東ヨーロッパを旅して最後の訪問国であるポーランドのクラクフを訪れた。街の全てが世界遺産、というか世界遺産になる前から人々はずっとここで生活をしているのだ。近所には世界遺産・ヴェリチカ岩塩抗、そして負の世界遺産アウシュビッツがある。 まさに時間が止まっているようなポーランドの京都の様なクラクフで、ポーランド人の友達アンジェイから、この街で最もポーランドらしい店を紹介された。
その店は、CHLOPSKIE JADLO Restauracjeと言う。 チーロプスキー、チロプスキー、ロプスキー、チェロポスキ、ヒロポスキ・・・なんと読むんでしょう!? メチャメチャな発音で、100万回通行人に店の名前を訪ねたが、全く理解してもらえず・・・ボクのポーランド人の友達は日本語堪能で、なんとカタカタナで教えてくれた為に、その名前をひたすらにポーランド語っぽく発音してみるしか無く、チョロプスキーは正しく呼べないまま何とか偶然にその店には行き着く事が出来た。 そのポーランドチックな店は、期待に答えるだけの店構えで、多分海外の日本料理店で言うならば、障子にふすま、畳に掛け軸、芸者ガールに白々しい和食的な装飾だったけど、それはそれでオッケーみたいな店!所詮、オレ達は観光客という事で楽しんだ!
さて、その食事は・・・Kupusta(カプスタ)キャベツを発酵させたもの、Pierogi z Miesem (ピエロギズミエンセン)肉入り茹でギョウザ、Krokiety(クロケティー)ポーランド風コロッケ、具を一度春巻きの様な皮で撒いてからパン粉をつけて揚げているので不思議な食感。 Bigos (ビゴス)、カプスタ(発酵キャベツ)がいっぱい入って酸味が効いて、ソーセージやベーコンが沢山入って燻製の香りがする。ブイヨン仕立てで薄いケチャップ味のスープ。 Zur z biala kielbasa (ズールズビアラキエルパサ)白ボルシチ、ソーセージとカプスタ(発酵キャベツ)の酸味、生クリームを浮かべた薄いシチュー仕立てで乾燥オレガノの葉が香る。全ては寒い冬を暖かく乗り切るための料理にも思えるが、本当に心まで温めてくれるような素晴らしい料理だった。特にスモークしたニジマスは絶品!何匹でも食いたい一品。
たぶん、ここの料理はポーランド人が一ヶ月とか海外で過ごして帰って来て、まず最初に食べたくなるような伝統的家庭料理に相当するんだろうなぁ。事実、友達アンジェイ君は、この料理が祖国の味だと言っていた。 オレもいつか、ここのスープを飲んで『ホッ!』みたいに感じられる程に、ポーランドに通う気がする。ハマるよ!
夢の国と断言するにはもう一つ、理由がある。 アンジェイから紹介されたカフェ・スキャンダルロイヤルというお店・・・店員の女の子がビックリする程に全員、可愛かった! 一人や二人じゃない!全員!(笑)ただの朝から繁盛しているカフェなんだけどねぇ・・・
CHLOPSKIE JADLO Restauracje Traditional Polish cuisine.
Krakow. Ul.Sw. Agnieszki 1 12-421-85-20
Krakow.agnieszki1@chlopskiejadlo.com.pl
東ヨーロッパを旅する途中、香港(ホンコン)にトランジットで寄った。 通常、成田からヨーロッパのハブ空港までは11時間程度。この旅は所用で帰りにインド(デリー)に寄る都合があり、従って”行き”にこのコースを強いられたのだ。通常11時間なのに香港まで4時間、2時間待ってインドのデリーまで8時間、6時間待って8時間のフライトでオーストリアのウィーン、そしてブルガリアのソフィアまで2時間・・・全部足したら30時間以上・・・ウチから成田までの時間を加えたら・・・計算なんかしなけりゃ良かった。 完全に新幹線と各駅停車の違いだ。
香港空港に到着した瞬間に匂うモノがあった。それは”独特な醤油の香り”だ。 もっと具体的に言うならば、香港特有の香り・・・世田谷の三宿の香港麺”新記”と同じ香り(マニア的な表現で申し訳ない・・・)とにかく中華料理屋ともラーメン屋とも異なる古里の香りなんです。(オレの故郷は決して中国じゃないけど万人が故郷を感じる気がする!)そしてそのニオイを発している店を見れば、なんと香港的つゆソバの店があるのだ。
オレ達、男三人組は、相談も無く迷わず入店! リスクヘッジ(危機回避)を考慮して、店の看板メニューのお勧めの麺の”牛肉麺”と”硬焼そば”、そして鶏スープの”野菜麺”を注文! 出て来たものを片っ端から食いまくった。どれも実に香港チックなお味が激しくして幸せな気分に突入! (香港チックと表現するのは、多少なりとも化学調味料が適当に入っているという事! 香港などアジア圏の”食”は今では味の素系のグルタミン酸無しでは語れない程になっているから仕方が無いのだ。) 特に鶏スープなんて見事な程に濃厚で美味しくて、嬉しくなってしまった。
これがローカルな味なのだから楽しまなくては! いまからタイのバンコク経由でインドのデリーに飛ぶ! 空港ではどんな香りがするのであろうか!? ハワイに着くと甘い砂糖のニオイ、本土は焦げたトーストのニオイ、沖縄はパイナップルっぽいフルーツ系のニオイを一人で感じるんだけど、インドでカレーが食えるかなぁ!? 世界は意外に狭い気がしてくる1日だ。 結局、タイはトランジットのみなので諦めたが、インドではカレーを食べ、ドイツのフランクフルトではソーゼージを食べて、最初の乗降地のブルガリアではヨーグルトを食べた。これ、あくまでギャグですから!!
台湾牛肉麺
香港国際空港 UNIT 6V525 LEVEL6 NORTH WEST CONCOURSE, TERMINAL 1 HK INTERNATIONAL AIR PORT. HONG KONG Tel 2261-0883
陳福記
香港国際空港 FoodJunction 6W564 Level 6,West Hall Airside TERMINAL 1 HK INTERNATIONAL AIR PORT. HONG KONG Tel 2261-0347
場所はアドリア海だ。(イタリアのフクラハギの裏側!)20数年前ならば考えられないような旅をしている。ブルガリアからマケドニア、コソボ、アルマニア、モンテネグロと回って来てクロアチアのドブロブニクを目指した。(この後でボスニアヘルツゴビナ、セルビア、スロバキア、チェコ、ポーランドと回った。) クロアチアは旧ユーゴスラビアで、紛争の末に、元々仲が悪かった国々が独立して出来た国なのだ。実は20数年前にこの地を訪れた事があり、かなり感激したのが忘れられなかった。時代は変わって一時は紛争に巻き込まれてメチャクチャになった町並みも、戦争の爪痕もキレイに修復され驚く程に美しく変身を遂げていて世界遺産の旧市街は抜群の雰囲気なのだ。 このドブロブニクの街、全体像をつかむには山の上から全景を見るのに限るんです。むかしケーブルカーで対岸の頂上から見下ろした城壁によって囲まれた旧市街地・・・あまりの美しさにうっとりした事を覚えています。
観光地で食べる食事は最初から期待していないのが常・・・店側もこちらがわざわざ期待をしていないから余計に気合いが入らない! 観光地のマイナスの食のスパイラル! 東京方面では”江ノ島商法”と名称がついています。観光地・江ノ島に通う人間なんてそうはいない! だから店側も一度来たお客からしっかり頂いてリピートなんて期待無し!という商法。 という事で、観光地で美味しいモノに出会えるなんてそうあるもんじゃない。ましてや世界中から観光客が集まるドブロブニク! ブラブラと歩きながらディナーの店探しをしていた。
世の中には様々な観光ガイドブックがあるが、まず日本で発売されているモノはかなりアテにはならない。大手旅行代理店が見え隠れする”◯るぶ”なんて出ている店はほぼ系列の店。今回も”◯◯の歩き方”なる本も参考までにあるが、その文章をそのまま受け取るなんて悲しい限りだ。第一、その編集をした人間がその地を楽しんで理解した上で書いているとは到底思えない内容も目立った! やはり自分の目で確認するのが大切だし嗅覚を育てるのも訓練だ。(オレ、今回なぜか相当にネガティブが入ってるね!これから上昇しますから!) 今回のお店、一言で言えば素材そのまま! でもそれも料理のうちで実力なのだ。
ムール貝、エビ、タコ、白身の魚、いわし・・・それをただオーブンで蒸し焼きしている! そう、不味いはずがない! そして食べている人々がカフェスタイルで丸見えで、みんな嬉しそうな顔をして食べている!! トライする価値あり! あとレストランではなくタベールナという店のカテゴリーも好きで決定っ!!(庶民レベルです、気取りの無い!) 出てくる海産物、全てが満点獲得!(だって地中海の海産物は絶品ですから。アドリア海が不味いわけがない!) そして大切なのは御会計っ!(笑) ワインも散々飲んでお一人2000円弱っ!! 景色も雰囲気も抜群! パーフェクトなディナーになった。オレは幸せだぁ~~~。
ARSENAL TAVERNA www.mea-culpa.hr +385 20 231 065
住所 Pred Dvorom 1 DOBURONIK KUROACHIA
ここの店、カードを見ると旧市街の中だけで6軒の店を経営している。どれも美味しそうだった。制覇してみたい。
山形県はかなりおもしろい! それを、だいたい面白がっている人間は他府県の人間で、当の本人は全く何を面白がられているのかわかっていない位、どこでもそうだが現地の常識が非常識なのだ。 県民ショーなる番組が評判だが、だいたい“落ち”的には住んでいる人は当たり前、しかし外から見ればビックリ仰天みたいな感じでないと話が盛り上がらないのだ。そんな観点から山形は深いのです!
山形の“熱い支那そば(ラーメン)”と“冷やしラーメン”(冷やし中華ではないのですよ!見た目はラーメン、食べると冷たい・・・)の唯一の見た目の違いはキュウリがのるかのらないかなのだが、それが双方ともかなり美味いのだ。なにより山形県が日本で最もラーメンの消費量が多いという事実はビックリだったが・・・さて、ラーメンはラーメン屋の管轄であるのが世の中の常ではあるが、ここ山形では全く違う。
かなりのラーメンは蕎麦屋の管轄なのだ。それが一昔前の町のソバ屋みたいな蕎麦(というかソバ)うどん、カツ丼、ラーメン、何でもござれ・・・なんて店とは全く違う、上等な、東京的な見方で考えるならば、『なぜ、アナタ方がそんなモノに手を出さなくてはイケナイの!?』的な、蕎麦屋さんだけで充分にやっていけそうなのに・・・とにかく美味しい蕎麦屋が定番としてラーメンを出すのだ。
今回紹介の“みなと屋”もそうであるが、蕎麦屋として完璧・・・なのにラーメンも扱う。(これ以下は緊張して冷静に読んで下さいね。)それは支那ソバ的なラーメンと、 蕎麦のお汁(当然和風ね!)にラーメンの麺が入っているラーメン(わかりますかね!?)を市民の方々が普通に食べているのだ。これが、意外や意外、美味しいのですよ! その、ややっこしい二つを並べて食べてみると、それぞれの美味しさがまたまた違う美味しさなのです。
このどちらを選ぶかは個人の気分、味覚のセンスに違いないが、どちらを選ぶかは子供に『パパとママのどっちが好きなの!?』と聞く程に愚問なことではないかなぁ! 両方、美味い物は美味いのだよ。 迷わず、二つ頼みなさいっ!! ラブ山形っ!
手づくりの蕎麦と器 みなと屋
山形県山形市和合町2-1-30
023-622-8921
カトリック信者ならば、一度は訪れたいというバチカンに次ぐ大切な巡礼地イタリアはアッシジ(ASSIZI)に出かけた。(ちなみにボクはカトリック信者ではない。笑)そして生涯に一度は訪れたいと思い思うヒトが山の様にいる中で、すでに三回目のアッシジなのだ。(これは自慢ではなく、ただの付き合いがいい人です。)
荘厳な聖フランチェスコ教会を中心とする、アッシジ・・・高速道路から遠方に見える瞬間から、誰しもが感じるオーラを発する、それはそれは神聖な空気の丘の上の教会なのだ。・・・・アッシジに到着するまでの車中の話題は不謹慎にも“アッシジで美味い物は何か!?”であった。 アッシジがあるのはウンブレア州、ウンブレアと言えば少々前になるが、サッカーのナァカァータァ(中田ヒデ)が在籍していたのがウンブレア州のアッシジの隣町であるペルージァ・・・ナカータァは有名な好き嫌いが激しいヒト、野菜嫌いで有名ということは野菜が特産品なんていう場所を好むとも思えない。
ということは・・・肉だ!(これゴリ押しです) とはいえイタリアの美味しい肉と言えば・・・プロシュート、ハムだよ!!これは納得!(笑)豚肉料理、様々な山の幸であるジビエ(野生の動物)料理、そうそうオリーブオイルも上等なモノが沢山穫れるのだ。 そんなシンプルなイタリアンが食べられる店に、教会に入る前に行く事になった。そんな店があるのだろうかと悩む必要はない!そんな店しかないのだから・・・これは結局は“オレ達、ただの観光客なので、所詮そんなつもりで参りました!”と言葉には出せないが態度で充分に神様に我々の気持ちは通じてしまった行動だが、空腹には勝てなかった。 数軒の店を覗いてみて、オヤジの体型をみて、ココと決めたのだ。その主人はかなりの立派なデブだった!
“イタリア料理店の主人はデブでなくては話にならない!”とイタリアの諺(ことわざ)には無いが正しいと思う波田の“勘”だけだ。 愛すべきマンマの味で育ったマザコンイタリア男は太ってナンボなのだ。 まずはプロシュートの美味さったら!!ワインはドンドン~~!次のプロシュートも美味いっ! またワインはドンドン~~! チーズも美味いっ! ワインがドドーン!! パスタが見事な手打ち麺にしてアルデンテ具合なんて涙もん!そしてワインはまたまたドンドン~~! 気づけば六人の仲間は全員、いい気分!! いったい誰が運転して帰るのよ!?(笑)
地球上で最も天国に近いところはどこであろう・・・・まず、気候が温暖である。美しい景色に囲まれている。ヒトが素晴らしい。ヒトが明るい。美味いメシがある。・・・それらを全てクリアー出来る場所は、国で言えばイタリア、そして地中海沿岸、どちらかといえば南側、どんどん南側! それは世界遺産でもある街、アマルフィ海岸に他ならないかもしれない。
アマルフィーを訪れた。それもハイシーズンである7月に! ハイシーズンはハイシーズンの意味がある。人々は浮き足立ち、人々は楽しもうとしている。イタリア人のそんなバカンスにかける情熱を垣間みれるのが、こんな時期のこんなリゾート地だ。(難点はやたらに物価が高い!でもそれを差し引きしてもハイシーズンはやはりベストだ。) アマルフィーの街をクルマから降りて散策でもしようかと歩き始めた。 街の真ん中はドウオモとかピアッツァとかがあり、それを中心に街が広がっている。そんな中心地エリアを通過しようとした時に、いきなり嗅覚が働いた・・・激しい海産物を焼いたニオイ、それも日本の海水浴場みたいなイカやサザエとは違うニオイ・・・教会とかの観光旅行は急きょ中止して、その香る方向を目指した。
そこには数軒の店があったが、明らかにその一軒一軒は別のモノと判断・・・香りの出元は、Da Baraccaなる店。間違い無い!店の脇の換気扇の下で確認したんだから! 見れば“トラットリア“とある。好きなんですよ~~トラットリアというカテゴリーが。(イタリアンには値段と料理のレベルで料理店でもリストランテ、トラットリア、タベールナ、オステリア、ピッツッエリア・・・)と分かれているので値段的、雰囲気的にも捜しやすいのだ。 時間的には夕方の三時半。おやつ代わりに海産物というコースだったので白ワインを頼み、ブルスケッタ、タコのマリネ、エビ(PROWN)を注文っ!
マズは小手試しと思いきや雰囲気も相まって満塁ホームラン!! まさに濃厚な地中海のお味でしたよ。少し暖かいマリネの美味さなんて、ボクのタコ史(波田が生まれてから食べて来たタコの歴史)を全て塗り替えるモノ。そしてエビの焼き具合なんて”レア“なんだけどミソの濃厚さといったらハンパなし。まさに全員でチュウーチュー大会です。最初に出たブルスケッタ(小さなバケットにトマト、モッツアレラ、バジル、そしてイワシのマリネ!)なんて、トマトの濃厚さとイワシの塩加減、バジルの香ばしさ・・・どんなに真似したって出来ない、素材のそのものの味がした~~。
コレだけを食べに、またアマルフィに行っても幸せだ。
Trattoria Casalinga Da BARACCA Piazza dei Doji AMALFI ITALY
089 871285
※ ショップカードを見ると魚介のスープとパスタが自慢とある。それは次回の課題です。
フランスはニース(コートダジュール)とイタリアはリビエラ海岸という地中海の超ハイグレードな地域に挟まれるのは、正真正銘な世界一のリッチ・ピープルが住む国”モナコ”・・・数々のお金持ちへの優遇された税制や、グレースケリーを生み出したハデな王室生活、そして市街地走行のF1のモナコグランプリや、世界中の大富豪が集まる港・・・とにかくハデさ、キラビやかさで言ったら、ここの街以上はないという程に豪勢だ。
港をみれば一艘、数十億円のヘリコプター装備のメガクルーザーや、世界中から集まる豪華客船、アラブの王族の船などがゴロゴロ、そして道にはメルセデスベンツなんてスズキ・アルト状態でハイグレードなロールスロイスにベントレー、見た事も無い様なフェラーリに、昨日はマクラーレン・メルセデスなんて言う、1台5000万円を軽く超えるスーパーカーなんて4台も見たし・・・もうとにかく目の保養をするならばモナコしかない!(保養を超えてアキラメに入るかもしれない!)
そんなモナコにも庶民の生活は当然にあるのだ。朝イチで市内をウォーキングしていたら、市場を発見して導かれる様に入っていくと、新鮮な野菜類や肉類にお惣菜(メンチとか煮物とかを想像してはイケナイ・・・お洒落なマリネとか生ハム、チーズ類)を売っている店などが多数! その中で際立って楽しそうな店を発見! そのメインの商品はピッツァにトマトソースの代わりに、かなり濃厚に炒めたタマネギがドバッとのせて焼いたもの(この正式名称がわからない!Pissaladiereとある)が5~6種類。
これをツマんだら、朝から隣のスタンドでビールの一杯も飲みたくなる!(そのビールが美味い!)それもかなり発汗した後だから尚更だ。そして他のお客はボク達に”SOCCA/ソッカ”というモノを注文せよとしきりに勧める。そのモナコにもいる庶民なオジさんはオーブンを指差す。待つ事5分で巨大なパエリア皿に薄く盛られて焼かれたSOCCAが出てくると、店主はまるで”もんじゃ焼き”を剥がす様に、ヘラでガリガリと剥がしとりテイクアウト用の紙に1人分づつをのせてくれる。
たぶん、このコゲは想定内で、そのオコゲの残し加減が職人芸なのだろうなぁ。その金額は2、2ユーロ(約240円)これはヒヨコ豆をすり潰し小麦粉とオリーブオイル、塩を混ぜて焼いたフランスのガレットに似た様なモノで、その味も勿論だが食感がフワッとしてお焦げの香りもして、たまらないスナックだった。
朝から飲んだビール・・・実は真面目なボクには全く生まれて初めての経験っ! そんな禁断の”朝からビール”をさせてしまう程に美味い雰囲気、モナコのマーケットで立ち飲み&ソッカはいかが!! 金持ち気分とは無縁だけど幸せな時間だよ。
Chez Roger Socca pizzas Pissaladier
電話 93、50、80、20
モナコ王国の旧市街地の市場 ヨーロッパは地中海沿岸
グルクマ、カタカシ、アカマジャ、フカヤーマジ、クチヌユ、ハニアーファ、ムルー、ジューマー、ガチュン、タコ、クレー、シルユー、ヒーチ、タンメイタニクゥーヤー・・・この名前がなんであるかわかるアナタは”沖縄の水産関係者”でしかないと思う。
いや水産関係者ですら理解が出来ない世界だ。そしてこの魚の名前には2通りの呼び方がある沖縄の呼び名、標準和名(図鑑の名前)だ。もう覚えようとする気力も失せる名称! 水族館マニアは観賞魚が管轄であろうし、だいたい魚屋さんでも小売り系はこの名前を知らない。
事実、この店を紹介してくれた友人は沖縄でダイビングショップを経営する魚のプロなのだが、この名前を殆ど知らなかった。 世の中には雑魚と呼ばれる魚がいる。流通にのらない魚なのだが、通常、そのような魚が釣れても猟師は商品価値が無いとして海に戻してしまうのだ。その中には本当はモノスゴく美味しいのに、数が揃わない、安定供給に不安があるとかの理由で一般の魚屋などに出る事は無いモノもある。
ここの店主は、前世は間違い無く”魚”であったと店主を見た瞬間に思った。これはオレが前世が見れるとか、そういう話ではなくて、ただ単に、犬好きな人が犬に似る様に、彼は魚に似ているのだ。(魚種の公表は控えます。これからもこの店をヒイキにしていきたいと思うので・・・) そして彼はそのような雑魚を見分ける力があるのだ。 ハッキリ言って沖縄で新鮮な魚を食うのは不可能に近い。ナゼならば、その習慣がないからだ。
そして海の温度は魚の身を引き締める温度とはほど遠いのだ。そんな地域でファンを増やすのはアフリカで靴を売るのに等しい。ネガティブな人ならば『誰も食わないから無理!』と考え、ポジティブな人ならば『皆食べないから食わせてやろう!』と考える・・・(言い過ぎだと思う。ゴメンね!) とにかく沖縄で美味い魚が食いたければココしかない! 築地を経由していない、真のウチナンチューな魚で幸せになろう!
いゆじ sakanaya 沖縄県那覇市泊1-26-12シティーライフM1階
電話 098-866-4107
こんな定食屋を見た事が無い。 聞けば100年の歴史で現在は4代目、先代の時代にめざとく魚の小売業を廃止して、いきなり定食屋に商売替えをして今に至るのだ。
この店、とにかくシステムがいい!! 魚屋みたいな店屋(魚屋なんだけど・・・)に入ると右側の壁には、本日の提供できる定食の名前がズラリと掛かっている。その札を一枚なり2枚取り、店主の誘導に従い座り、そして先程の札を提出! その瞬間、店員さんは札の裏側をチェックすると、裏には1から0までの数字が書いてある。そして壁には”本日の当たり番号”が掲示されていて、当たれば小鉢がプレゼントというエンターテイメント性、ギャンブル性を備えたシステムだ。
余談であるが、波田は先日、”お刺身定食”と”銀ダラ”を注文!その両方の札の裏には”8”という番号が!見事に本日の当たり! めでたく小鉢を二品もゲット! 店主のオジさんは、滅多に無い事で大喜び!(というかオカズを二品も注文するお客もいないけど、その二つがヒットというのはかなりの確率だと!)店員さんも大はしゃぎ! もらった自分も感激! 食い切れない量なのでお隣のカップルに小鉢を二つプレゼントしたら彼らも大喜びで、とにかく店内はハッピーな定食屋状態になったのだ。(このアイデア、かなり斬新でいいですよ!)
さて、食事は文句無しに美味い! この美味さならば、高級料亭にしたって満足ですよ! 銀ダラなんてボクの銀ダラ史を塗り替える美味さ。お刺身も寿司屋級に豪華絢爛。やはり定食が1000円以上なので、プアなファーストフードが大好きなオコチャマには高いけど、そんなガキには来てもらいたくない、価値ある1000円がここにあるのです。本当にこの店、近所にあったら幸せだ。 この店に飽きる事はないだろう・・・ニッポンジンの誇りだ!
※この店の張り紙・・・おかわりは自由、ただし残したら500円徴収という姿勢が大好きですよ!これぞヒトとして正しいではないか!!
食事処 魚力 東京都渋谷区神山町40-4
電話 03-3467-6709 ファックス 03-3467-6759
(魚屋みたいと書いたが事実、魚はキッチリと販売しています。なんとかデパ地下街とかではお目にかかれない上質な魚たちに出会えます。)
http://www.uoriki6709.com/
なんだかツイッターとかやっているらしい。4代目はかなり面白いキャラ!!
“一億”それは”いちおく”と読む。数字である。100、000、000とも書く。なぜ店主はそんな名前をつけたのであろうか・・・それは”一億円を貯める!”という壮大な目標があったのだ。 この店で”億万長者になる!”という決意の表れが店名の由来になったのだ。おもしろいじゃないかぁ!!
人様に美味しくて、素敵な空間を提供して、自分はその対価として億万長者になる!・・・なんて美しい話だ。良く『美味しいモノを提供してお客様を元気にしたい!』『お客様の笑顔が見たい!』なんてお客本意の姿勢をウソぶく店主は数あれど、自分の目標を、それも数値であらわすなんてシビれるではないか!(笑)結果からすると何十年かでその店主はちゃんとその目標を達成して、今では環境素晴らしき、湘南の自宅から時々通い、店は娘さん達が切り盛りというスタイルになっている。まさに”家族経営・ドリームカムトゥルー”なのだ。 この店だが、オレの知りうる限りでは30年、聞くところによれば40年以上の歴史がある。
その昔、オレが若かりし20代の前半に思いっきりツッぱってデートに使った事がある。 数十年してこの店の大昔の常連さん(ドラマーの林立夫氏)とイーグルスのコンサート(イーグルスを知らない人は黙って引っ込んで下さいて・・・)の帰りに”昭和ナイト”と名うって訪れたのだ。正直、何処でメシにしましょうか!? となった時に林さんが『一億でも行くかぁ!』と言った時に『ええええええっ!まだ一億あるんすかぁ!』と答えた位に30年近くも思い出した事すらない店名でビックリだった。 そして30年ぶりに行ってみて仰天! 一切の改装工事も大規模修繕もされていない。そして昔からあるトイレの偉大なるミュージシャンのサンタナと日本人若者男性の写真が”TATSUO-HAYASI”&”SANTANA” と本人から聞いてビックリ仰天のダブルパンチ!
いやぁぁぁここは時代が止まっていていい店ですよ。 来ているお客さんは、やはりどこか昭和の香りを引きずる方々! 店の看板メニューは”豆腐ステーキ”だ。(いまでこそ陳腐なメニューだが当時としてみれば、豆腐を焼くの!マグロを焼くの!と事件であった。) この料理が時代を変えたのだよ! メニューは昔から引き継ぐモノと、新しく創作されたモノに分かれるが、色々つまんで、それぞれが美味しかった。 是非、どこかレトロ感いっぱいの店で”目標は億万長者!”なる壮大な夢を見ながら語り合いましょ!
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PV-BV Corporation. Presented by Keijiro Hada