に興味わかない奴なんている!?(ちなみに他にも元・JALの国際線スチワーデスと友人のイタリア料理研究家などから書き込みいただいた。)そんな人からいただいた情報はどうでしょう?

ローマでNo.1は世界でNo.1!? 最強のカルボナーラ。

そんな素敵な情報が舞い込み、その日の同じスケジュールを過ごす予定の大人5人の行動は全て変わったのだ。 まずはレストラン・ジャーナリストが足しげく通う店・・・その触れ込みの一言『ローマで一番美味しいカルボナーラが食べたくありませんか!?』そんなモン、食いたいに決まってるだろ!!(笑) その店の名前はロスチオーリ。調べたら朝の8:30から営業が始まり、夜は20:00まで。レストランにして見たら相当に変わった時間帯だ。(ここは看板的には”ENOTECA(酒屋)”と言うくくり。様々な食材、そしてワインを持ち帰り用に販売してついでにレストランも併設をというスタンス。)

ローマでNo.1は世界でNo.1!? 最強のカルボナーラ。

さて、12時半に予約して行ったけど人はまばら。(イタリア人は夜も遅い代わりにランチのスタートも遅いのです。) かなり間口の細いお店に入ると、圧巻という感じのガラスのショーケースがドドーンと続く。中にはかなりの種類のチーズやハム、プロシュートなど様々なお惣菜が所狭しとディスプレイされている。見ているだけで夢が広がり心が豊かな気分になる。 早々にイタリアのスプマンテ(発泡性ワイン、いわゆるシャンパンのイタリア版)を注文してメニューを見る。正直、イタリア語はわからないので(だいたい英語は話せる。)店員さんにオススメを聞いたら、まさに”旬”なモノを教えてくれた。

ローマでNo.1は世界でNo.1!? 最強のカルボナーラ。

前菜にはアーティチョーク(野菜)のマリネ、王道はプロシュート、そして水牛のチーズ、モッツアレラとプラータなるチーズはなんとも形容しがたい食感なモツァレラみたいなモノ、季節的には白トリュフ、6グラム1ユーロと言われて高いのか安いのかわからず注文。オススメのパスタにかけてもらった。そしてもちろん、お約束は”カルボナーラ”日本で良く、生クリームなんか入れるインチキ店もあるけれど、あえて”これはホンモノ!”というモノを食うと実に濃厚で美味しい素晴らしい味と食感であった。パンチエッタ(ベーコン)の香ばしさと塩分具合は特に日本ではありえない濃厚さ。とにかく素敵な体験でした。 我々の食事が終わる頃には、店内にはビジネスマン、昼からデートの大人、不倫の40代の男女(オレの想像)かなりのグルメ好きとしか思えない人々でイッパイ!

ローマでNo.1は世界でNo.1!? 最強のカルボナーラ。

そして永遠にダラダラと飲んで食っている。日本のサラリーマンみたいな早食いしている人なんて一人もいない。食材や料理、店員さんの対応もスゴいけれど、何より店に来ているお客さんの雰囲気は実に”イタリアン”だったのが感動した。

  • ROSCIOLI (ロスチオーリ)
  • enoteca Roma,via dei Gubbonari21/22
  • 電話 06 687 5287
  • www.salumeriaroscioli.com
  • ENOTECAはワイン屋(酒屋)の総称である。

イタリア人もビックリ! “ツケナポリタン”

誰が考えたのだろう・・・御当地グルメが全盛だが、静岡県富士市は考えたのだった。(笑) ちなみにお隣の、富士宮市はそんな御当地グルメのホームラン王である”富士宮焼そば”発祥の地として名高い。そんな隣接地なので、そのおこぼれ頂戴と考えるのは、すごく自然な発想だ。経済効果はどの位のモノなのか、想像もつかないが、日本中何処に行っても、観光客を呼び込もうと必死で考え尽くしている時代なのだ。

イタリア人もビックリ! "ツケナポリタン"

富士市の”つけナポリタン”・・・ネーミングには相当な無理がある。その”つけ”って完全な思いっきり日本語の”つけ”でしょ。それとイタリアの南の都市、ピッツァ(ピザですよ!)のメッカであるナポリ、そのナポリの街の何処に行ってもお目にかかれない、ナポリタンなる食べ物を合わせたのが”つけナポリタン”・・・あまり紹介になってない。 とにかくパスタを”つけ麺”みたいにスープにベシャっとつけて食べるわけ。という事は、フォーク&スプーンではかなり無理があるので、やはりお箸の登場!

イタリア人もビックリ! "ツケナポリタン"

なぜにしてこの料理が生まれたかは知らないが、この”つけナポリタン”を扱う店が街中に何十軒もある。ある店は専門店、ある店はイタリア料理店、ある店は和食の管轄の蕎麦屋さん(マジです!もう理解不能な世界!)・・・その食べ較べをするとビックリ。もう何と比較して食べる物ではない、これを独立したひとつの新しい食べ物という受け取り方で食べるのが美味しい。何とも比較をしてはいけない、ルーツなんて考えない、ガチャガチャ言わない! それが秘訣です。

イタリア人もビックリ! "ツケナポリタン"

さて数軒の”つけナポリタン”を扱う店で食べました。それがビックリする味の差が無い。(笑)それはスパゲティーをケチャップで味付けをしているからなのかなぁ! それでもなんだか美味しいわけ。何とも似ていない新しい世界なのは間違い無い! これが逆輸入してナポリで流行るとも思えない、お隣の富士宮市に影響を与えるとも思えない。テレビのB級グルメ大会で金賞を取るとも思えない・・・でも単純に美味い。それだけ・・・行ってまで食べる価値は有るかと聞かれれば・・・あり! 元祖なるアドニスに入れば、その一見は奇妙なナポリタンを皆、平和に食べている光景にであう。

イタリア人もビックリ! "ツケナポリタン"

ここはナポリタンを”富士リタン”と少々ネーミング的には意味不明な名称にて呼称! トマトベースのスープに地元の名産サクラエビで炒めたスパゲティー(なのかなぁ?)を漬けていただくわけ! まさに新感覚。これ究極のB級ご当地グルメですよ。

  • 元祖つけナポリタンの店 アドニス 静岡県富士市吉原2-3-16
  • 電話 0545-52-0557 営業時間10:00~19:00 定休日 火曜日
  • つけナポリタンの公式ホームページ http://www.tuke-napo.net/

神よ!導きたまえっ~ 聖なる世界遺産で食うメシ!

カトリック信者ならば、一度は訪れたいというバチカンに次ぐ大切な巡礼地イタリアはアッシジ(ASSIZI)に出かけた。(ちなみにボクはカトリック信者ではない。笑)そして生涯に一度は訪れたいと思い思うヒトが山の様にいる中で、すでに三回目のアッシジなのだ。(これは自慢ではなく、ただの付き合いがいい人です。)

神よ!導きたまえっ~ 聖なる世界遺産で食うメシ!

荘厳な聖フランチェスコ教会を中心とする、アッシジ・・・高速道路から遠方に見える瞬間から、誰しもが感じるオーラを発する、それはそれは神聖な空気の丘の上の教会なのだ。・・・・アッシジに到着するまでの車中の話題は不謹慎にも“アッシジで美味い物は何か!?”であった。 アッシジがあるのはウンブレア州、ウンブレアと言えば少々前になるが、サッカーのナァカァータァ(中田ヒデ)が在籍していたのがウンブレア州のアッシジの隣町であるペルージァ・・・ナカータァは有名な好き嫌いが激しいヒト、野菜嫌いで有名ということは野菜が特産品なんていう場所を好むとも思えない。

神よ!導きたまえっ~ 聖なる世界遺産で食うメシ!

ということは・・・肉だ!(これゴリ押しです) とはいえイタリアの美味しい肉と言えば・・・プロシュート、ハムだよ!!これは納得!(笑)豚肉料理、様々な山の幸であるジビエ(野生の動物)料理、そうそうオリーブオイルも上等なモノが沢山穫れるのだ。 そんなシンプルなイタリアンが食べられる店に、教会に入る前に行く事になった。そんな店があるのだろうかと悩む必要はない!そんな店しかないのだから・・・これは結局は“オレ達、ただの観光客なので、所詮そんなつもりで参りました!”と言葉には出せないが態度で充分に神様に我々の気持ちは通じてしまった行動だが、空腹には勝てなかった。 数軒の店を覗いてみて、オヤジの体型をみて、ココと決めたのだ。その主人はかなりの立派なデブだった!

神よ!導きたまえっ~ 聖なる世界遺産で食うメシ!

“イタリア料理店の主人はデブでなくては話にならない!”とイタリアの諺(ことわざ)には無いが正しいと思う波田の“勘”だけだ。 愛すべきマンマの味で育ったマザコンイタリア男は太ってナンボなのだ。 まずはプロシュートの美味さったら!!ワインはドンドン~~!次のプロシュートも美味いっ! またワインはドンドン~~! チーズも美味いっ! ワインがドドーン!! パスタが見事な手打ち麺にしてアルデンテ具合なんて涙もん!そしてワインはまたまたドンドン~~! 気づけば六人の仲間は全員、いい気分!! いったい誰が運転して帰るのよ!?(笑)

神よ!導きたまえっ~ 聖なる世界遺産で食うメシ!